京医ボート部ブログ

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メリハリについて

2018-10-11 17:31:59 | 日記

どうも、1回生の片岡です。先日とあるボート部員から『ソードアートオンライン』というアニメを紹介されました。彼の嗜好を疑うわけではありませんが、観る前はどうせ絵がきれいなだけの内容スカスカのアニメなんだろうなあと思っていました。しかし、意外にもこれが面白かったんですね。あまりの面白さに、約2日で第1期全25話を見終え、今朝僕が所属している寮で現在住んでいる棟のwifiが遅いと苦情が来ました。寮wifiの超負荷に僕が噛んでたのは言うまでもありません。僕片岡はかなり猛省しています。この場を借りて謝罪させていただきます。寮の皆さんごめんなさい。とにかくそのくらい面白いアニメでした。

 しかし、僕は第二期も見るかどうか正直なところ迷っています。先に述べた同回のボート部員によれば第2期も面白いとのことですが、世の中のテレビアニメ、ドラマは往々にしてシーズン2以降が駄作になるとことがあります。顕著な例を挙げるとすれば、アメリカのテレビドラマでしょう。ひと昔前の作品になりますが、“Heroes”という俗にいう超能力者同士の戦いや苦悩を描いた人気ドラマがありました。敵味方問わず、ユニークなキャラクター、かっこいい戦闘シーン等、視聴者を魅了する要素がたくさん詰まっていました。少なくとも、一期までは。二期以降はその新鮮さも薄れ、一期で完結した話を強引に引き延ばした感じで視聴率も徐々に低下していきました。いわゆるマンネリというやつですね。最終的にはこのドラマはシーズン4で打ち切りという形で終わりました。

 さて、ここまで長々と書いてきましたが、このドラマ何が足りなったんでしょうか?そう、『メリハリ』ですね。同様なストーリープロットや戦闘描写を繰り返すだけでは、観てる側としてもどうしても飽きてしまいます。逆に、視聴者をワクワクさせるようなシーンとそうでないシーンとの強弱がうまく視聴者に伝われば、また違った結果を生んだかもしれません。

 以上のようなことを最近ボーっと考えていたら、やっぱりメリハリって大事だなあって思ったんですね。COXとして艇上でメリハリに関するコールを多用しますが、そもそもメリハリって多くの要素が複合的に絡んでいるんだなあと感じます。上記のドラマの話でも、一概にメリハリを出すといっても、特定のシーンだけをいじるだけでは不十分で、ストーリー全体という大枠で強弱を付ける必要があります。ボートで言えば、セットがしっかり作れているか、その上でフォワードのシートスピードがしっかり等速になっているか、動き出しのタイミングはずれていないか、そしてドライブはまっすぐブレードを押し出していれか等々多くのことが噛み合って初めてメリハリは出せるんじゃないかと思うわけです。そう考えるとメリハリ系のコールは漕手に多くのこと一度に意識させるコスパの良いコールである反面、抽象的にならざるを得ないという欠点も合わせ持つ諸刃の剣なんじゃないかなと思えてきました。あいまいな部分はクルーでしっかり話し合い、何を意識すべきかの医師統合が必要になってきそうです。

 秋シーズンの大会がもう迫ってきていますが、メリハリに限らず、漕手が最高のパフォーマンスを出せるようにコールには細心の注意を払っていきたいですね。とりあえず、目前の京都レガッタで最善を尽くし、頑張ります。応援よろしくお願いします。