くまぷーの海外ドラマblog

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デスパレートな妻たち3 第21話「迷い道」

2008年03月04日 | デスパレートな妻たち
【ガブリエル】
ヴァーンと一緒に当選時の衣装を買いに行ったガブリエルは、おしゃべりに夢中になっていて警官に駐車違反の切符を切られてしまう。抗議するが、警官は「甘えたアバズレめ!」とガブリエルをバカにする始末。
結局ヴィクターは見事当選を果たすが、喜びのあまりガブリエルは子供のようにヴィクターに飛びついてしまう。
そんな時選対スタッフの妻から「これからは違反切符ももみ消し放題」と聞かされ、自信満々で警官に仕返ししに行くが、警官が市長の威光に鼻も引っ掛けなかったために大乱闘になって、ガブリエルは逮捕されてしまった。ヴィクターは激怒し、当選の時の振る舞いも含めて「人前ではもっと大人になれ」と説教。
反省したガブリエルはそれからおとなしく市長夫人にふさわしい行いを心がけるようになる。しかしその頃、件の警官ジェフ・スコットは、ガブリエルの手首に怪我をさせた報復として、ひそかにヴィクターが差し向けた暴漢にボコボコにされていたのだった・・・

【スーザン】
カルロスを問い詰めて、マイクの行き先が山間のスパだと知ったスーザンは、ジュリーが止めるのも聞かずに追いかけることに。
しかしあまりの軽装と甘い考えに山岳レンジャーに呆れられ、女性ガイドのトニーをサポートにつけてもらうことに。ところがスーザンは山道で延々自分語りを繰り返してトニーをうんざりさせ、「今までの原因はあんた」と言われて逆切れ。スーザンはトニーに黙って一人で道を進み、当然道に迷ってしまう。
レンジャーたちはスーザンを捜索する相談をしていたが、そこにちょうどマイクが出入りしていてスーザンのことだと気づき、遭難していたスーザンを王子様のように助け出すのだった。

【リネット】
閉店後の30分に「試食」と称して、リネットとリックは二人で過ごす時間に安らぎを感じるようになっていた。ところがある日、そこに強盗が押し入って、二人を冷蔵室に閉じ込めて売り上げを奪っていった。薄着で閉じ込められたリネットは、寒さをしのぐためにリックと抱き合って一晩を過ごす。
翌朝リネットが帰っていないことに気づいたトムは、店に駆けつけて救出するが、リックと一緒だったと知って複雑な気持ちになる。さらに監視カメラの映像で二人の「閉店後の30分」を知ってしまうことに。
そこでトムはリックに、自分から辞めるように言い渡す。トムから「決してリネットが家族を捨てることはない」と自信を見せられたリックはリネットとお互いの気持ちを確認しようとするが、やはり家庭を壊したり捨てたりすることはできず、リネットはリックにクビを宣告せざるを得なかった。
今までうまくバランスを保ってきた支えを失ってしまうことになり、帰宅したりネットは何もなかったふりをしつつ、一人嗚咽を押し殺すのだった・・・

【イーディー】
イーディーとトラヴァースとカルロスは、三人で楽しい時間を過ごしていたが、そこにトラヴァースの父親(チャールズ)が予定を切り上げてやってきた。トラヴァースが帰ってしまうということでカルロスは寂しさを隠せず、イーディが旅行を計画しても急に距離を置くようになってしまった。
カルロスの主目的が自分ではなく、トラヴァースという子供のいる「家庭」だったということに気づいたイーディは、子犬を飼ってきてトラヴァースになつかせ、「もっとママのところにいきたい」と共同親権に変更するようトラヴァースの口から持ちかけさせる。
チャールズは急に態度の変わったイーディに困惑。それを見たカルロスは、イーディの思惑によってトラヴァースがかわいそうなことになること、そしてトラヴァースを失って一番孤独になるのはイーディだとあらためて気づき、「これからは俺がそばにいる」と抱きしめるのだった・・・

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トラヴァースが母親ではなく父親の元に引き取られているということは、イーディよりはカタい人なのかなーと想像していたが、医者かぁ。
しかもただの医者じゃなくて、ボランティア活動に海外に出かけていくような、誠実で男としても父親としても文句のつけようのない熱血ドクター。カルロスがひと目会って「あ、こりゃ張り合えない」としおしおになっていく気分が手に取るようにわかって、何か気の毒になってしまった。
でも、「ワタシがメインじゃなくて、トラヴァースメインだったのね?」と気づかされてしまったイーディのずたずたになったプライドももっと気の毒というか。しかもそれでもカルロスをつなぎとめようと、トラヴァースメインを肯定した上でひきとめ工作を図るいじらしさ・・・
「私、プライドないから」とか以前イーディが言ってたような気がするが、イーディが「手段を選ばない」じゃなくて必死に一途に見えてきてしまうから不思議。見る角度によってずいぶん違うもんだなぁ。
でも、カルロスがイーディの意図に気づいてひいちゃうんじゃなくて、お互いに孤独を分け合っていい関係になろうっていう方向にいってくれてよかった。カルロスもすっかりいい男になっちゃって、もう。
ただし・・・次はカルロスの目的はわんこメインになったりなんかして?(あるある)

ガブリエルって、あそこまで何も考えずに「フェアビューのファーストレディ」気取ろうとしていたのか・・・なんておばかさん。
でもこれでヴィクターにがっつり主導権を握られてしまったようなもんで、すっかりヴィクターはじゃじゃ馬ならしに成功したのだな。すごい手腕だ。3000ドルのドレスをぽんと買い与える財力と、裏でヤクザを使ってさらっと仕返しするような権力で、フェアビューナンバーワンの悪女を淑女に飼いならしてしまうとは・・・
さすがそこまでできる人物でないと市長になれないのねと。
なんだか、今まで演説中にいちゃいちゃ見せ付けられて気弱そうに見えたところとか・・・全部計算だったんじゃ?と思えてきたりして。
でも、ガブリエルの魅力は「私がゴージャスになって何か都合の悪いことあるぅ?」というかわいいゴーマンさとか、手段を選ばない無理やりさだったりするから、そういうところはこれからも押さえつけられずに奔放にやらかして欲しいものだ。

一方奔放になれなかったリネットは・・・
「ありたい自分」と店の命運を握っているリックと、「あるべき自分」と家族の手を握っているトム。どっちを選んでも、結局地獄が待っているわけで。
トムが見透かしていたように、リネットには家族を捨てることはできない。でも、リックを捨てれば家族の夢もついえる。そしてトムとは・・・おそらくもう二度と前のようには戻れない。どんなに取り繕っても、時がたって痛みが消えても、夫婦の間に刻まれてしまった傷跡は決して消えないだろう。
リックを選ぶかトムを選ぶかの二者択一ではなくて、リックを選ぶか「家族」を選ぶかをリネットに迫ったことになる、という事実もトムを打ちのめしているだろうし。今までのリネットなら笑うのも傷ついて泣くのもトムと一緒だったはずなのに。
トムの前でだけは泣けずに声を押し殺して泣く姿があまりに痛々しくて言葉がない。
夫婦で夢をかなえるはずの店だったのにね・・・この一件、お互いにダメージは深そうだ・・・

リネットの真剣さに比べて・・・っていうか、比べていいんだろうか、スーザンなんかと。
「マイクを愛してるんだから!」だなんて言ったのはこの口か?と口の端をギリギリつねりあげてやりたい。もう、どのツラ下げて言ってるんだスーザン。
イアンが「君が愛してるのはマイクだ」って言ったからって、それはなんら裏切りの免罪にはなってねぇっつーの。だってぇ、ワタシ気づいてなかったんだもの、とか言いそうだああああ。
今回スーザン迷言集に新たなページが追加されたような。
「愛に許可なんて要らない!」
「美肌でマイクに会いたくて」
・・・なんでこんなにスーザンてダメなんだろう。DNAの部分からもうダメって感じがする。
山岳レンジャーさんたちも一瞬で呆れるスーザンの毒・・・そこに今回やっと神が降臨した。そう、スーザンがすべての原因なのだ。よくぞ言った。
我々の魂の叫びを代弁してくれたトニー神。彼女こそ女神。スーザンにあそこまで的確なご託宣を下すことができるなんて・・・ていうか、普通は諦めたり呆れたりして、あそこまで関わってやるほど親切になれないものだから。
しかしトニーは不幸なことに・・・スーザンと山で二人になってしまうという状況に置かれてしまった。そんな不幸に見舞われたら、神にならざるを得ないということだろうか。
「幸せになりたくない、波乱万丈好きな女。
  無風になると自分で波風立てる」
すごいよトニー。まとめきったよトニー。テレビの前でしばらく拍手が鳴り止まなかった・・・でも。スーザンの毒は、神の言葉をもってしても中和できなかったようで。

マイクもさー。何もみすみす不幸に身を投じなくても。
そりゃ、世の中にあんなダメ女はスーザン以外にはありえないと気づいても、そこで振り切って先に進めばよかったのに。
お姫様抱っこですか、そうですか・・・いやもう、言葉がないつーか。
お似合いなんだな、いろんな意味で。

FOXで日曜日にアクターズギルドアワードの授賞式を放送していたのだが、デスパレートな皆様がひとつのテーブルに揃って非常に華やかだった。ジュリーまでいて、すっかりきれいになっちゃって。
やはりデスパレート女性陣はアワードには揃っていなくっちゃ。マーシャ・クロスのブルーのドレスがきれいだった。
早く戻ってきて~そろそろブリー不足で禁断症状で暴れそう。


【 脇俳優チェック 】

◆トラヴァースの父(チャールズ・マクレイン) .... Greg Evigan
オフィシャルサイトあり。
「スタートレック」「ボストンリーガル」のウィリアム・シャトナー原作のSF小説「TEKWAR / 電脳麻薬ハンター」をドラマ化した「サイバードラッグ / テクウォー」(シャトナーが製作総指揮、演出、出演)で、主役のグレッグ・カーディガン役を演じている。「サイバードラッグ / テクウォー」はビデオ化されてはいるものの、DVD化はされていないようだ。
「CSI:マイアミ3」17話「終わりへの伏線」では、レーザーによる飛行妨害によって墜落した貨物機オーナーのショーン・ウォルシュ役で登場。
「メルローズ・プレイス」第5シーズンにマットの恋人になるドクターのダン・ハサウェイ役でサブレギュラー。マットとダンは一緒に暮らしたりもしたが、ダンのDV癖のためにマットの気持ちもキャリアも失ってしまう。今回はマット=トムのダグ・サヴァントとのからみがなくて残念。
他には「新・刑事コロンボ/死者のギャンブル」や「ジェシカおばさんの事件簿/サーカスに死が訪れる」など。

◆山岳レンジャーの女性トニー ....  Rusty Schwimmer
「Heroes」第1シーズン16話「犠牲」では、どんな小さな音でも聞き取れる能力者デイル・スミザー役で登場。モヒンダーがサイラーを連れて会いにいったが、デイルはサイラーの鼓動の音に不信を抱くのだった。
「CSI:5」10話「子供たちの戦場」では、ゴミ箱に遺棄されていた遺体の少年デボンを辣悪な環境で養育していた、里親ホームの経営者ローナ・テニー役。
「アリーmyラブ」第1シーズン6話「婚約」で、婚約中なのにアリーにときめいてしまう巨漢の弁護士、ハリー・ピピンのフィアンセのアンジェラ役で登場していた。容姿へのコンプレックスもあって結婚についてかなり妥協的な考え方だったが、彼女なりにハリーのことは愛しているのだった。
「堕ちた弁護士 ニック・フォーリン」のバーバラ役でサブレギュラー。映画「パーフェクト・ストーム」に出てるとあり、あぁ、あの酒場でナンパされてた・・・・と思い当たる。あの映画では彼女の出てくるシーンの深さが、唯一救いになるようなところがあったから覚えていた。
「ブロークン・トレイル」では、酒場の女主人ケイト役。酒場に来る客に娼婦を紹介していたが、縄張りを荒らしそうな中国娘たちの存在にぴりぴりする。
「クリミナルマインド」第2シーズン13話、「FBI~失踪者を追え5」9話に登場予定。

◆監視カメラのビデオをチェックした巡査 .... Scott Atkinson
今まではAllison Janneyの夫Richard Jenik演じる巡査とペアでウィステリア通りの警備にやってくることが多く、Richard Jenikに台詞をとられて後ろに控えていることが多かったが、今回はピンで登場。
第1シーズン22話「別れ道」では、ガブリエルの浮気相手と思い込んで工事屋のゲイ男を殴ったカルロスをヘイトクライムで逮捕し、第2シーズン6話「妻として女として」では、スーザンの通報でポールをディアドラ殺害で逮捕しに来た場面で登場している。
「NCIS」第3シーズン15話に登場予定。

◆ジェフリー・スコット巡査 .... Brendan Patrick Connor
ガブリエルに駐禁切符を切ったことで、乱闘で怪我をさせたために痛い目にあった巡査。
「アグリーベティ」第1シーズン11話「運命を感じる瞬間」では、ウォルターの勤め先の電化製品チェーン店「プロバイ」の店長ラルフ役。ラルフ夫妻はベティとウォルターを運命のカップルとほめやそして、ゆれているベティを追い詰めるのだった。
「ER」第13シーズン以降散発的に登場予定。

◆ヴィクター選対の妻 ....  Meeghan Holaway
「コールドケース2」4話「ボス」では、勤め先の刑務所で看守とデキていたお色気ナースクラウディアの68年版を演じていた。
「FBI~失踪者を追え4」15話に登場予定。

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2 コメント

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Unknown (MEL)
2010-02-27 11:30:35
やっとここまで見ました。
もう、ほんとにトニーの名言に拍手でした

やっと、的確に表現してくれる人がいた!
でも、その後にすぐ波風立てるあたり・・・、そして、それをマイクにみつけさせるあたり・・・天然の悪女ですよね。
私だったら、絶対、この人の友達にはなれない。
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MELさん (くまぷー)
2010-03-01 21:28:00
お疲れ様です~。
もうね、イライラするでしょうスーザン!(爆)
スーザンだけは世界が崩壊しても生き残りそうですよ。
こんなのと長いこと友達でいる他のメンバーは、ご近所じゃなかったら付き合いたくないってのが本音だったりして・・・
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