くまぷーの海外ドラマblog

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ERⅧ 第163話「需要と供給」

2004年11月22日 | ERⅧ
【 ERⅧ (NHK総合  土曜午前0時45分~) 】

原題「SUPPLIES AND DEMANDS」なので、まんま直訳。
色んな意味で「需要と供給」のバランスがズレているもの、とれているものを象徴させて描いて
いるのだと思う。

例えば、カーターとアビーの気持ちとか、ルカの中途半端な優しさとかの「人間関係の需要と供給」。
具体的には、ルカの紹介で備品係に就職したニコールが、手際が悪くて必要な備品を供給できず、
そのせいで現場が混乱したことになるだろうか。

今回一番メインで描かれていたのは、コーデイのエピソード。
彼女はこのところ、担当患者が連続して感染症で死亡していたので、管理課から監視官がついている。
その監視官が事細かにチェックを入れるわ、グリーンとの夫婦の会話まで立ち入ろうとするわで、
かなりうっとうしい。
その上、グリーンの娘レイチェルにシッターを頼んだら無責任だわ、保険局に安楽死殺人の疑いを
かけられてしまうわで、精神的にもうズダボロ。
仕事でどれだけ一生懸命やろうとも、「育児疲れの睡眠不足で集中力を欠いてる」とウワサされては、
やってらんねーという状態になるだろう。

彼女にとっては需要過多、休息不足。

今までERでの子育ては、スーザンとベントンが関わるエピソードがあったが、母親としての当事者
で登場するのはコーデイが最初かな。
母乳育児なので、手術の最中に母乳が漏れてきてしまって、それで「汚染された」と手術の最中に
手術室を退室させられるところなど、「ならでは」のエピソードが細かく描かれている。
そこに、思春期のレイチェルの反抗を配置することで、さらにコーデイが追い詰められてしまって
いくところなど、そこまでやらんでも、という感じの演出の徹底ぶり。

コーデイはちょっと硬くて高いイメージがあって、グリーン先生とのとりあわせは自分としては
不満だったりしたのだが、出産後の彼女の追い詰められっぷりを見るに・・・・
「そりゃグリーン先生、前の奥さんに捨てられるわな」と思う、今日この頃。

そういえばコーデイはかつてはベントンとつきあっていたっけなぁ。
今回、コーデイが延命拒否の間者を無理矢理助けようとしてベントンに止められたシーンで、ベントンが
「もし、俺が手術をすることになったら、お前に頼むよ」
と言ったのが、とてもしみた。

ERの先生方、「離れるといい関係」の人、多すぎです。
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