暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

エライ

2021年06月11日 | 古民家
 人の暮らしの見えない住まいは悲しくて・・・
消えてしまいそうな姿は哀れに感じる・・・。
古い住まいも・・・人が住まなくなれば、野を駆ける回る住人がそこかしこから集まり・・・
床下に屋根裏は・・・大変なものだろう・・・。
それでも、移築され・・・見知らぬ誰かが暮らし始めたり・・・
解体されて、納屋に物置と・・・姿を変えて行き残って行く・・・。
古い建物は、エライものである・・・。

木のエライ所は・・・雨漏れに白蟻の被害が無ければ・・・
100年・・・200年もその強度が変わらない事で・・・
キリキリとよじれては、亀裂が入って・・・ガタゴトと床が鳴っても・・・
暮らしを守ってくれて・・・
見た目だけキレイになろうと、カッコを付けるので・・・どこかに無理が集まり・・・。
暮らしに華やかさや、豪華さを求めて・・・上等な気分でありたいと望むのなら・・・
木と土の暮らしは・・・真逆な感じがしてしまう・・・。

雪がお屋根に、積もり放題積もると・・・居間に入る障子が引けなくなってしまう・・・。
ゴーゴーと風の強い日は・・・お家の廊下は埃だらけ・・・。
ひっそりと部屋に入ろうとしても・・・ガタゴト床は鳴いて、すぐにばれてしまう・・・。
古民家の暮らしが忙しのは・・・木が生きている証拠で・・・
長い間、そこで暮らす人と一緒に成長していくから、いろんな声で答えてくれていると思う・・・。
住いと成長する、自分でありたいと思います。






コメント
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