暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

経験

2018年02月23日 | 古民家

 里親の習慣が残っている地域があります・・・

十代の時期、少し離れたご近所さんのところで数年間生活を共にします・・・

親が2人出来る感覚のようです・・・?

自宅が自営か事業をしているところでは、修行の意味合いで、数年他社さんにお世話になって・・・

仕事の大変さや大切さ・・・人間関係を養います・・・。

里親の制度が何故今も続いているか解りませんが、親のありがたみなのか・・・

実の親には言えない様な事や、十代の想いを里親には素直に言えるのか・・・?

地域で子供を育てるよい風習だと思います。

最近の修学旅行で体験学習なるものがあって、地方の古民家のようなお宅に1泊して・・・

農業や畜産、昔ながらの手作り体験などをします・・・

多くの生徒さん達を受け入れてくれる、その地域の仕組み造りもすばらしいと思いますが・・・

実際受け入れる各ご家庭の方々にも頭が下がります。

大家族の時代は、体験学習のような暮らしが、ごく当たり前に生活の中にあって・・・

時代の流れで核家族化が進んで、世代が違うもの同士、地域での取り組みが希薄になってきて・・・・・

今、体験という形で取り戻そうとしている気がします・・・

昔ながらの暮らし方は、けっして楽な生活では無く・・・

苦しくて・大変な作業や・暮らしの部分も多いかもしれませんが・・・

大らかで、大きく受け止めてくれる寛容な心持があるのかな、と思います・・・

自分はそんな心で、生活出来ているのかな・・・・・

 

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しがらみ

2018年02月22日 | 古民家

 隔離された空間・・・・・エレベーターの中・・・無邪気な子供の口から出てきた言葉が

その場の雰囲気を凍らせる・・・・。(何があったのかはご想像にお任せいたします)

発想豊かな・・何も考えなしなのか・・・今で言えば「KY」なスペシャリストなのだろうか・・?

また、良くいろんな所まで見ていると思う・・・そんな所にもこだわりや、固定観念が無いからなのでしょうか?

放浪の天才画家「山下 清」さんは、放浪して施設に帰ってきてから、絵を描き始めて・・・

その絵は、まるでその一場面を写真で撮ったかのように、細部まで描写されていたそうです・・・

子供の感覚と同じように扱って良いかどうかはありますが・・・

障害を持つ方々の特殊な感覚が、芸術として話題になることがあります。

感覚で記憶する能力だったり・・・見ているものの色や形の捕らえ方が独特だったり・・・

芸術とは、人と同じ感覚ではないものを表現する特殊能力なのだと思います。(個人的な意見です)

特殊な能力が忌み嫌われる時代だった頃は、妖怪・悪魔や魔女など・・・異質なものとして、受け入れられませんでした・・・

多くのことが科学の力で解明されて、人が無知で無くなると・・・

それが、すばらしい才能として受け入れられました。

しがらみの無い自由な発想が、どんな人にも出せる訳ではありませんが・・・

何気ない意見の中から、新たな方向性が見つかる可能性はあると思います。

今から、古民家で暮らします・・・・そんな事を言えば・・・

頭がどうかしたのだろうか・・・?

少し前でしたらそんな風に言われたと思いますが・・・

今ではおしゃれな・・・余裕のある暮らしで良いですね・・・なんて思われるのでしょうか・・・?

日々成長する子供に、教わる毎日です・・・。

 

 

 

 

 

 

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あたりまえ

2018年02月21日 | 古民家

 水をペットボトルで買うようになったのはいつ頃からでしょうか・・・?

お茶を、缶やペットボトルで買って飲むようになったのも・・・いつ頃からでしょう?

井戸水から冷たい水を汲み上げて、スイカや野菜を冷やして食べていた頃の年代ではありませんが・・・

水道水でも十分おいしく飲んでいました・・・(田舎は今でも蛇口からの水で、十分おいしいです)

日本一安全でおいしい水道水・・・・・確かに日本は安全で、生活水にも苦労している海外の映像を見ると・・・

恵まれていると思いますが・・・いずれかの世代には「水戦争・水争奪戦」が起こるような事も言われています。

当たり前にあって、日常に使っていたものが、ある日を境に有料になる・・・

飲めなくなる・・・笑い事ではなくなるかも知れません・・・。

水の惑星といいながら、ほぼ海水・・・

海水から真水を作る機会もあるから大丈夫・・・!と言う思う方も多いかもしれませんが・・・

費用だったり・規模だったり・メンテナンスなど・・・課題もたくさんあります。

無くなって初めて解る・・・健康が大事なのは解っていても、タバコやお酒や・暴飲暴食・・・

欲望にはなかなか勝てませんし、辛くなって反省し・・・また元に戻る人が多いですね・・・

食や暮らし方を変える事で見えてくる事は多いと思います・・・・・

でも、生活レベルを・・便利で快適な暮らしを下げる(人それぞれで違いますが・・)事は大変です・・・

それでも、足し算の暮らしをずっと続けてきましたので・・・そろそろ引き算の生活を始めても良いかと思います・・・

まずは、古民家生活などいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

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表示

2018年02月20日 | 古民家

 スーパーに置いてある食品にはいろんな表示が書いてあります・・・

どんなものが添加されているか?どこで取れたか?賞味・消費期限はいつまでか・・・

特に安全管理や危機管理が社会問題になっているので、正しい表示が義務付けられているようです。

人の口に入るもので、体の成長や健康・寿命にまで関係してくる大切な部分だと思います。

住まいの健康は、一昔前に問題になった「シックハウス症候群」で、床材や壁材・・・

合板や設備に使われる接着剤など基準を決めて、使用制限や基準を決めました・・・

でも・・・無垢材は規制対象外・・・何を使ってもOK!!です・・・

それは・・・自然乾燥材も強制乾燥材も、燻煙乾燥材も同じ基準扱いになるのです・・・

化学物質を使ってる合板材がすべて悪者ではないのでしょうが・・・・

無垢材だからといってすべてが良い訳でもないのかなと思います・・・。

食品の合成着色料があまり良いものでは無いと思ってはいますが・・・

いろんな検査や試験がされていて、どんな成分で、体にどんな影響があるのかけっこうはっきりしています・・・

(合成着色料の歴史は以外に長いんですよ)

でも、自然素材はそれだけで検査が厳しくなかったり・・・試験対象にならなかったりする場合もあります。

本当に安全な素材か、住まわれる方にとって本当に安全か?・・自然なものほどしっかり検査してもらいたいのです・・・

自然素材の中にも毒のように、なりえるものもあるので・・・しっかりその素性を知って・・・

どんな森で、どんな環境で、どんな育て方で・・・育てたり、造っている方はどんな方達なのか?

FSC(森林管理協議会)マークやSGEC森林認証制度と言う制度がいろいろ出来て・・・

木材についても正しい表示がされるようになってきました・・・

食べ物と同じように、ずっと住み続ける住まい・・・正しい表示で判断したいですね。

 

 

 

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素材

2018年02月19日 | 古民家

 ウッドデッキや濡れ縁を、杉材や檜・ヒバ材で作っても・・・

お手入れしないと10年経たないで、人が歩くには危険な状態になってしまうと思います。

2~3年毎に外部木部保護塗料でお手入れしていけば10年は持つはずです・・・

(自分の家は10年なんとか持ちこたえました。)

戦後の建物で、外壁が板張りや漆喰壁仕上げが多かった時代・・・築70年以上ともなれば・・・

当然、木が傷んで反ったり、割れたり剥がれた・・・

漆喰も浮いたり、剥がれたり・・・でも・・・70年です・・・(仕上げの工法で痛みの差が出ます)

昭和50年頃に建てられた建物は、時代背景もその時の技術もあるのですが・・・

ほぼ、建替えの時期です・・・すでに建替えられていてもおかしくはありません・・・

特に、昭和の時代が進んで時代が新しくなるほど・・・

新品の時は綺麗でカッコいいけど、時間が経つと汚く、みっともなくなるものが増えてきました・・

目新しい新素材・合成素材がもてはやされ・・・自然素材を古臭い・カッコよくないと思う時代だからだと思います。

新たに古民家を購入して、ある程度快適になるように改修するには・・・

新たに購入する建物と土地の評価と、新築1棟分近くの費用はかかります・・・

(DIYするとか改修方法によっては金額も変わりますが・・・)

もし・・・古民家をお持ちなら・・・それを解体して建替える費用、新築1棟分と変わらない費用で・・

改修が出来る方法もあります・・・

当時は当たり前の施工と工法が、今では伝統工法になっています・・・

その手間や、材料の手配・加工まで特殊な工事になってしまいました・・・

でも、変わらずそんな手作業をしっかり受け継いでいる職人さんもいらっしゃいます・・・

一生に一回の住まい作り・・・30~40年で自分達が住んで壊されてしまう・・・

そんなさみしい住まいは造りは、家族みんなで、楽しんで造る住まいにはならないような気がします。

(いろんな考え方がありますので、すべての住まい作りを否定しているのではありません・・)

 

 

 

 

 

 

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