暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

変化と流れ

2020年03月29日 | 古民家

 日本どこに行っても養蚕が盛んに行われていました・・・。

茅葺屋根・・・その下には、人の住環境よりもお蚕様が快適に過ごせる空間を造り・・・

家族総出で養蚕や農業にいそしむ日々を送っていました・・・。

海外の需要も大きかった養蚕ですが・・・お茶も多く輸出されていたようで・・・

一般庶民がお茶を飲み始めた江戸期から・・・

農業として営むお茶業者さんが増えたのは明治を迎えてのお話・・・

国内では緑茶やほうじ茶・・・高級品では抹茶(宇治茶)でしたが・・・

海外では紅茶・ウーロン茶などの発酵茶が多く飲まれていて・・・機械を導入しての加工輸出業も盛んだったようです・・・。

各家庭や地域でこじんまりと行われていた、日々の生活の作業が・・・・

開けた社会に変化して・・・事業や産業として大きくなる事で様変わりしてきました・・・。

昭和半ばまで行われていた養蚕も衰退し・・・お茶産業も、名産・産地として一部が残り・・・

時代の移り変わりはとても速く・・・町の様子も同じように変化して行きました・・・。

茅葺の屋根から瓦屋根や板金の屋根・・・アルミサッシに新建材の外壁・・・

それが豊かさの象徴で・・・TVや冷蔵庫に洗濯機、椅子やテーブルで飾られた食卓・・・

農村・・・里山での暮らしは遠い昔・・・近代的な社会に向かうのは致し方ない流れだったと思います・・・。

伝統ある日本の暮らし向きから100年以上が過ぎて・・・取り残された地方の暮らしに残る文化が見直され・・・

海外からの観光の賑わいがありました・・・。

引き継がれて来た文化は・・・少しづつ変化はしても、失ってはいけないと思います・・・。

博物館に飾られる部分もあれば・・・伝え残していかなければいけない家庭や地域の歴史があります・・・。

文化や歴史は変化しながら繰り返される・・・それは大きな時間の流れも同じような気がします。

 

 

 

 


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