暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

間借り

2022年04月29日 | 古民家
 壊れる景色に出会うと・・・そこには悲しい時間が流れて・・・
菜の花がたわわに重なる自然の時間と思えば・・・そことなく落ち着いてみて・・・
営みが続くのは・・・人が暮らしの間だけ・・・
間借りするのは動物も植物も同じで・・・一つ所にとどまるには・・・
もったいなく長い時間が・・・この先も残酷に流れて行く・・・。

木を組む技術は・・・職人のセンスがうつって・・・
遊び心もあれば・・・丈夫に長持ちさせる工夫もあって・・・。
匠と言われ・・・地域に伝わる伝統の技術は、大きな普請がある時代ごとに、全国に広がって行きました・・・。
そんな技術も・・・お神輿や社寺・・・一部の文化財でしか見られない・・・
特殊な技術になってしまうほど・・・当たり前の住まい造りに生かされなくなるのは・・・
感謝する暮らしを教える人も・・・学ぶ人も少なくなってしまったから・・・。

大工さんが、階段を造れない・・・大工さんなのに、和室が造れない・・・
それが普通の仕事として受け入れられる住まい作りに・・・そんな住まいをお施主さんが望んで廻っている・・・。
生れ育った場所が好きで・・・魅力ある暮らしが膨らんで・・・
自分の子供がそこで育ち・・・素直に暮らしてい行ける地域を自分が守り繋ぐ・・・
たくさんを学んで・・・伝える営みは、自然の中ではそれほど長い時間でも無く・・・
間借りする一時が・・・健やかで過ごせる時間であれば良いと思います。



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