折立教室だより   子育てのちょっとしたヒントになればうれしいです

公文式の教室を初めて23年になります。たくさんの小さな「できた!」と大きな「ワクワク」に囲まれて私も日々成長しています。

当たり前のこと

2020-06-03 20:09:11 | 日常の生活から

2月の最終学習日から騒動が始まって、5月の終わりまで。
本当に長い長い休室でした。

外に出られない。
学校に行けない。友達と会えない。
お店に行けない。
色んな“できないこと”だらけの生活でみなさんはどんな生活をしていましたか?

私は、教室はお休みでしたが、結構教室に通って、色んな準備をしました。
「在宅学習」という形で、普通に教材を渡したので、家で自分だけで出来るようにするためにはプリントの準備に時間をかけるしかなかったのです。
ずっと先生と会えない状態で、気持ちを崩さないでやってもらうには、どこを出したらいいのか、とても考えました。指示や書き込み、説明があるプリントをもらった人もいたと思います。
それから、教室を開けたときに、安全に勉強してもらうために教室の並び方を変えておかなければならない。何度も机を動かしました。

そんなことをしながら、何度も考えたのは、「普通の生活が出来る幸せ」。

普通って、何でしょうね?
当たり前の生活、と思っているのは本人だけで、本当は色んな偶然が重なって、ささやかな日々は続いているのかもしれない。
色んな事をほんのちょっとだけ「ありがたいなあ」と思うだけで、毎日は輝いてくる。
私の今日の「ありがたい」は、教室が出来ることです。みなさんの顔を見て教室が出来ること。
決して当たり前じゃない。
優しくきびしく指導します。頑張りましょうね。