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皂莢坂

2013-04-14 18:53:06 | まち歩き

Imgp0085_2勤め先のある駿河台下神田神保町1丁目界隈は坂下の町です。昼食後の散策に夏目漱石が通った錦華小学校(現在は千代田区立御茶ノ水小学校)から錦華公園(サラリーマン等の憩いの場)を抜けて錦華坂を上ります
Imgp0087_2明治大学と「HILL TOP HOTEL」を見ながらゆっくりと歩いて行くと文化学院のある通りに出ます。この通りは電線が地中化され街路樹のある落ち着いた雰囲気の通りが気に入っています。急な石段の男坂と女坂があります。移動車のお弁当屋さんが店を開いてます。



Imgp0108_3Imgp0104_2JR4中央線、総武線が走る突き当りのT字路を左に下ると水道橋駅、右にのぼると御茶ノ水駅です。この坂の名が「
皂莢坂」です。読めますか? 同僚が教えてくれました。「サイカチ坂」と読みます。サイカチとは樹のImgp0097_2
Imgp0093_2名前で江戸時代の駿河台から三崎町に下る坂にサイカチの樹が多いことが坂の名の由来です。坂には
皂莢の他に辛夷(コブシ)と林檎の樹があります。白い林檎の花が咲いています。

Imgp0098_2皂莢はマメ科の落葉高木でよく見ると樹の幹に多数の固くてするどいトゲがあります。手で触ると固くて丈夫で折れません。樹液がでるとカブトムシが来ます。皂莢虫はカブトムシの別称だそうです。


根の周りに茶褐色の20cm~30cmぐらいのさや莢(さや)が落ちています。拾ってImgp0127_4
Imgp0141_4みると莢は固くて曲がり、振るとカタカタと豆の音がします。実はサポニンを含み洗濯用として使用できると同僚は言います。
自宅に持ち帰り莢の中の実を取り出しました。小豆のような豆です。大学の八重桜の花とImgp0148_6
一緒にして撮りました。実を捨てようかどうしょうか迷いましたが桜の樹の近くに植えました。時々見に行こうと思います
(写真はクリックすると拡大します)