暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

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2022年08月30日 | 古民家
 大きな河を渡るにも、一苦労が付きもので・・・長雨の荒れた河の端で待ちぼうけも、いろいろ物入りなら・・・
ずうっと迂回しても・・・山賊や追剥に出くわす事になろうとも・・・
山越えをしたほう良いと・・・いくつの街道が生まれ、あちらこちらに宿場が育ち・・・
村や町が育って行きました・・・。

戦や争いが絶え間なく・・・生産性も悪い世の中に、外敵から国を守る術を生んで・・・
平和な時代や・・・権力をいつまでも手元に残す仕組みを築いて・・・
紆余曲折、廻りながら・・・数百年の天下泰平は、得も言われぬ文化を残して来ました・・・。

勢いのある時代に生まれる文化もあれば・・・
どうしようも無く絞り出された文化もあって・・・それぞれに、生まれる理由がある・・・。
その時その場所、そのタイミングでしか育たない技術もあるはずで・・・
古民家の技術は独自の伝統を変化させながら・・・
押し寄せる多様性を飲み込んで・・・何度も咀嚼しながら・・・
和洋折衷な住まいや町造りが組み立ち上がるのは・・・長年積み重ね、繋がれて来た独自の文化があるから・・・。
どうしようもない時を繰り返して、行ったり来たりの伝統も・・・
結局は基本に立ち戻るような気がします。

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