暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

心もち

2018年02月04日 | 古民家

 知らない道を車や自転車で走っている時のどきどき感や・・・

行った事のない町を歩く時のワクワク感はとても心地よいです・・・・

自分が今まで経験していない事を体験するのは、うれしさもあれば恐怖もある・・・

予定調和でない何かがあるかもしれないと言う想いが・・・

どきどきやわくわくになるのでしょうか・・・?

町の中にポッと現れた古い建物を見つけると、つい、いろんな所を見てしまいます・・・

基礎は無くて石場立?窓のガラスは当時のものかな?屋根瓦は手焼きだろうか・・・・

和洋折衷の建物なら・・窓や額縁の装飾の柄は?ステンドガラスは?和風と洋風の仕上げのバランスは?・・・

時代ごとの流行や建築家のセンスがあります・・・明治・大正時代は海外から多くの文化・文明が入って来て・・・

今まで鬱積(うっせき)していた想いが、溢れるように、日本各地に広がって行ったのだと思います。

階級制度で制約を受けていた、部材や造りを思うがままに使える自由な建物・・・

時代を牽引して行った方々が造る、贅沢の粋を極めるような建物・・・・ハイカラと呼ばれるような趣向を凝らした建物・・・

農村地帯では変わらず土間や田の字の和室がある住まいでしたが・・・

時代の大きな動きの中で、大きく生活も変わって行きました。

茶葉や養蚕・・・特に日本全国、養蚕はどこでも主要な産業となったようで・・・

古民家と言われる建物が、気候風土も大きく関係していますが・・・

養蚕を生業に造られた建物の姿・形が多いと思います。

(以前も書きました、商家の種類で格子の形状は細かく分かれていました・・・)

「機能美」と言いますが、ここ数年「~萌え」が流行っています・・・(工場萌えなど)

機能の部分が美しい・・・あえてその形にしたのでは無く、作業上・効率良く進める為にたどり着いた容姿・・・。

古民家に限らす・・・素の美しさが自然に出せるような心持でいられたらと思います。

 

 

 

 

 

 

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