黒部信一のブログ

病気の話、ワクチンの話、病気の予防の話など。ワクチンに批判的な立場です。現代医療にも批判的で、他の医師と違った見解です。

子宮頚がんワクチンを接種することは不要です。

2010-07-15 17:43:19 | 健康・病気

 子宮頚がんワクチンは、確かに子宮頚がんの原因の一つであるヒトパピローマウイルスの内の2種には効果があるようですが、日本人の子宮頚がんの原因のウイルスの半分前後をカバーするに過ぎませんから、子宮頚がんの検診を省くことはできないからです。

 もともと、ヒトパピローマウイルスには多くの人がかかっていますが、その多くの人は自然に治癒しています。もっとも何回もかかることもあります。

 そこには、人はなぜがん(病気)になるかという考え方(理論または学説)にも、拘わってきます。私は、「がん性格」の著者の考えに共感しています。私の考え方は、病原環境論または適応説ですから、複数の原因が関与して病気を起こし、その一つに性格ないし、その人の考え方にあると考えるのです。じっと我慢する人がなりやすいのです。くよくよしない人は、病気になりにくく、長生きタイプです。がんが増えているのは、嫌なことが多くなり、それを我慢しているからです。

 いずれにせよ、自然治癒率の高いウイルスにワクチンをし、それでも子宮頚がんになることを防げないので検診が欠かせないなら、する必要はないと考えます。


日本脳炎ワクチンはやめよう

2010-07-15 17:19:48 | 健康・病気

 日本脳炎ワクチンは、効果の証明も、重大な副作用のないことの証明もないワクチンです。現在は、日本脳炎にかかる子どもは10年間に数人で、重大な副作用の出る確率より低いのです。

 確かに、日本脳炎ウイルスは、毎年の豚の調査で広範囲に夏に存在していることが証明されていますが、日本脳炎にかかる人は毎年10人未満で、それも高齢者がほとんどで、子どもにでることはまれです。2003年から2009年までに20歳未満の人がかかったのは、3人で予防接種を中断した2005年以降は一人です。

 豚には、日本脳炎は発病しませんが、牝豚がかかると流産するので、ワクチンを接種していますが、それは人間に使う不活化ワクチンではなく、生ワクチンです。不活化ワクチンは豚には効果がないから、生ワクチンを使っているのです。中国でも生ワクチンを人間に使用していますが、日本の厚労省は安全性の確認ができないと使用していません。しかし、不活化ワクチンでADEM(急性散在性脳脊髄炎)が発病する危険があり、2005年に中断し、新しい製法で作り直しましたが、その副作用の危険がないという保証はありません。厚労省もホームページに「今後、使用実績が積み重ねられていく中で、なっていくところであり」と書かれ、今接種をしたら使用実験の材料になるのです。

 日本脳炎ウイルスは、日本人と150年の間付き合い、適応関係ができ、もう重症の病気ではなくなっています。余程抵抗力の低下した時にしか発病しなくなった病気です。一種の日和見感染症と言っていいでしょう。

 だから、副作用の危険性が否定されていないワクチンを、健康な子どもに注射するのはやめましょう。