誰の足跡を交わして歩いて・・・新雪のまばゆさに穢れを落とす大胆さを見極め・・・
前人未到に歯がゆさを感じる仕草と、言い訳をはじめながら・・・
ユルリ足元に声を掛けて・・・今までの道をたどって見ても・・・
前を歩く人におんぶにだっこでも・・・小股もあれば大股もあって・・・
同じ様に模倣出来るほど器用にもならず・・・
個性を出そうと暴れて見ても・・・厄介ごとの多さは人並み以上に・・・
後悔を積み上げて進む・・・人生散歩道・・・。
努々努力の人の集まりは・・・地域で重なる暮らしの知恵に・・・
いくつも並ぶ人の顔は・・・そぞろ歩きの積み重ねで・・・
風変わりな言葉も・・・癖ある文字も拙い町に、降り注ぐ自然が静かに重なり・・・
暦を落として拾い上げる暮らしは・・・目に映る景色を育てて行く・・・。
張り叫ぶ、虫の声も・・・ようやく帳を下ろして・・・
詠う声に秋風が乗れば・・・夜の夜長へいざない、ささやきながら・・・
人肌に温まる、ほころびの顔は・・・精一杯の暮らしと仕事に明け暮れ・・・
懐かしい集まりは生まれてゆくモノで・・・
地域で変わる大きな温もりは・・・灯しが消えるように冷え冷えと・・・
足跡も暗転に繋がって・・・おぼつかない散歩になる。