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古いフイルム写真

2010-12-24 11:56:53 | カメラと写真

京都・奈良の神社巡りと仏像鑑賞が趣味の友人Tさんと古いフィルム写真の保管、活用法について話し合っていた時に「断捨離」という言葉を初めて耳にしました。年末の時期に合わせたモノの整理。片づけのハウツウかと思って聞いていたらすこし違うようでした。後で知ったのですがNHKテレビ「クローズアップ現代」に取り上げられ、提唱者である主婦の出版物とセミナーに人気があるようです。

「断捨離(だんしゃり)」とはヨガの「断業」、「捨行」、「離行」という考え方を応用、単なる整理術ではなく身の回りをすっきりすることで自分のモノに対する価値観を変え生き方を変えることを意図していると言います。家内に知っているか聞いてみるとテレビで知っている返事しかし、家内はとにかく捨て無いタイプ。自分の若い頃の衣類は箪笥に仕舞い込んだまま。化粧箱、贈答品もしかり。

Img_0052 古いフィルム写真があったら出してくれと頼むとモノクロの子どものプリント写真と本人が趣味だった登山、スキーのモノクロ写真を出してきた。両方合わせると数100枚。結構な枚数である。子どもの写真は35年~40年前でほとんど私が撮った写真だが手にとって見ると記憶がよみがえる。衣服の色、近所の子どもたちの顔と名前、声、遊んだ場所、自宅と付近の様子、街の匂いと音。モノクロ写真は忘れた記憶を呼び起こします。

Img_0008 Img_0006 Img_0010_4 上の2枚の写真は50年前の上高地の大正池と穂高連峰。もう一枚は遠くに見える槍ケ岳です。下の2枚の写真は涸沢の雪渓を休憩する男性たちを残してリックを背負って一人で登る小さな後姿の女性が家内です。本人いわく下を見て歩く時間が多くて山の風景をを見る余裕がなかったとか。Img_0003_3 Img_0020_2

デジタルカメラ全盛の現在、家庭のフィルム写真はどうなっているのでしょうか。箪笥や押入れに眠ってまま、忘れられた存在。既に捨ててしまった写真もあります。私のフィルム写真ストックは本棚を写真アルバム保管庫として使用。さらに押入れ収納棚(34×74×23㎝)2つに保管状態。保管スペースを取っています。人に見せることも自分で見ることもない。しかし、古い写真は捨てられない。

先日、カメラメーカー出身の経営者から古いフィルム写真の「アルバム作成ソフト」を頂いた。長期安心保管、褪色補正機能、簡便な操作性が特徴。Tさんと相談して試作してみることにしました。古い写真を残し、活用することにどれほどの意義、必要性があるのだろうか。地域や家庭に埋もれている写真を見つけ出し見たり見せることで楽しいワクワクすることができないだろうか。断捨離の考え方と古い写真。皆様はどうお考えでしょうか(写真はクリックすると拡大します)