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蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

LA・FORET

2015年03月17日 | 安曇野を離れて
長野に所要で出かけた。
しなの鉄道屋代駅近くで「美味しいですよ」とすすめられたイタリアン「ラ・フォーレ」

うんうん大好きになりました。
写真をもっと撮りたかったので、次回の宿題に。

まず館内の設えが素晴らしい。
先代から50年(だったと思います)改装してから20年とのこと。
木材をふんだんに使い、調度品がクラシカル感たっぷり。
ちょっと残念なのは、インテリアの中に小さな造花が混じっていたんだ。

メニューも豊かでした。
ピザが主流、もっちりのナポリ風とパリパリミラノ風が用意されています。

前日ピザを食べたので、当日はトマトとチーズ味「パスタのオーブン焼」を。
新しい経験でした。アンチョビがちょこんと。
トマトもチーズもしっかりしていました。


外へ出て気がついたのだが、薪が積んでありました。
薪窯ピザなんだ~



入れ違いに3人家族。
少女が笑顔でオブジェをなでながら「美味しいのよ」


ぶっきらぼうな一見体育会系容姿の中年男性のお店でした。

電話:026-272-2067
営業:11:30~21:00ラストオーダー
 ※よくある中休みはなしで、通しで営業です。
定休:水曜日
 
○ドリンクもしっかり、カフェのみでも勿論んOK

新・東京見物

2015年01月19日 | 安曇野を離れて
新宿歌舞伎町へ

家族が♪ライブに参加するというので、午後の所用を済ませて19時ころ町に入った。
うゎ~お、きらめくネオンサインに圧倒される。

ライブは「シシビ&ラフレオ」
狭い会場に大音量のデジタル音が響く。難聴にならんのかなぁ?
木の椅子を伝わり全身に響く。
観客の年配者は私だけかと思いきや、ご同輩がチラホラ。
ロックは不案内ですが、皆さんテクニシャンなのでしょう。

なかでもラフレオの男性ボーカルの声にしびれましたねぇ。
ゆったりバラードを聴きたいと思いました。

お宿は会場から2分ほどの「ホテル白川郷」に。
オーナーが白川郷のご出身らしい。

あぶないサロンや怪しげなホテルが並ぶので心配したが、
なんのフロントにJTBの看板があり、対応の良いおじさんフロント氏にほっ!

カメラも携帯も忘れたので、ホームページから拝借画像です。

朝食は、手作り和食で豊富な食材に満腹でした。
駅へ向かう前に近所の「稲荷鬼王神社」に参拝。
高層ビルに囲まれ日当たりの少ない寂しげな神社でした。

今年は未年。干支由来の掲示板から抜粋すると
『未は「一」と「木」から成りたつ。「一」は「木」の上部、つまり枝葉の茂りを表す。
適度な枝葉は森の生命を育み、明るい未来の「未」につながる』
そうな。

右側に大きな甕がある。掲示板には「天水琴」
『社殿に降った雨水を甕に溜め、地中に埋められた甕の中に水滴が落ちる音が聞こえる』という。
手前に向かって挿してある竹筒の切り口に耳を当てると、ピヨ~ンピヨ~ンときこえます。
このシステムは古くあるもので小堀遠州の発案だとか。
ここの天水琴は、平成16年に田村光氏の製作です。

由緒ありそうな神社だったので、帰宅後サイトをお借りして紹介します。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~satouy1/syasinn/2010/100410-3.htm

JR新宿駅への道中に見つけたお店。
”築地”と”24H”がキーワードの「すしまみれ」
「磯丸水産」新宿3丁目店 こちらも24H営業。
眠らない街ですね。
新宿中村屋が大きなビルに変身していました。
以上、今後の上京時のリサーチ・メモです。



東座と小海線

2014年12月17日 | 安曇野を離れて
思い出話だけど、いい話
小海線を利用して東京へ行った時穂高から塩尻へ。雨だった

東座で映画「リスボンに誘われて」が上映中だったので、途中下車。
終了時間が12時、少し早く失礼して、12時12分発の甲府行きに飛び乗る予定・・・
を、オーナーに中座のお詫びをいれる。
「最後までごゆっくり観てください」
彼女が車で駅まで送ってくれました。キャリーバッグ用にとビニール袋も用意されておりました。
無事に乗車。
感謝!

13時1分小淵沢駅着


かねてから目をつけていた小淵沢の駅弁。
事前予約で降車ホームの売店で熱々カツサンドを受け取り、小海線のホームへ。


夕食用には




小淵沢駅13時14分発で佐久平へ向かった。
世界初のハイブリッド車両です。


2時間の呑気な鈍行旅でござった

北中込駅下車、樫山工業の素朴なイルミネーションを鑑賞してホテルへ。






年々立派になる各地のイルミネーション

素朴すぎるー

銀座NAGANO

2014年12月11日 | 安曇野を離れて
さる11月27日にさかのぼる話
高校の同窓関東支部の会に参加するため、東へ

会場が銀座だったので、10月26日にオープンした長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」へ立ち寄った。


メトロ銀座駅A1出口すぐそばに交番があり、即道案内可。


フロア紹介
1階は物産。信州を代表する食材や伝統食、世界に誇るNAGANO WINEや日本酒、ジビエ、果物、野菜など。
長野県は縦長なので気候風土が多種多様なのだろうか、物産には事欠かない。

塩尻のワインは最近特に国内外で高い評価を得ています。

2階はイベントコーナーと観光インフォ
当日は諏訪市でした。諏訪と言えば原田泰治氏。キルト展でした。


諏訪美術館のスタッフがおられて、しばし歓談。その中で諏訪湖の標高が760メートルだと言われる。
確か10万人市で標高560メートルの安曇野市が、全国でも珍しいのだと聞いていたので??。
調べると確かに・・・。
人口は5万人だから、やはり安曇野市は珍しいのかも。

ずっと昔の若い頃、朝日新聞の(たしか)日曜版に原田泰治さんの絵が紹介されていました。
その頃は将来長野県に住むとも、まして車で1時間半で諏訪湖に行ける地域に老後を過ごすなんぞ考えもしなかった。

カフェコーナーも




器やプレートなど、控え目にNAGANOをあしらってました。

3階はお蕎麦屋さん

4階はアンテナショップとしては新鮮なイメージのコワーキングスペース。
移住、就農、起業、就職などの案内 交流の場

人事労務用語辞典から引用すると
「コワーキング」(CoWorking)とは、独立して働くフリーランスや起業家、あるいは企業に所属していても固定化されたオフィスに縛られない“ノマドワーキング”が可能なビジネスパーソンなどが1ヵ所に集まり、事務所設備や会議スペースなどを共有しながらそれぞれの仕事を行う新しいワークスタイルのことです。こうした働き方を支援する共有オフィス環境およびそれを提供するサービスを「コワーキング・スペース」といいます。

このフロアは11月4日の立ち上げなので、まだ閑散としていたが今後の活動に期待できそう。
官僚出身の知事なので、ひょっとして東京とのパイプをフレキシブルに運用されているのかなと想像した。

地域によっては問題はあるのかもしれないが、ミスなく物議を醸す発言もなく、いわば安心な知事さんで長野県は平穏に過ごせています。

ただ教育県信州と言われた時代は遥か昔となり、ちょっと頑張らねばね。

肥薩線の旅 2

2014年11月01日 | 安曇野を離れて
大隅横川駅も100年駅舎

丸ポストがよく似合う



戦争の爪後がこんなのどかな風景の中に


お詫び:床の色は画像不具合です。普通のセメント床です。

いさぶろう下車前に、駅弁繋がりだろうか?
女性乗務員からプレゼント。

飴でした。

駅舎内のテーブルで
駅弁のふたをあけたらアユがど~ん




う~ん どうしたものか?
大隅横川駅の次の列車は14時18分発。
近くの温泉施設に行く予定だったが、台風到来に日程変更したため休業日となってしまった。

タクシーを呼び「霧島温泉龍馬公園」へ。立ち寄り入浴と付近散策で時間をすごす。
龍馬とお龍が旅行に来たことで、日本初の新婚旅行イベント地として有名になった。


お湯は特になんとも感じなかったが時間は潰せました。
屋外の足湯は立派でした。


ふたたびタクシーで、次なる嘉例川駅へ。
駅舎は開業当初からの木造建築で、大隅横川駅駅舎と並び最古の駅です。
駅舎の撮影を失敗したのでサイト築後百年の木造駅舎をお借りしました。素晴らしい写真ですよ。

やまだ屋さんの「かれい川」弁当の特大ポスター!

大人気のお弁当で、土日祝日は駅で販売しますが平日は事前予約です。
地元の食材を使った九州駅弁グランプリ3回連続の駅弁ですぞ。
今夜ホテルで頂きます。

14時34分発「特急はやとの風3号」に乗車し、終点鹿児島中央駅に向かいます。

読んでいると乗ったり降りたり忙しそうですが、実際は至って呑気に時が流れていました。

肥薩線の旅 1

2014年10月26日 | 安曇野を離れて
久留米に住む学生時代の友人と、九州肥薩線乗り降り旅行。
殆ど私のわがままプランだった。

特急さくらで新八代へ→八代→人吉と時計回りで、発車オーライ!

八代から人吉まで球磨川に沿う川線と呼ばれるルート。
列車は特急くまがわ1号


車内で駅弁の調達をお願いしたところ、
次の乗車「いさぶろう」で受けとれるとのこと。なかなか用意周到、JR九州やるじゃん!

人吉駅(標高106.6m)を発車し山線となりぐんぐん高度を上げ、大畑駅→矢岳駅(標高536.9m)を目指す。
鉄道チケット予約の際に特急券は無、指定席は有。
平日のため当然景色の良い方の座席でした。

いさぶろうの車内




大畑駅は「おこばえき」と読む。1909年開業
大畑駅は日本で唯一、ループ線の中 にスイッチバックを併せ持つ駅

こういうことね。車内で頂いたチラシから

私たちは左から右へ向かっています。

古い駅舎の壁一面に名刺がペタペタ…。いつの頃からか?
♪なんだ坂こんな坂♪ 苦労して成功した方々のお礼参りだろうか。


スイッチバック線路が眼下に見え、山岳鉄道であることがわかる。


ワンマン運転なので、運転士は前進とバックの度に席を移動します。

やがて矢岳駅
肥薩線で最も高い標高約536.9m

最も高い駅やけど我が家の標高は620m。

日本一の車窓と言われる地点から霧島連峰を望む。

長野県篠ノ井線の姨捨駅からも、三大車窓のひとつを見るることができる。

真幸駅も100年駅舎。残りの人生もあやかりたい駅名です。


吉松駅でいさぶろうと別れ、100年駅舎の大隅横川駅までローカル線利用。
11時59分着

川線「特急くまがわ」車内で予約した駅弁は、球磨川名産の鮎がドーンと載った”鮎すし弁当と
”栗めし弁当”をシェアリング。
山線「いさぶろう」車内で受取り大隅横川駅舎内の古いテーブルで頂いた。





会える時は一生懸命会う

2014年10月19日 | 安曇野を離れて
加藤登紀子さんが、ある番組で「会える時は一生懸命会う」と話しておられたのを記憶している。

そうだよなー。この年齢になると遠くの友人とは疎遠になる。
エイヤッーと
思い切って出かけたが、肝心の友人宅滞在日は大風雨で、棚田見学もやまなみハイウエイもボツ。
しかし14日15日の肥薩線ふたり旅は、まずまずの天候に恵まれた。

車社会到来と九州新幹線開通により、肥薩線は生活鉄道から観光鉄道へと変貌した。


かねてから100年駅舎とループ線とスイッチバックが気になっていた。



スイッチバックと三大車窓は長野県の姨捨駅でもみられるが・・・・
行ってみたかった

もえぎ野にて

2014年10月08日 | 安曇野を離れて
お蕎麦屋さんです。
山裾に20年。朝日村/朝日プライムスキー場入口で、通年営業ですって。
アルプスグリーンロードから、道を間違えたかとウンザリするほど走りました。
どんなに遠くても、美味しい処へは人は集まるらしい。

鴨汁そば:温かい鴨汁で冷たいそばをご賞味いただきます


久しぶりの鴨が胃に重かったです。確実に加齢している・・・

どうぞお好きなだけ・・・とテーブルに積んであった本の中に『樋口可南子の いいものを、すこし。 その2』


そうこれからは、モノは増やさない。衝動買いもしない。ホントに欲しいものを吟味して少し。

樋口可南子さんは糸井重里氏の奥方、京都で田舎暮らしをしている人です。


小難しくない素直な言葉。


飛騨高山は素晴らしい!その2

2014年02月11日 | 安曇野を離れて
実は約束の集合日の前日29日に高山入りした。
せっかく行くのに1泊はもったいないな と、平湯温泉バス停で乗り換えて新穂高温泉ロープウエイへ
立ち寄りました。

ロープウエイには中国や韓国からの観光客が多く、私が外国へ観光に来ている光景だった。


彼方に槍が岳


ロープウエイ駅バス停から平湯温泉経由のJR高山駅まで乗合バスで移動。
安曇野で味あわなかった雪景色もたっぷり。

夕食は日本海の魚を食べるべしで「松喜すし」へ。
京都市内のように街は碁盤の目なので簡単だと思ったが、道順がわからなくなり電話をかけた。

「そこで待っていてください。迎えに行きます」
国分寺の近くなら探せるだろうと決めたお店だった。単純!

ありがとう~。
暇ですからと謙遜されたが、いえいえ混んできました。

あなごが美味しかったです。
いつものタレでなくしょうが+わさび少々、淡泊ながら美味しかったです。
最近はこの食べ方が人気のようです。

ホテルまで送るとのお申し出を丁重にお断りし、夜の街をぶらぶら散歩しながら、予約の駅前ビジネスホテルへ。

合流の29日の宿は、じゃらんnetのおかげでお得な部屋が用意できましたよ~。

高山桜庵
ビジネスホテル格ですが、なかなかの満足でした。

いつもは、夕食なしで予約し街中の面白そうなお店を見つけてふらりと入る旅スタイルですが、
今回は、ご年配で膝に不安をお持ちの方と一緒なので、1泊2食にしました。

じゃらん検索では”ドーミー”と出るので、北海道や松本にもあるごく普通のビジネスホテルだと思っていた。
ツインとシングルを予約。
大雑把にまずは天然温泉があれば喜ばれるだろう・・・くらいの無責任。

スタッフの対応も部屋も貸切風呂も食事もなかなか。この価格なら充分すぎました。
13階に大浴場+3つの貸切風呂。我々は12階の部屋。
確かに申し込み時60歳以上にチェックしているので、その配慮かどうか?嬉しかった

廊下も部屋も琉球畳(を模したものでしょう)が敷いてある。
※今では普通の畳表を半畳形で縁なしにした畳がほとんだというが真偽のほどは不明。

自身のソックスで部屋に入るが、
なるほど作務衣上下に特製ソックスが用意されていた。

ずれないように土踏まず位置にゴム編部が施されて感心した
以前、別の旅館で同スタイルのソックスの履き心地が悪かった経験がある。
ただこのスタイルに不満の方もあろうかと・・・推測できるが。

ベッドは高さ30センチほどで、寝ぞうの悪い人も安心です。
(全室が同じベッドとは限らないかも)
ソファもテーブルもあり、のんびりくつろげます。
窓が大きく、あの山の向こうは安曇野なんだなぁとすっかり旅気分。



シングルはダブルベッドで、お父さんにゆったり使っていただきました。
♪カップル♪のための超お得部屋・・・・で、こんなサービス有りなんだ。

さて夕食

もともと夕食はかなり控えめなので、いわゆる旅館のお膳夕食は苦手だ。
まずはテーブルに用意されたお膳


飛騨牛ステーキをモリモリと、という方にはたぶん別注があるかもしれません。
後半はバイキング形式で好きなものをつつき、残さずに済むので気が楽である。

21時以降のお夜食として、軽レストランで小ぶりラーメンがサービスされていた。
勿論体験。半透明スープのあっさり味でした。


貸切風呂は3タイプあり、いずれも申込み不要、入口そばの「空」札をひっくり返すだけ。
つまり空いていればいつでも30分間を目安にOKね!

大浴場にも行ってみた
ロッカーと貴重品ボックス、無駄がない


各部屋からタオルを持参するので濡れたものを持ち帰る時や、脱衣品入れにもどうぞとポリ小袋も。


なるほどねぇ。

些細なことに気遣いが感じられるのが嬉しかったホテルです。

バリアフリーで、引き戸仕様が多いので、春になれば老母を連れて再訪しようと思っている。

30日、ホテルからの朝焼け。安曇野から車でのんびり走って来ても3時間くらいなんだね


因みに朝食バイキングも充実でした。


余談1
「かたりべ」は市内の音羽屋さん、または平湯温泉バスセンターでも販売されています。
美智子皇后が求められたお品で、ANAビジネスクラスのお茶うけにも採用されているとか。



はったい粉ってご存じ?麦焦がしね
懐かしい香りと味が楽しめます。

余談2
飛騨牛の店はいたる所にあります。
古い町並み地区には、飛騨牛のにぎり鮨の売店が何店かありました。
私はちょっと・・・・遠慮します。

余談3
散策中目にとまった立派な洋館


精肉店の文字と天狗のお面。
よくぞ気がついてくださいましたと、おかみさんらしき上品なご婦人が丁寧に対応してくださった。
昭和はじめの建物で「有形文化財」であること。
高いところにある天狗の面は着脱自在で、清掃することがあるそうです。

精肉はかなり高級でしたので購入は不可でも、すぐそばに飛騨牛カレーハウスがあることがわかりました。
次回は・・・・是非。母は牛肉は好物なので、うふふ、ごちになりますー

余談4
飛騨の国はたしか円空の故郷。千光寺で円空仏を見学したことがある。
この町にもと、予想したら「飛騨高山まちの博物館」に展示室がありました。
閑散としており、曲がりくねった廊下や階段でやっと到着。無料だけど分かりにくいのはトホホ。

円空仏は大小15~6体ありました。


荒削りでユーモラスで素朴な木像。全国に相当数あるといわれています。

よく知られた高山。私があまり知らなかった高山。
再訪を愉しみにしたい。母よ「身体健全」で春を迎えてよ~

飛騨高山は素晴らしい!その1

2014年02月08日 | 安曇野を離れて
今期やっと我が家らしい雪景色になりました。



さて標題
何を今さら・・・と馬鹿にされたような声が聞こえる高山の旅

数年前、穂高から車で高山へ行ったことがある。が、市内の中心地や観光地を見向きもせず
柏木工の駐車場で修理の椅子を預け、名物のラーメンを甚五郎で食べて帰るのが精いっぱいだった。

故に今回縁があって市内を観光し、ビビッとくる工芸店を見つけ、美しい古民家のカフェで時を過ごし、
思い出深い旅を作る事が出来ました。

29日
JR大阪から岐阜経由でやってくる父娘と合流したのは12時半。

まずは訪問記念に高山ラーメンを
この暖簾の文字が力強くて、店主に会いたかった。


想像したより若い男性が、相当枚数の練習をした自作の暖簾ですと。

出来ればあっさりの中華そばが希望だったが、大阪娘さんにはやや濃かったようだ。


外食でラーメンを食べることがほとんどない私には、珍しく美味しかったです。

その後、古い町並を散策しながら、美味しい豆腐に目がない父娘は”こもどうふ”を求めに。

飛騨高山陣屋とうふ 本町店
もとお豆腐屋さんのお父さんが”こもとうふ”の味見をし、美味しい!とお墨付きでした。
 
現地では撮影できず、陣屋とうふさんのホームページから拝借

夕刻近くふらふらと街外れを散策中「眞工芸」の文字


伝統に基づくアイディアたっぷりの美しい工芸品が多く展示されて居ました。

木版手染めぬいぐるみ『もず』 高さ15センチ



メタボの前身とほっそり後身と、同じ小鳥とは思えない。

帰り際にもう一度訪ねたかったのだが果たせず、ただ今消化不良中・・・・


30日午前中
昭和館
個人経営としては大変な収集力です。おみごと!




なかでも『昭和天皇及び第二次世界大戦の記録や資料』の展示室は胸が痛みます。
戦艦大和の生存者だという方から贈られたという色紙


館長(オーナー)の説明にも熱が入ります。

随分長い時間を過ごしたので、ここから近い館長さんお気に入りのカフェ布久庵へ。
正確には茶房布久庵

中庭のあるしっとりした古民家に、背の低い落ち着いたテーブルと椅子。
廊下の隅に設えられた


私のオーダーは冬季限定”きびしるこ” 普段目にすることの少ないお品を・・・・


さぁ高山駅前の松本行き濃飛バス乗り場へ。
あっ!出発時間を間違えてるぅ~。
お勘定を清算しながらタクシーを呼んでもらう交渉中、スタッフの女性から「駅までお送りします」と
嬉しいお申し出。

玄関戸を開くなり、乗用車が待機していました。
ありがとうございました。
おかげさまで大阪の父娘さんともども無事に穂高へ到着いたしました。

思いがけず素晴らしいホテルに泊まり、皇后陛下お気に入りの和菓子を老母へのお土産にできました。


余談
父娘とは75~6歳と53歳(たぶん)です。