以前より「薪ストーブ」を使っている人が増えていると思います・・・
屋根を見れば一目瞭然で・・・お風呂釜の煙突とは違い、色は黒くて・2重構造なので少し太くて・・・
チョコンと屋根から顔が出ています。
燃焼方式がいろいろあるので予算や本体の材種などで決める方も多いと思いますが・・・
どんなに工夫をしてもニオイます・・・・住宅街は使い方の注意と工夫が必要です。
燃焼が安定してしまえば、家の中ではそこまで気になりませんが、近隣の方々が洗濯物を
干して、いようものなら・・・・燻製と言うか、煤のニオイと言うか・・・?
どうしても、ご迷惑をお掛けしてしまうと思います。
朝晩だけ燃やして、日中は控えるのがよいかと思いますが・・・それでは、せっかく取り付けた楽しみが半減ですね。
ある方のお話の中で「炭」の良さを聞いてしまったので・・・古民家に似合うのは「囲炉裏」か「火鉢」だろうと思い・・・
早速、使っていなかった火鉢を出して、初の室内、炭火入れ?を行いました。
民家園などで、囲炉裏を炊いている所に何度かお邪魔しましたが・・・服や髪の毛に、いい感じのニオイが染み付きました。
見た目や、雰囲気はとても情緒があって、魚を焼いたり・煮物・汁物がすごくおいしそうに見えますが・・
昔と同じ生活は、さすがに出来ないと思いました・・・。
囲炉裏も薪ストーブも燃やすものは「薪」です・・・今回は「炭」・・・火が着くまでが少し大変ですが・・
ピキン!と硬く割れるような音がして燃え始める炭からは、嫌なニオイはしません・・・
安定して燃え始めればなおさらです・・・立ち揺らぐ炎を楽しむとはいきませんが・・・・
落ち着いて・じっくり・体の心まで温まるような黒と赤のコントラストは、じっと見ていると
スーっと引き込まれてい行くようです。
部屋が暖まるような火力も、薪よりは高価な炭を(物によっていろいろありますが)燃やすだけの贅沢な時間ですが・・・
動物の中で唯一、炎を扱う事を許された人が味わう、至福の時なのかなと思いました。