暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

窓の向こう

2024年09月08日 | 古民家
 とびきりの愛情に肩肘ついて・・・差し出した手を跳ねのけてしまい・・・
戻れない散歩道を探して泣いて迷子になるけれど・・・
落ち葉が散り行く季節の先に、何度も生まれ変わり帰って来るように・・・
グルグル探した水の道が海にたどり着き・・・雨と共に帰っては・・・
命の居場所は造ってくれる・・・。

汚れた窓から残った景色は、たかが数年過ごした小さな部屋の・・・
四角四面の規則で育ったわずかな時間でも・・・
何度も通り過ぎ・・・色も無く別れた恋人も、シミを擦って並んだ友達も・・・
宛てもない、手紙のやり取りで遠くに分かれて出会った意味を知り・・・
どこでも青色を探して空を見て・・・今でも揺れる写真を片手に今を見て・・・
いつも前を向いている・・・。

成長を探していれば・・・転んで擦りむき悩んでも・・・
名前を叫んで笑い合うにも呪文は浮かび・・・
未来の僕と・・・過去のアナタとガラス窓は、内と外で見つめ合い・・・
見つめる先は特別な未来でも・・・粗末な過去は未来を予測して・・・
抱き合う胸と胸の間を埋める隙間が窓の遠くを足早に・・・
明るい灯しに咲いている。






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