しぼりたてのまま『生』で出荷されるもの、『火入れ』『熟成』を経て出荷されるもの、といろいろありますが当蔵でも最近『瓶貯蔵』が増えてきました。
今では特定名称酒のほとんどが『瓶貯蔵』になりました。
仕込が小さく丁寧になった分、タンクでは対応しにくく、酒質にもいいからです。 でも扱う人はポンプは使えず重く、面倒ですが、みんな理解してやってくれてます。
製成、瓶詰めの人もみんなそれぞれに『こだわり』を持ち、化粧(ラベル)をして、世に出て行きます。
キザな様ですが瓶の中には酒だけでなく、いろいろな想いが詰まっています。
どうぞ、お楽しみください。
僕にもかわいい娘がいますが娘を嫁に出す時というのはこんな気分なのでしょうか? うれしいはずなのにやっぱりちょっと寂しい。 いままで手塩にかけて育ててきた分「もう少しみていたい、そばにいたい」そんな気分です。 さあいよいよ醪という流動体を液体と固形物(酒粕)に分離するときです。 日本酒が生まれる瞬間です・・・・・とまあ、センチメンタル気分なときですが、最近僕のまわりでは『おい、粕いつ出る?』と酒粕を待ち望む声ばかり、『お~ええ粕やな~』と酒粕を褒める声が多い。 まあ褒められることは嫌ではないが、できれば『酒、いつ搾る?』『お~ええ酒やな~』と、言ってほしい。
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