暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

歩く

2021年06月07日 | 古民家
 車に乗ってドライブに出掛ける・・・景色を見ながら走る楽しみがある・・・
バイクに乗ってツーリングに出掛ける・・・風を体で受けて、車では感じられない緊張感の中に心地よさがある・・・
自転車で出掛ける・・・1日100kmも走る方々とは違うかも知れないけれど・・・
車やバイクの速さでは通り過ぎる、街並みや人の表情・・・
自然の息遣いが聞こえて来る心地よさがある・・・

江戸時代・・・人は健脚で、遠くへ移動する時は1日30kmも50kmも歩いていたようです・・・。
のんびり旅が出来る時代では無かったようなので・・・
廻りの景色を愛でながら・・・景色や出会う人と楽しみながら歩く散歩とは違っていたのでしょう・・・。

それでも・・・普段歩いていると気付かされることも多く・・・
いつの間にか無くなっていた、かどのパン屋さん・・・
目印になるような大きなお屋敷・・・同じ顔が並んだ古ぼけた長屋が・・・
いつの間にか、見上げるマンションになっていたりと・・・
町が変化して行くスピードに・・・その町に住む人が追いついていない気がします・・・。
廻って来る回覧板で・・・3件隣のおじいさんが亡くなった事を知り・・・
どこぞの豆腐屋が・・・商売をやめて勤め出したのを・・・
半年も過ぎて知ったり・・・と、地域の繋がりも、車のスピードのように通り過ぎてしまう・・・。
大切なモノが見える速度はあるはずで・・・暮らしの流れる時間は、歩くくらいが丁度いいのかも知れません。


コメント (2)
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