日本どこに行っても養蚕が盛んに行われていました・・・。
茅葺屋根・・・その下には、人の住環境よりもお蚕様が快適に過ごせる空間を造り・・・
家族総出で養蚕や農業にいそしむ日々を送っていました・・・。
海外の需要も大きかった養蚕ですが・・・お茶も多く輸出されていたようで・・・
一般庶民がお茶を飲み始めた江戸期から・・・
農業として営むお茶業者さんが増えたのは明治を迎えてのお話・・・
国内では緑茶やほうじ茶・・・高級品では抹茶(宇治茶)でしたが・・・
海外では紅茶・ウーロン茶などの発酵茶が多く飲まれていて・・・機械を導入しての加工輸出業も盛んだったようです・・・。
各家庭や地域でこじんまりと行われていた、日々の生活の作業が・・・・
開けた社会に変化して・・・事業や産業として大きくなる事で様変わりしてきました・・・。
昭和半ばまで行われていた養蚕も衰退し・・・お茶産業も、名産・産地として一部が残り・・・
時代の移り変わりはとても速く・・・町の様子も同じように変化して行きました・・・。
茅葺の屋根から瓦屋根や板金の屋根・・・アルミサッシに新建材の外壁・・・
それが豊かさの象徴で・・・TVや冷蔵庫に洗濯機、椅子やテーブルで飾られた食卓・・・
農村・・・里山での暮らしは遠い昔・・・近代的な社会に向かうのは致し方ない流れだったと思います・・・。
伝統ある日本の暮らし向きから100年以上が過ぎて・・・取り残された地方の暮らしに残る文化が見直され・・・
海外からの観光の賑わいがありました・・・。
引き継がれて来た文化は・・・少しづつ変化はしても、失ってはいけないと思います・・・。
博物館に飾られる部分もあれば・・・伝え残していかなければいけない家庭や地域の歴史があります・・・。
文化や歴史は変化しながら繰り返される・・・それは大きな時間の流れも同じような気がします。
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