暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

産業

2018年02月03日 | 古民家

 江戸時代やそれ以前の庶民の暮らしぶりはどんな風だったのか・・・

書物や文献には残りにくいものだそうです・・・・・(個人所蔵や埋もれた資料が少しづつ出てきていますが・・)

社会的に話題となった出来事は噂話になって、手紙などのやり取りで、その時期に何が起きたか・・

どんな社会情勢だったかを知るきっかけになります・・・

それ以外にも、合戦図や河岸の風景を書いた絵が、その当時の生活を生き生きと映し出してくれています。

産業遺産が各地で取り上げられて、養蚕や鋳物・繊維工場・学校や酒造蔵・足袋蔵など多くのモダンな建物があって・・

庶民の建物とは違い、その当時最先端の材料や工法で造られた建物で、手間を惜しまず造られた建物です・・・

建物の価値、社会性など、保存の対象になりやすく文化財として残されて来ているのですね・・・

庶民の暮らしぶりを色濃く残す「箱木千年家」は室町時代の建物です・・・

築700年近く前の建物で、時代毎に増築手直しはされていますが、その当時の暮らしぶりが良く解る建物で・・・

他にも数件残されている建物はありますが、昔の住まい造りの良さを改めて実感します。

日本には四季があって季節の移り変わりがすばらしいのですが・・・

高温多湿の環境で、地域によっての環境差が大きいので、工夫を凝らした住まい造りに特徴があって・・・

暑い日差しを遮り、風通しを良くした造りです・・・

循環型の素材で造る・その地域で取れる素材で造る・・・

環境負荷をかけずに暮らす住まい造りとは、高気密・高断熱を言うのか・・循環型の建物を言うのか・・・

先人が築きあげて来た、知恵と工夫をどう生かすか・・・?問われているような気がします。

 

 

 

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