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くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

FBI~失踪者を追え!3 第22話「ジャックの孤独な朝」

2007年09月13日 | FBI~失踪者を追え!~
【 失踪者 : ジョン・マイケルズ 】

ある朝。電話で起こされたジャックは、ジョン・マイケルズという男の失踪事件のために現場に向かう。ロバート・レネセントという通報した少年が目撃したことによると、マイケルズは自殺するかのようにビルの屋上から見下ろしていたが、その後二人の男に車に乗せられて姿を消したのだという。
マイケルズは保険の調査員だったが退職し、ひとりでアパートで暮らしていた。部屋にはたくさんの資料が積まれており、孤独な生活ぶりが伺えた。
別れた妻や、自堕落か父に冷淡な娘たち・・・ジャックはマイケルズの行方を追ううちに、彼の周辺に不思議な苛立ちを感じる自分を覚えていた。
そんな時マイケルズとジャックの父フランクにつながりがあることがわかる。マイケルズが追っていたのは、ジャックの母の死についてなのではないか。そんな不思議な因縁にジャックは戸惑うが・・・

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先週の予告で「お前の名前を言え」を見てしまった時点で、夢オチ?と想像が・・・
でもそんなことないよねとか思いつつ頑張ってみたが・・・
・・・もう、開始1分であのメイクで・・・声も同じだし。「○時間後」とかないし。ヴィヴ元気だし。

長くやっていると、たまにこういう実験的エピソードを作ってみたくなるものらしい。TV.comの評価値を見ると、好き嫌いの評価が真っ二つに別れたようで、結局普段よりかなり低い数字になっている。
自分としては、前もって構えずにまっさらな気持ちで見たら、もうちょっと騙されて楽しめたかなーという気も。
それにしてもこれはまだ邦題がついててよかったケースなのかもしれない。
原題は「John Michaels」。「ジョン・マイケル」がジャックの本名だというのは、今シーズン10話「ジャックの長い一日」でマリアの弁護士との話し合いのところで宣誓した時に名乗ってるので、そこを覚えている人は一発で仕掛けに気づいてしまっただろう。

今回のエピは、本当に仕掛けが多い。
脇チェックを見ていただくとわかるけれど、過去WATに出演した俳優さん女優さんの再登場でキャストが構成されているのだ。
つまりジャックが過去に担当した事件で出会った人々の、「彼の記憶の中に刻まれている顔」が、心象風景の中で別のイメージに転用されているという、そういうイメージで描かれているわけだ。
(下には出ていないが、保険金で逆恨みした「バリー・マッシュバーン」役のひとも、過去に二回ほど小さい役で出演している俳優さん)

また、名前も過去の事件からとられているものが。その名前を使っているキャラが、実キャラにかぶっていたりする。
「マーサ・スコッギンズ」(ジョン・マイケルズの妻)
   =「スコッギンズ」は妻マリアの弁護士(マリアの恋人?)の名前
「バリー・マッシュバーン」(保険のことで逆恨みし事情聴取された男)
   =第1シーズン22,23話「911の爪跡」で立てこもり事件を起こした男の名前
「フレディ・カターン」(ストリップバーのマネージャー)
   =第1シーズン18話「正義のヒロイン」でデリア・リバーズが追ってた黒幕の名前
それぞれにジャックの「気にしてるポイント」が感じられて興味深い。
他にも、ストリップバーの店の名前が「デジャヴ」だし、細かく掘っていくといっぱい仕掛けが見つかりそうな感じだ。

夢だ、って承知しながら見ると、夢ならではの強引さとか不自然さがかえって面白い。そしてジャックがそれぞれメンバーや周囲に対してどう思っているかがうまく描かれていたのが興味深い。
妻子そのものは出てこなくて、マーサとその娘たちに対して間接的にしか気持ちをぶつけられないジャック。年頃の娘たちが堕ちるんじゃないかという恐れと、きちんと生きて欲しいけどそしたら母親みたいな女(キャサリンが弁護士っていうあたりが物語る)になって自分からはより遠ざかるのではないかという不安。
そして父に対してはまだ元気でいて欲しいというあらわれからか、元気でかくしゃくと一人暮らしをしているが、普段「お前は俺を恨んでる」とか言われてるお返しに、ガンガン父親に気持ちを吐き出していたり。

ヴィヴは必要不可欠なパートナーで、一番自分をわかってくれているけど、お互いにもどかしいものを感じているという。仕事面ではダニーがキレものだと感じてるけど、今は自分を信じてくれていないのではないかという疑念があるようだ。
マーティンのことは、意外と・・・ナメてる?マーティンはジャックの夢の中でも鈍感なんだな。ジャックぅ、彼だって傷ついてるんですよ・・・
そしてサムは・・・まだ未練あるんかオヤジ!
実は彼女のカワイイとこより、クールに見せかけて仕事してるツンデレなサムが好きだったんだと新たな発見。マゾだな・・・。
彼女に拒んで欲しいのか拒まれるのが怖いのか、結構欲望が渦巻いてるんだなぁ。彼の中では、まだウィンクして誘う颯爽としたオレ、みたいな、枯れてなかった頃の自分を捨て切れてないあたりがちょっと物悲しい。
でもこの夢をきっかけに、母ドリスからのメッセージ「忘れて、周りに手を差し伸べて」をきちんと受け止められるジャックになってくれるといいいな。来週でもう終わりだし(涙)ずいぶん待ったのにもう終わりかあ。

ところで別のドラマの話題になってしまうけど・・・サットン、フィラデルフィアから姿を消したと思ったら、こんなとこにいたとは・・・(違)。早く戻ってきてすっきりカタを付けろサットン。
むしろ失踪者として探してもらうべきじゃないのか、フィラデルフィア市警。
(※註 「コールドケース3」の序盤、キャサリン役のSarah Brownはジョシー・サットン刑事として登場していたのに、なんやかんやで、今現在WOWOWの放送部分では「サットンの存在はALLなかったこと工作」が無言で進行中)

そして来週・・・録画の後ろの余分なところを切ろうとして、一瞬見えた映像に「まさか」と思って、結局またうっかり予告を見てしまった。
以前から私は、同じNYが舞台同士のブラッカイマードラマとして、「CSI:NY」と「FBI~失踪者を追え」のクロスオーバーがあるといいなーと思っていたのだが・・・
その想いが・・・・ぶちっと瞬殺(涙)


【 使 用 楽 曲 】
オープニングとエンディングに使用されていたのは、David Bowieの「Space Oddity」の1曲目「Space Oddity」。
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【 脇俳優チェック 】

◆マイケルズの下の娘で弁護士のキャサリン .... Sarah Brown
オフィシャルサイトあり。
第1シーズン17話「栄光の勲章」では、退役祝いの軍人ブル・カーバー(失踪者)の娘で、父と会う予定だったが約束に来なかったので通報したテス・バーキン役で登場していたが、今回は違う役。
「コールドケース3」では、女刑事ジョシー・サットン役で1話~に登場。殺人課の未解決事件班に異動してきたが、前の部署でプライベートでトラブルを起こしたという悪評判のため、周囲に冷たく当たられる存在だった。
「名探偵モンク」の現在放送中の第4シーズン(NHK放送による。アメリカでは第5シーズン)に出演しているが、そのエピはアメリカでの放送順は10話なのだが、NHKの放送順ではすっ飛ばして次のエピに進んでいるようだ。この先放送されるのだろうか?
「ヴァーチャル戦士トゥルーパーズ」ではケイリン・スター役でレギュラー。
70年代に日本でもヒットした「愛情の花咲く樹」のシュキ&アビバのシュキことShuki Levyの娘。

◆マイケルズの元部下で元愛人 .... Veronica Cartwright
オフィシャルサイトあり。幼い頃から子役として活躍しており、サイトの「スクラップ」のコーナーではその美少女ぶりがしのばれる。
第1シーズン15話「さらわれた花嫁」には、披露宴中に花嫁に失踪された花婿チャーリー・ベックワースの母役で登場していた。裏ではすでにとっくの昔に壊れていた夫婦・家庭の状況の違和感に気づかないふりでずっとやってきたが、夫のしてきた現実を突きつけられショックを受ける役だった。
「CSI:6」21話「悪魔のブライズメイド」では、息子の結婚に反対するあまり式をぶちこわしな行動をとった花婿の母ダイアン・チェイス役で登場していた。ダイアンは敏腕弁護士で、冒頭で「Just Married」のオープンカーに遺体がつながれるという猟奇な状況だったために、扱っていた事件でマフィアに恨みをかっていたのではとみられたが・・・
「ザ・クローザー」第1シーズン9話「刑罰の境界線」では、性犯罪の前科持ちのマザースのウェイン・マザースの母親役。メキシコ移民の娘マルタの殺害事件で、マルタが住み込んでいたフィリップス家の息子の証言からマザースが容疑をかけられるのだった。
「NIP/TUCK」第3シーズン15話「クエンティン・コスタ」では、クエンティンが妹と幼い頃育った修道院のシスター役で登場。
「Xファイル」では第5シーズンからスモーキングマンの妻カサンドラ役。「ER」第3シーズン14話「チャンス到来」、16話「信念」では、「嚢胞性腺維症」という難病に苦しむ17歳の少年が、苦しみから逃れたいと延命拒否を訴えるのに、未成年の親の立場から拒否しつつも迷う母親役を演じていた。
映画「エイリアン」では、強い女シガニー・ウィーバーに対して「私できなぁい」タイプの弱い女性パイロット、ランバート役で出演している。
「コールドケース3」14話に登場予定。
妹のAngela Cartwrightは、映画「サウンドオブミュージック」で三女ブリジッタ役、「宇宙家族ロビンソン」でペニー役を演じていたかつての名子役。

◆ストリップバーのマネージャーのフレディ・カターン .... Michael Cudlitz
オフィシャルサイトあり。
第2シーズン14話「ジェシカの真実」に、失踪した元警官ジェシーの恋人で警官のマーク・ケイシー役で登場していた。ケイシーは汚職の片棒を担いでいて、それを暴こうとしたジェシーを仲間内で殺害しようとしたのだった。
「CSI:NY2」19話「スーパーヒーロー」では、自分をスーパーマンだと思い込んでいたクラークの入院していた精神病院のナースのドックス役。ドックスは病院の薬を横流しして売買していたのをクラークに目撃されたのだった。
「CSI:2」9話「裏切りの逃亡者」で、タミー・フェルトンの二度目の事件でタミーに篭絡されてしまった保安官ウィリアム・スペンサーを演じていた。
「CSI:マイアミ3」16話「エバーグレーズ炎上」でも保安官役でホレイショに事件について報告している場面で登場していた。
「バンド・オブ・ブラザース」ではくわえたばこのデンバー・”ブル”・ランドルマン役。
「ビバリーヒルズ青春白書」では第3シーズン終盤にアメフト部男子トニー・ミラーで登場。ブレンダをお別れパーティに誘うがふられてしまったり。「24 Ⅱ」ではCTUエージェントのリック・フィリップス。
「プリズンブレイク」第1シーズン6~7話「悪魔の孔 Part1、Part2」では、囚人たちの暴動によって人質にとられてしまう新人看守ボブ役を演じている。

◆ジャックとサムのテーブルに来たストリッパー .... Sarah Demeestere
第3シーズン17話「孤独な闘い」で、ルーマニアから人身売買とは知らずNYに売られてきた女性アリアナ役を演じていた。逃亡を図ったナディアが見せしめで殴られるのをわざと見させられていたのだった。

◆マイケルズの上の娘でストリッパーのホープことヘレン .... Susan Misner
第2シーズン14話「ジェシカの真実」では、元警官で現在は保釈保証人のジェシー・プリンス役で登場していた。ジェシカは警察の汚職を知ったことで姿を消したのだった。
「CSI:2」23話「哀しい宿命」で、モデルのアシュリー・ジェームスが美を保つために追い詰められて死亡するが、彼女の前にモデルをやっていた姉のキャシー役を演じていた。モデルであり続けるために精神的に追い詰められ、次第にドラッグでぼろぼろになりやがてホームレスに身を落とす役柄。
「CSI:マイアミ2」21話「不倫の方程式」被害者と犬猿の仲だったジェフの妻へディ役。
映画「シカゴ」では、独房のタンゴの女囚の一人リズ役。つぶやきは「pop」で一番最初に歌う。彼氏のバーニーがチューインガムを膨らませてパチンとやるのが気に障って、次にやったら殺すと言ったのにやったので、頭をぶち抜いたという役。

◆マイケルズの元妻マーサ・スコッギンズ .... Rosemary Forsyth
第1シーズンパイロット「自由の代償」では、初の失踪者マギー・カートライトの母ナンシー役で登場している、60年代から活躍しているベテラン女優。
「アリーmyラブ3」13話「曇りのない目で」では、妻が同性愛者と判明したための婚姻無効訴訟で、3人いる判事の一人グレイブ判事役。
ソープオペラ「サンタバーバラ」では初代ソフィア・キャプウェル役を演じていた。「刑事コロンボ 構想の死角」では、被害者の推理小説家ジムの妻ジョアンナ役で出演。
映画「ディスクロージャー」では、マイケル・ダグラス演じるトムを影で支え続ける「友人」ステファニー・カプラン役。

◆ストリップバーのアジア系ホステス .... Michelle Krusiec
第1シーズン17話「栄光の勲章」には、勲章を受章することになっていたブルが、仲間からのプレゼントで呼んでもらったアジア系コールガールを演じていた。
「グレイズアナトミー2」5話「痛みの処方箋」では、モン族のしきたりのために、半身不随になる恐れがあるというのに父に手術を反対されたアンナ役で登場。
「コールドケース2」5話「ブレスレット」では、ブレスレットの写真を警察に持ち込んで両親殺害事件の再捜査を依頼したカーラの現在版を演じていた。カーラは再捜査によってカンボジア王族の娘だと判明する。
「名探偵Mr.モンク」では第1シーズン19話(NHK放送順による)「容疑者は夢の中」で、昏睡中の容疑者ブライアンの家のメイド役。
「ER」第9シーズン7話「痛みに耐えて」では、中国人の家でメイドをしているタン・イー役。雇い主に手をつけられ、出来た子供を取り上げられて主人宅の実子とされ、さらに再び妊娠してしまい、薬物と酒で自殺を図った?という悲惨な境遇からカーターやチェンが引き離そうと努力するが、子供を人質にとられた状態で主人宅に帰って行ってしまう。

◆ジャックの父フランク .... Martin Landau
初登場は第2シーズン20話「人生の最後に」、今シーズンは10話「ジャックの長い一日」に登場。
往年の「スパイ大作戦」で変装の名人ローラン・ハンド役で一世を風靡した。共演していた女スパイシナモン役のBarbara Bainとは結婚して長く連れ添ったが、93年に離婚している。
スパイ大作戦 シーズン1
スパイ大作戦 シーズン1

「刑事コロンボ/二つの顔」では双子の容疑者という、コロンボシリーズでは特異な設定で見るものを惑わせた。「スペース1999」の司令官役など、懐かしいドラマたちの顔である。
映画では「タッカー」、「エド・ウッド」(アカデミー助演男優賞)、「マジェスティック」など出演作多数。

◆FBIカウンセラーのドリス .... Teresa Parente
今シーズン10話「ジャックの長い一日」では、自殺したジャックの母ドリス役で登場。
「フレンズ」第8シーズン2話「探せ!赤いセーターの男」で、ロスとチャンドラーがフィルムを紛失したと思って偽装写真を撮影しによその結婚式に潜入して撮影を始めるが、「私たちの写真も撮って」と二人に頼むカップルの女性の役で登場している。ロスとチャンドラーは自分たちの招待客じゃない人物の写真は撮れないので、あの手この手で撮るまいと必死になり、不審がられてしまう。

◆通報者の鳩青年ロバート・レネセント ....  L.B. Tracey
今シーズン10話「ジャックの長い一日」にジャックの少年時代で登場していた。
現在は活動していないようで、WAT以外にドラマや映画には出ていないようだ。エージェントのデータくらいしか見つからなかった。笑顔が可愛いなぁ。
コメント (4)
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FBI~失踪者を追え!3 第21話「兄と弟の人生」

2007年09月07日 | FBI~失踪者を追え!~
【 失踪者 : ラフィエル・アルバレス 】
FBI着手:失踪37時間後

ダニーの元に、兄のラフィエルの行方がわからないという連絡が入る。ラフィエルは刑務所を出所した後、妻のシルビアと息子のリッキーの元に戻り、新しく子供もできて生活を立て直そうとしていた矢先のはずだった。保護観察中のため、行方がわからない状態にはしておけなかった。ダニーはひとりで探し始めるが、チームの協力を得ることに。
周囲の話を聞くと、ラフィは車の修理工場で働いていたが、新たに自分の店を持とうという目標を持ってがんばっていたのだという。融資も決まって張り切っていたというのだが、銀行の担当者に聞くと実はその融資は断られていたことがわかる。なのにラフィは大金を持っていたことから、何か危ないものに手を出していたのではないかと考えられる。
そこで工場に会いに来ていた前科者のルイス・ヴェガの車を調べたところ、ドラッグが隠されており、そこからはラフィの指紋が発見される。
ダニーはラフィと向き合おうとしていなかった自分は、ラフィに自分自身の過去を見て向き合おうとしていなかったのだと気づくが・・・

ジャックは自分とチームのメンバーの間に微妙な距離があることに気づいた。腹を割って話してもらえないことをセラピストのハリスに打ち明けるが・・・

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Theダニー特集。
今シーズンはあのカップルのグダグダが多かったので、シーズンの終わりにやっと脚光があたりましたか。おせーよ。

仮釈放の証言をしたところで、すでにダニーはラフィに心を開くことができたのかと思っていたのだけど、まだまだ心の扉は固く閉ざされたままだったようで。
「CSI:NY」のダニーも、最後に結局、「あんちゃんはボクを守ってくれたんだね、でも」と気づくというエピがあったけれど、こっちのダニーはこれから兄弟で、家族で、お互いを立て直していく作業ができるだけ幸せなのかもしれない。
でも、「俺はどうすりゃいいんだ」「私どうすればいい」と、ダニーにのしかかってくるものはずっしり重い。

ダニーの過去の空白の部分に、またちょっとだけピースが置かれた。ダニーはロースクールを出ていたのか。そしてそれ以前からすでに飲酒の依存は進んでいたのか。
彼が蓋をしてしまっておいた過去の「見たくない部分」がぽろぽろと・・・・。ダニーはずっとパパに怒鳴られていた時のダニー坊やのままで、いやなことは耳をふさいでしまえば兄ちゃんがかばってくれるなりしてなんとか通り過ぎることができていた。酒を飲めば忘れることもできた。
でもそうやって切り捨てて蓋をしてしまったら、何かの拍子にそれに目がいってしまったときにひきずりこまれてしまうんだよね。
あぁ、バセットハウンドの野良のような、心細そうな瞳のダニーがかわいい・・・拾って帰りたい。

ラフィのように、守るものができたからこそ弱点を持つことにもなるけれど、やはり一人ではないと思うことで、ダニーもラフィも今後立ち向かっていく強さを持っていけるのかな。
ダニーにはいまや、支えてくれる仲間もいるわけだし。
・・・でも、御不満な方が約一名。

「みんな、俺には何も言おうとしないんだ」
・・・ジャック、お前がそれを言うか!
なんでこんなに自己分析の甘いオヤジなのだろうか。
腹を割って向き合わず、自分ひとりで何でも抱え込むやり方をつらぬいてきたのだから、部下だって自然にそういう付き合い方になりますがな・・・
ジャックは厳しいパパで、ヴィヴは優しいママだから、ダニーがママに甘えるのは仕方ない。今更突然優しいパパ扱いして欲しいといったって、それは無理。
マーティンみたいに、普段ジャックより厳しいパパを知ってるからまだジャックが優しく見えるとか、なんだかんだいって厳しいパパが好きだとかのファザコンでもなければ無理だろう。
冒頭のダニーとジャックのやりとりはほほえましかったけど、無理やりジャックが「よーしパパがたまにはキャッチボールしてやるぞ」って割り込んでいるようで、「え~?」というダニーのイヤイヤ半分テレ半分がなんともいえなかった。
でもママに甘えるダニーのほうがなんだかいい話っぽいのが切ないっすね。

しかし、リサに打ち明けるのはいいが・・・なーんか雰囲気が怪しく見えるのは気のせい?
この先オープニングで、朝ベッドで電話を取って事件の知らせを受けた上半身裸のジャックの、その向こうにリサがいるという黄金パターン(この間ドクターハウスがそうだった(涙))で、唐突に関係の変化を知らされても、全然驚かない。驚かないけど・・・すごくイヤ。
ええいジャック、さびしいならうちに来い!(え?)
あぁ、今週は二匹も野良犬を拾ってしまったような気がする。

来週も・・・・なんかいかにもネタバレくさいというか・・・
NHK様、予告って「ツカミ」だけでいいんですよ。


【 脇俳優チェック 】

◆ダニーの兄ラフィエル .... Alex Fernandez
初登場は第2シーズン18話「父と母と子」。当時は服役中で、仮釈放の審査ためにダニーの助けを弁護士から要請してきたのだった。現時点では次の登場は予定されていない。
「CSI:マイアミ4」16話「ロリータポルノ爆弾」では、娘を囮にして性犯罪者をおびき寄せ、父親仲間でリンチをしたヴィクター・テラーザ役で登場。
最近では日本未放映の女性大統領ドラマ「Commander in Chief」第1シーズンに6エピソード出演。
ジャパニメーション・ゲームの吹き替え担当もあり、「ファイナルファンタジーⅩ」アメリカ版では主人公の宿敵でグアド族の長老シーモア役。(日本版では諏訪部順一さん)アメリカ版「吸血鬼ハンターD」では、日本版の大塚芳忠さん(「デス妻」のポールとか、「ER」のシェップとか)のカイル・マーカスの吹き替えを担当している。
「コールドケース3」15話、「ザ・ホワイトハウス6」19話に登場予定。

◆ラフィを裏切ってヤクを奪った元同僚ルイス・ヴェガ .... Reynaldo Gallegos
「CSI:NY2」17話「屍の虫」では、博物館で発見された失語状態の少年サムの里親の男ホセ・マルティネス役で登場していた。
「CSI:マイアミ3」12話「ER襲撃」では、欠けたホイールの車に乗っていた男ジェシー役で登場。

◆ケアリー・チェイス .... William O'Leary
ラフィの事業に協力しようとした、リハビリで出会った元麻薬常用者のビジネスマン
「CSI:マイアミ」第1シーズン6話「魔の手」でつかまった小児性愛者スチュアート・オーティス役を演じていた。第1シーズン24話「死刑台への脱走」では刑務所から脱走し、少女をさらって逃走したためにホレイショの最大級の怒りをくらう。
「NUMBERS」第1シーズン1話「天才の登場」では、連続レイプ殺人の犯人ホールデーン役で登場。

◆ラフィの工場の同僚ネルソン ....  Angelo Pagan
オフィシャルサイトあり。
「ダーマ&グレッグ」第3シーズン3話「キティの悪だくみ」では、ダーマお気に入りのふわふわに仕上げてくれるクリーニング屋の店員役で登場。
歌手活動も行っている。

◆ラフィエルの妻シルビア .... Marisol Ramirez
初登場は第2シーズン18話「父と母と子」。
「コールドケース3」15話に登場予定。

◆ラフィに工場を売る予定だった工場主ピーターセン .... Mik Scriba
「コールドケース2」12話「リング」では、ボクシングの試合の最中死んだジェリーの恋人ジーナの父で、試合のレフェリーだったソニー・キャロル76年版
「名探偵Mr.モンク3」7話「花婿 危機一髪」で、ナタリーの弟の結婚式にモンクの代わりに出席したディッシャーが車に轢かれるが、ストットルマイヤーが管轄外でもかまわず張り切ろうとするのを制止する、現地警察のブリスト警部補役で登場していた。
「ザ・プラクティス」では5~7シーズンにシモンズ刑事役でちょこちょこ出演。「BONES」第2シーズン12話に登場予定。

◆FBIのメガネの捜査官 .... Ciro Suarez
「ミディアム2」5話「旅立ちの日」では、ポリグラフの技官役で登場していた。
「ザ・ユニット」第2シーズン4話、「クリミナルマインド」第2シーズン6話に登場予定。
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FBI~失踪者を追え!3 第20話「小さな町の悪夢」

2007年08月31日 | FBI~失踪者を追え!~
【 失踪者 : デイジー・ソープ 】
FBI着手:失踪18時間後

13歳の少女デイジー・ソープが失踪した事件が発生する。
事件が起こった小さな町では、7年前にも牧師の娘アンバー・ブライスが暴行・殺害されるという事件が発生、未解決のままとなっていた。そこで小さな町の人々は、当時アンバーのBFで容疑者となったカーティスを、今度こそ犯人として挙げるべきだといきまいており、不穏なムードが漂っていた。
デイジーは数ヶ月前から反抗的な態度がひどくなり、ピルを飲んでみたりと行動が荒れていたことで母親はひそかに悩んでいたのだという。
カーティスは二つの事件とも関与を否定、ジャックは24時間の監視を命じるが、保安官たちの手抜かりでカーティスは姿を消してしまう。さらにカーティスの家の中からはデイジーの衣服と血のついたナイフが・・・

そんな中、サムはマーティンとの仲がこじれて、取り返しのつかない状態になっていた。マーティンから突然別れを告げられたサムは、傷ついた心を抱えたまま捜査に取り組む。
そしてヴィヴは息子のレジーがサボってビールを飲んでいたと知り叱るが、レジーは聞く耳を持たない・・・

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破局、早っ!しかも、あっけなっ!

見えない部分で色々もめていたようで。サムは占いの結果なんとかやり直そうとしたのかな、でも生来の「めんどくさい女」ぶりは、努力してもいかんともしがたかったようで、マーティンの限界が先に来てしまったようだ。
「振り回されるのはうんざりだ」
あの切り捨て方がなんとも頑固なお坊ちゃま。

いとこの結婚式の出席かぁ。マーティンのいとこといえば、以前出てきたのはおばのボニーの二人の娘だが(第2シーズン20話「人生の最後に」)、上の娘ジェイミーは子持ちなので、下の娘アリソンかも。しかしそれならサムは一緒におばの家のトーランド家に捜査に行ってる訳だから、超える敷居は数センチ程度低いとは思うのだけど。
「良家のボンと付き合って、冠婚葬祭のついでで正式に紹介される」ことのプレッシャーという意味では、「ER」のアビーが二回ほど経験しているのを思い出す。あれのフィッツジェラルド家版と考えてみると・・・うーむ、息が詰まるのは間違いない感じ。
サムにしてみたら・・・「彼氏のパパは副長官」なわけで、息子の嫁としてお気に召さなかったら、即日フィッツジェラルド副長官が人事ファイルを手にとって、ノースダコタ支部あたりに飛ばされないとも限らないわけで・・・その辺のためらいをマーティンにはもうちょっと心を広く受け止めてあげてほしかったと思わなくもない。(心にもない)

それにしても師弟の連係プレーときたら。
マーティンがサムを袈裟懸けにばっさり斬り捨てたと思いきや、ジャックが駄目押しで「仕事に持ち込むな」と介錯をしてみせるという。(ジャックよ、それをお前が言うか
サム、なんという満身創痍。
ほんとにこのままあの二人の関係は終わってしまうのだろうか?
いや、別に終わってもいいんだけど(鬼)。というか、終わってくれてほっとしたりなんかしちゃったりして。

そんなぎすぎすした雰囲気の中で、ダニーの気づかなさ具合がカワイイ。
「そーだよン」て。ダニーは語尾がカワユイのぅ。(かわいいのは力也さんですか)
金髪に目がブルーで「お前の好みだ」って、ダニー~~!そこで明るいリアクションがなかったら、もう一息突っ込めー!
ダニーはいつも「ボクは実はわかってるもんね」と事情通ぶってるけど、実は・・・知るのは一番最後だし。
逆に全部わかってるのはジャック。突き放しつつ、最後にサムをさりげなく配置するあたりの思いやり。デイジーにとっても、サムにとっても、あの場面ではお互い傷ついた同士のいたわりと、触れない程度の寄り添いが必要だというのを、ジャックはよくわかっててやってるように思う。
それに、ジャックは父親を連想させるわけだし。
ジャックはその前に自分にやれること=父親を鬼のようにシメるということを立派にやり遂げてたし。あぁ、あんなふうにジャックに怒鳴られてみたい(え?)

家庭という安住の場が揺らいだ時、レジーとデイジーのように子供はシグナルを発する。
レジーの場合は母親を思うが故、自分でもどうしていいかわからない苛立ちからの行動だったから、話し合い抱きしめあうことでなんとか解決した。
レジーを見ると、ヴィヴが愛情深くレジーを育ててきたことがよくわかる。肝心な時に愛情を信じることができる子供は強い。
しかし、デイジーの場合は・・・親からの愛情そのものが崩壊したのだから、これから母と子でなんとか人生を立て直していかなければいけないという、重いスタートラインに立ったようなものだ。
狭い町の中から逃げられなかったカーティス、町の亡霊にとらわれてしまったマット、町にとらわれたままの牧師、そして見つからない犯人・・・
あの町、多分ブラックロッジがあるな。

なんか来週の予告・・・もしかして激しくネタバレしてますか?どうもネタバレのにおいぷんぷん。
見るのが悪いのかもしれないけど(それもどうなんだ)。見たら瞬時に忘れる努力をしないといけないというのも、なかなか切ないもんです。


【 脇俳優チェック 】

◆デイジーの父マット .... Dwier Brown
「ER」第3シーズン6話「神よ、力を貸したまえ」で起こった一家四人の事故で、父親で小児科医のデヴィッド・ハーリー役で登場。7話と8話で退院するまでの3エピに出演している。
映画「フィールド・オブ・ドリームス」では、ケビン・コスナー演じるレイが作った野球場に現れた、レイの若き日の父ジョン・キンセラ役を演じている。レイとジョンの時空を超えた親子のキャッチボールシーンは感動的。
「クリミナル・マインド」第1シーズン12話に登場予定。

◆デイジーの母 .... Cynthia Ettinger
「グレイズアナトミー2」6話「アンフェア」では、列車事故で火傷を負った妊婦ブルックの、親友の妊婦ジャヌ役で登場。アディソンとイジーが二人の妊婦を担当していた。
「ヤングスーパーマン」のクラークの母マーサ役は、パイロット段階では彼女だったが、その後アネット・オトールに変更になった。第1話はほとんど撮影しなおしたが遠景のシーンでは彼女のままのが残っているらしい。
「Dr.HOUSE」第1シーズン16話「肥満の原因」では、倒れて運ばれた肥満気味の少女ジェシカの母役を演じていた。太めな自分に悩みがちな娘を支え、励ます心優しい母親。

◆保安官 .... Lindsey Ginter
「CSI:6」5話「生きる定め」では、マックブライド家を襲った少年たちの一人ルークの父親クリス役で登場。凶器になったリボルバーの持ち主であったことから名前が浮上するが、クリスはルークを鉄拳制裁で育てたらしく、奨学金をパーにする息子に怒りを隠せない様子の描写が意味ありげだった。
「LOST2」6話「彼女の事情」、14話「捕らえられた男」では、ケイトの父で陸軍士官のサム・オースティン役を演じている。

◆副保安官 .... Brandon Keener
「ミディアム」第1シーズン3話「死の婚礼」で、アリソンとスキャンロン刑事が出会うことになった新婚カップル連続殺人事件で、アリソンが夢に見た妻殺しの夫ティム役で登場。
「インベイジョン」18話「カンブリア爆発」では、第1話「ハリケーン」の時墜落した気象偵察機に乗っていた、空軍中尉ウイリアム・ブラント役。

◆アンバーの元彼カーティス・ホーン .... John Krasinski
「CSI:5」11話「ホームズ最後の夜」では、追突事件の被害者コーリーのルームメイトのライル役。額に怪我をしていたので、一緒に事故にあったが逃げたのではないかと疑われてしまう。
WOWOWで以前、そして現在はLaLaTVで放送している「The Office」という英国コメディをリメイクしたアメリカ版のほうにレギュラー出演している。
最近では映画「ザ・ホリデイ」に出演、「ライセンス・トゥ・ウェッド」で主演しロビン・ウィリアムズと共演している。「シュレック3」ではアーサー王ネタの学園パロディのところで、ランスロットの吹き替えを担当している。
まだ公開されていないが、「Leatherheads」ではジョージ・クルーニーと共演など、成功のステップを着実に上がっている俳優だ。

◆アンバーの父ブライス牧師 .... Randy Oglesby
「コールドケース2」8話「リスト」では、赤狩りの被害を受けた末に殺害された、被害者エリオットの次男ハワードの現在版を演じている。ハワードは「父は家庭を捨てた」と聞かされていたのに、実際は殺害されていたと知って自殺未遂を図ったため、リリーたちは彼の気持ちを汲んで再捜査を行うことに。
「アリーmyラブ2」13話「天使と飛行船」では、妻が自宅の寝室で仕事仲間と不倫していたため、二人を銃で撃って殺人未遂に問われた男ハーベイ・ケント役で登場。
「スタートレック エンタープライズ」ではヒト族のデグラ役でレギュラー。
「ボストン・パブリック」の第1シーズン12~13話では、ミルトンと交際している生徒リサの父グリアー役で登場している。このエピは「ザ・プラクティス」とのクロスオーバーエピなのだが、「ザ・プラクティス」にはこのエピの前後に医師役、判事役と別々の顔で登場している。

◆失踪者デイジー・ソープ .... Ashley Rose Orr
オフィシャルサイトあり。
6歳からブロードウェイの舞台に立っていたという経歴の持ち主。英語版「風の谷のナウシカ」の吹き替えで「ペジテの農民の少女」とあるので、服を脱いでナウシカの身代わりになった少女の役か。
「コールドケース2」6話「デビルズプール」では、いじめっ子3少女のうち金持ち娘ブランディの腰ぎんちゃくだったティファニーの少女時代を演じていた。
「デスパレートな妻たち」第1シーズン11話「本当の気持」に、ジュリーの誕生パーティに一緒にいた友達の少女役で登場。
日本では未公開のようだが、テレビ映画「シャーリー・テンプル物語」で伝説の子役シャーリー・テンプル役を演じている。
Child Star: Shirley Temple Story

◆ヴィヴの息子レジー .... William Turner
第1シーズン20話「偉大なボクサー」が初登場。この後の出演予定がないので、レジーがらみの話が出ないのか、俳優さんが代わるかどちらかなのだろう。
「ER」第12シーズン5話「あのとき何が…」では、プラットの父チャーリーが性教育をしていた少年たちのひとりで登場していた。「(その年で子供を作って)養育費の支払いが滞ったら、ガンガンせっつくのは誰だ?」と聞かれて「・・・コドモのかあちゃん」と現実を認識させられて絶句していた少年。

◆デイジーとカーティスを覗き見た少年リード ....  Max Jansen Weinstein
「CSI:4」19話「言霊」では、火災で長女サブリナ・アバナシーが死亡した事件で、アバナシー一家の末っ子サム役を演じていた。出荷の原因はサブリナの不始末か、ボケかけた祖母の失火かと疑われたが、実は家庭内の軋轢を一番弱い立場で受けた人間のストレスが招いた悲惨な事件なのだった。
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FBI~失踪者を追え!3 第19話「占い師アグネス」

2007年08月23日 | FBI~失踪者を追え!~
【 失踪者 : アグネス・デシャン 】
FBI着手:失踪39時間後

占い師のアグネスが姿を消したと通報があった。事件性はないように思われたが、部屋からは額に「アグネス」と書かれた、焼け焦げた人形が発見されたことから、恨みの線が浮上する。
アグネスと一緒に店をやっていたレベッカによると、男性客が占いの結果で怒っていたことをアグネスは悩んでいた様子だったという。
その客を特定するために男性客にあたってみたところ、占いの最中に怒鳴り込んできた男性がいたことがわかる。部屋に捨てられていた蝋燭からも、何かうらみを買っていたのではないかという疑いが浮上する。
また、アグネスが住んでいた部屋の大家は、アグネスが階段から落ちた時のことを覚えていた。アグネスはひどく動揺して救急車を呼びたくないといったが、怪我をしていたようなので大家が無理に通報したのだった。そして何者かに突き落とされたのではないかというのだが・・・

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ヴィヴ、2週間倒れっぱなしお疲れ様(違)。

アグネスの事件が、というより、事件を通して各自の現在をモザイク画にして描いていたような今回。
ヴィヴが病気のことを隠していたことで、なんとなくお見舞いにいく気持ちが揺れているジャック・・・自分は信じられてなかったのかな、やっぱり不意打ちで戻ってきちゃったし、まだ怒ってるのかなとか、色々考えていたのだろうか。

マーティンはそのあたりのジャックの心の機微にまっっったく気づくことなく、パパ関連の医者を紹介してくるという、お坊ちゃま君らしいボケた優しさを。
・・・いや、悪くないだろうけど、副長官がらみの医者って、かなり気を使いそうでは?「気を使わなくていいんだよー」とか返しそうなマーティンの、方向性を間違えた優しさに、やはりサムはイラっとくるのだろうか。

結局ジャックはアグネスの思いに触れ、今ヴィヴに必要なのは周囲の支えなんだということに思い至ったのかも。
そして夫の心配もマーティンの優しさも心は安らがせるけれど、ヴィヴにとってはジャックに「君の代わりはいない」と(そういう台詞は絶対ジャックは言わないんだけどね)知らせてもらうことがヴィヴにとっては何よりの薬になったようだ。
ジャックの転勤中止以来、ずっとヴィヴとジャックが心を開いて話し合う暇もなかったけれど、ここでやっと二人が「お互い必要な存在」として心を開いていいパートナーシップを取り戻した。
CSIの主任とキャサリンのように、長く連れ添った夫婦以上の、いい距離感のパートナー。カップル、っていうのも変だけど、熟年カップルにしか出せない熟成された味、かな。

一方若いカップルは・・・サムの言動が、激しく微妙。
まーね、もう彼女の中ではほぼ結論が出てるんでしょう。
どうでもいいような、はぁ?ってことでいちゃもんつけてマーティンに突っかかるのも、すでに「何やってるの見てもイラつく」っていうレベルになってきてるわけで。
「占いましょうか」って言われて「えぇ!」って振り向くのの早いこと早いこと。出ている結論を、誰かに背中を押して欲しいだけの段階・・・こういうのを「終わってる」っていうような気がする。
どうすんの、マーティン。どうすんの!
・・・つってもなぁ。サムが終わっちゃってる以上(決定なの?)どーするもこーするも。いまやボスは独身だしね(それを言うな!)
二人で向かい合って書類仕事してる時なんて、見事に目を合わせてないし・・・

でもまさか、ダニーはそこまでヤバい状況だって思ってないから、「ああーケンカしてるケンカしてるぅ~」って感じでニヤニヤ割り込んでいくイケズ。
とりなしているようで、非常にワクワクが抑えられないような目をしていたダニー。
今回はダニーの台詞回しとか、衣装とか、何かとツッコミどころが多かったような気がする。あの帽子は、あの配色はアリなんですか?
それと「うっそ」とか「俺はFBIダヨ」「脅しじゃない」(←「ヨ」のあたりの語尾が)とか・・・

やっぱり「俺は~ダニー・テイラー♪」って歌って欲しい(それ違う)。ダニー、歌って~♪ってリクエストしたら、
「了解っす!」ってマイクを帽子の中から取り出して歌ってくれないかなぁ。
(それどういう妄想よ)

もう19話、残り4話?・・・早っ!
この間シーズンが始まったばかりだと思っていたのに。来月いっぱいで終わりかぁ。
あっという間すぎ・・・(涙)


【 ト リ ビ ア 】

★ 「in loving memory Nicole DeHuff」
エンドクレジットに出ていたのは、第1シーズン12話「暴力からの脱出」で、夫のDVから脱出するために姿を消した妊婦キャシー・ドブソンを演じていた Nicole De Huffの死に関する追悼メッセージ。
このエピ自体は2005年4月放送なので、撮影時に訃報があったとか、そういうことなのかも。
彼女は2005年に医師の誤診のために肺炎で亡くなっている。(当時日本でも記事が配信されていたが、現在は元記事が削除されている。)
「CSI:2」6話「冤罪 兄弟のレクイエム」で、ホテルのサウナで死んでた女性の連れのティーナ役で登場。「CSI:マイアミ2」15話と18話ではラボの技師役。
「名探偵モンク2」1話(NHK放送順による)「つよい女こわい女」では、オタクっぽいプログラマーと付き合ってしまう店員ビッキー役。
映画「ミート・ザ・ペアレンツ」でヒロインの姉妹役を演じていたのが代表作となった。享年31歳。


【 脇俳優チェック 】

◆アグネスのおばヒルダ .... Karen Austin
「デスパレートな妻たち」第1シーズン13話「大人の分別」では、トムの父ロドニーがリネット宅に連れ込んだ愛人のロイス役を演じていた。
「コールドケース」16話「ボランティア」では被害者の旧友で、現在版では画商になっていた女性、テリー・マックスウェル役で登場していた。
コロンボ14年ぶりの新作「刑事コロンボ'90/超魔術への招待」に準主役で登場。これ、見た記憶はあるが、「こんなのコロンボじゃないやい!」ってなったような気が。
他には「ビバリーヒルズ青春白書」でジーナの母ボビー役で、自分が娘の信託財産を使い込んだのに管理者のドナ母から賠償をせしめるという、「悪女の母は悪女」ぶりをやっていた。
「ER Ⅷ」17話「すぎ去ったこと」では、レズビアンのもつれ?で刺傷で運び込まれた女子大生の母親役。

◆グレンに未練のあるアグネスの客エドガー ....  Bill Brochtrup
「NYPDブルー」の第2シーズン以降PAAのジョン・アーヴィン役でレギュラー出演。
「ダーマ&グレッグ」第1シーズン7話「大バトル!初めての危機」では、死の儀式を行って死のうとしているインディアンのジョージをダーマが手伝おうとするが、ジョージがパイプを吸おうとしたのを禁煙だからと止めようとしたウェイター役で登場していた。しかし「身長180のアマゾネス」のダーマにがっちり締め付けられて、結局ジョージにパイプを吸われてしまったのだった。
私生活では、ゲイであることをカミングアウトしている。

◆占いでミスを謝られた資産家のルアン .... K Callan
「新・スーパーマン」でクラーク・ケントの養母マーサ・ケントを演じている。
「NIP/TUCK」第3シーズン4話「レア・レイノルズ」では、アルツハイマーになってしまった夫が自分を妻だと認識できるように、40代の頃の顔に整形してくれと頼んできた老女エリー役で登場。
「CSI:4」19話「言霊」では、女子高生サブリナが自宅で焼死した事件で、認知症の祖母マーサ・アバナシー役を演じていた。
他、多数のドラマのゲスト出演がある。SGA(映画俳優ギルド)の役員で、後進の俳優たちのためにショウビズ界についての経験を語る著書を何冊も出している。
「コールドケース3」21話に登場予定。
The Los Angeles Agent Book: Getr the Agent You Need for the Career You Want (Los Angeles Agent Book)The New York Agent Book: Get the Agent You Need for the Career You WantThe Los Angeles Agent Book: Get the Agent You Need for the Career You WantDirecting Your Directing CareerHow to Sell Yourself As an Actor

◆失踪した占い師アグネス .... Alexandra Lydon
「CSI:マイアミ4」6話「容疑者ホレイショ・ケイン」と15話「壊れた男」にジェニファー・ウィルソン役で登場。ホレイショがNY勤務時代に担当した事件で、ジェニファーが9歳の時に両親をレズデンに殺害されながら隠れていて生き残ったため、ホレイショがずっと守ってきた少女。
「デスパレートな妻たち2」2話「不愉快な身内」では、カルロスが刑務所で一緒になったリッチーが、カルロスを脅した金で豊胸手術をさせようとした愛人のリタ・リヴェラ役を演じていた。
「CSI:5」23話「死体たちの運命」では、ヤリ男のトリップに遊ばれたため、専門知識を駆使してこらしめるつもりが惨事を招いてしまった、大学寮の寮長スーザン役で登場していた。
「24」第3シーズンで、テロリストのスティーブン・サンダースがミシェルを人質にとったために、対抗策としてジャックが拘束したスティーブンの娘ジェイン・サンダース役を演じていた。
「プリズンブレイク」の第2シーズンでは、マイケルたちが隠れようとした家の大家ジャネット・オーウェンスの娘で、警官のアン役。

◆アグネスのアパートの大家 .... Victor Raider-Wexler
オフィシャルサイトあり。(最初、多少アラートメッセージが鬱陶しいので注意)
「Hey!レイモンド」ではフランクの友達スタン役でずっと散発的に登場している。登場エピはそんなに多くないのだが、フランクとマリーの会話の中にたびたび登場しているキャラクター。
「ふたりの男とひとりの女」第4シーズンでは、ピートがボランティアすることになった消防署の署長役。
「フレンズ」第2シーズン6話「忘れ物にご用心」では、ロスのキウイアレルギーを診察してくれたドクターカーリー役。ロスが注射の恐怖でにぎりつぶしたモニカの手も診てくれた。
「ザ・ホワイトハウス4」8話「迫られる決断」では、大統領選挙の速報番組のコメンテーター役。一人だけテンションが高くしゃべりまくっていた。
「ダーマ&グレッグ」第5シーズン19話「結婚の誓い 再び…」では、グレッグの(当時は元)秘書マリーンの父マーティン役で登場。マリーンに両親の世話を体よく押し付けられ、マイペースな彼らにダーマは振り回される。

◆アグネスの父パトリック・オートン .... John Dennis Johnston
「ER」第6シーズン5話「真実そして結果」では、息子が事故にあって運び込まれるが、輸血に「身内の血以外は使いたくない」と希望する父親役で登場。そのため息子がHIVポジティブであることが発覚してしまう。
70年代から数多くの作品に出演してきたベテラン俳優。映画では「ピンク・キャデラック」で白人至上主義集団バースライトのリーダーの右腕ウェイクロス役を演じている。

◆アグネスと一緒に店をやっているレベッカ ....  Natacha Roi
「BONES」第1シーズン5話「小さな死体」では、被害者チャーリーの母親でシングルマザーのマーガレット・サンダース役で登場。マーガレットはチャーリーのほかにふたりの里子を引き取って育てていた。
「ザ・ユニット」第1シーズン4話「金の亡者」ではジョナスたちが護衛していたメキシコの麻薬大臣サラザールが襲撃され、その間に家族が誘拐されるが、誘拐事件の現場で拘束した男を引き渡さないとゴネた女性警察官役で登場していた。引き渡す前に「ボスと話させろ」とジョナスに食って掛かるが、ジョナスはホワイトハウスの直通電話をかけて黙らせてしまうのだった。

◆アグネスを診察したERドクター .... Jamison Yang
「ER」第10シーズン12話「新生児ICU」で、ニーラが担当した双子新生児の中国人両親の、父親のほうを演じていた。双子の男の子は元気だったが、女の子の方は重い障害が残る状態。夫妻は男の子を連れて先に退院するが、そのまま娘を捨てて中国に帰国してしまったのだった。
「ミディアム2」20話、「アグリー・ベティ」第1シーズン11話、「Dr.HOUSE」第3シーズン18話に登場予定。
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FBI~失踪者を追え!3 第18話「主よ導きたまえ」

2007年08月04日 | FBI~失踪者を追え!~
【 失踪者 : ステファニー・ヒーリー 】
FBI着手:失踪70時間後

教会のゴスペル隊で熱心に活動していたステファニー・ヒーリーという女性が練習に現れなかったため、不審に思われ通報された。
ステファニーは熱心に活動していたのにもかかわらず、彼女は個人的なことについてあまり語っていなかったために、ステファニーについて詳しいことは何も知らないという。
彼女は銀行に勤務していたが、4回転職しており、そのたび別人のように外見を変えていた。銀行の同僚によると、ステファニーは失踪前2500ドルを借り越し状態で引き出し、その時見知らぬ男と言い争っていたのが目撃されていた。
ステファニーの部屋には恋人から贈られたとおぼしき花束が捨てられていたが、それを贈ったのはエディ・ファーガソンという男性で、ステファニーの恋人だったが、つい最近別れていた。
エディは「スティーブン」という名前の留守録を聞いてステファニーを問い詰めたところ、実はステファニーは男性から性転換しており、スティーブンは彼女の「前の自分」だと知って衝撃を受けたのだった・・・

その頃、経過を見ていたヴィヴの心臓の状態は思わしくないことがわかった。手術しないといけないかもしれないということで、夫のマーカスも不安に思うが、ヴィヴは自分の不安を押し殺して仕事に集中しようとしていたが・・・

----------------------------------------------------

今回の話は、「実はスティーブンでした」「ええええっ?」っていう部分が肝なのであって・・・
そこを先週予告でやってたら意味ないと思うのですが、そのあたりどうでしょうNHK様。

そう、先週予告で「スティーブン」って言ったときに、「あ、まさか」と思って、それ以上にストーリーがヒネってあることを期待してたのですが、やはりちょっとやられちゃったなぁという感じがぬぐえなかった。
ネタバレ度80%くらいになってたような。
でもポジティブに考えるんだ!まだしもヴィヴの心臓について触れてないだけまだしもじゃないか!
・・・って無理だ。とほほ、もう予告を見なければいいんだろうな・・・

しかしステファニーの女優さんはなかなかすごいというか、転換後の知り合いや、女として見てもらいたい相手には「ステファニー」なんだけど、元妻としゃべってるときは「スティーブン」の顔になっていた。
実際、性同一性障害の人の心理がそういう風に切り分けられるのかどうかは別として、そういう演出は非常にリアルに感じさせられた。それをきちんと演じ分けられる女優さんてすごい。

先週「この平和がいつまで続くやら」と書いたが、もう波乱の予感ですか。
薬の処方は、なにやら危険なフラグが立ったような気がする。せっかく信頼関係を築いてきたリサにも壁を作って、本音を語ろうとしていないジャック。いつもの悪い癖が出ているようだ。
先週のノーウッド夫妻のラストシーンを見て、かえって気持ちに重い物を抱えてしまったのだろうか。

そういうジャックの苦悩を知らず、仕事中はちゃんとけじめをつけてるつもりでいながら完全にラブラブオーラを発散しているマーティン&サムが微妙・・・
多分ジャックが悩んでいるのを見たら、サムはほっておけない病が出るのだから、今のうちに幸せを満喫しておくがいいさ(鬼)。
それにしても・・・自分がドラマに毒されてるなーと思った瞬間。サムがベバリーの家の外で、靴のとれたヒールを発見したところで、ひょいと拾い上げたサムに向かって「ああああ、素手で触っちゃだめーーー!」とか急速でツッコんでしまったところ。
WATの捜査官たちは時々素手で現場をべたべた触ってるので、気になってしょうがない。この場合はヒールに指紋もへったくれもないだろうけど。

ヴィヴの夫マーカス登場。学校の教師なのか。
FBI勤務の妻に教師の夫、っていうのも何か不思議な感じ。マーカスの吹き替えが、「CSI:NY」のホークス先生の声をやっている楠大典さんなので、「あぁ、ヴィヴの夫はホークス先生・・・」などと妄想にふけってしまった。
(「ER」のプラットや「OC」のサンディでもいいのですがワタシはやはりホークス先生で)
さすがヴィヴだけあって優しげなだんなさんでいいなぁ。

そのヴィヴがこらえにこらえていたのに、とうとう倒れてしまった!
あんな寒そうなところで風にさらされてるから・・・ダニーの男前な「俺が行く!」には惚れ惚れしたけど、いやそんな場合じゃない。
どうなるヴィヴ・・・と思ったら、NHKは2週間のお休みですか!!
なんてことだ!!ヴィヴ~~2週間がんばれ~!(違)


【 脇俳優チェック 】

◆ステファニーの銀行の上司 .... Carlease Burke
「デスパレートな妻たち」第1シーズンに、ERナース役で2エピ登場している。10話「もう誰も信じない」では、レックスがSMプレイ中に倒れて担ぎ込まれ、ブリーが知らせを聞いて駆けつけたところ、「妻が来た」というのでうまくごまかそうとした受付のナース役。
14話「バレンタインの悪夢」では、スーザンとのバレンタインディナーの最中、怪我を押し隠していたがとうとう倒れてしまったマイクが病院に運び込まれ、しかし家宅侵入して撃たれたとは言えないのでマイクがでたらめを供述したため、「あんな話信じられますぅ?」とドクターに言っている。

◆ステファニーの父 .... Michael Fairman
「コールドケース」第1シーズン15話「ディスコ・インフェルノ」では被害者ベニーの父デヴィッド・ローゼンの現在版を演じていた。ローゼンは厳格にして敬虔なユダヤ教徒で、息子がディスコダンスに入れ込んでいることが許せず、しかしお互い分かり合えないまま息子がなくなったことに長く傷ついていたのに、さらに息子殺しの疑いまでかけられてしまう。
「ER」の一番最初のパイロットエピで、グリーン先生が妻から「もっと余裕のある仕事を」と頼まれて大手病院に面接に行った時、超高収入のオファーを出したドクターハリスで登場していた。このオファーをグリーン先生が受けていたら長生きしただろうか。(ERも始まらないけどね)
「L.A.LAW 七人の弁護士」では第1シーズンから通してずっと判事役でサブレギュラー出演している。
「ダーマ&グレッグ」第5シーズン5話「わたしのB&B」では、キティの慈善事業のライバルティーンジー・マンハートの夫ポーター。火花を散らすお互いの妻を、エドワードと一緒にビビリながら見守っている。
映画「13デイズ」では、アメリカ国連大使で大統領選にも二度出馬した実在の人物アドレイ・スティーブンソン役を演じている。
「ミディアム3」の4話に登場予定。

◆教会の合唱団の指揮者 .... Eric Lange
「CSI:NY2」10話「マンハッタンキングダム」では、全身に文字を書かれてカーペットでくるまれて殺害されていた作家の卵の、担当編集カーラの夫ウィンガー役を演じていた。実は彼の生まれ持った病気が事件に大いに関係しているのだった。
「CSI:5」7話「狼少女」では防犯ビデオの係の男性役で登場していた。父の気を引きたいカジノオーナーの娘ジャネルに頼まれて、ビデオを工作していたのだった。
「ER 12」2話「拒まれた新生児」では、代理母のクレアが逆子で必要なのに帝王切開を拒んだため、障害を持って生まれるようなら引き取らないと言いはじめた胎児の実父ロッド役で登場していた。
「コールドケース3」18話、「ザ・ホワイトハウス6」5話にそれぞれ登場予定。

◆ステファニーの母 .... Sandy Martin
「NIP/TUCK」第3シーズン12話「サル・ペリー」では、飛行機事故の被害者の女性ヘレン役。ジュリアは母が事故に巻き込まれたと聞いて駆けつけるが、その途中ヘレンの娘に出会う。そして現場に入り込んだジュリアはヘレンを母にダブらせて手当てをしてあげるが、結局重度の火傷で息を引き取ってしまう。
「CSI:NY」第1シーズン23話「この目に映るもの」では、マックが巻き込まれたコーヒーショップの発砲犯コリンズの母役で登場していた。コリンズの母は息子を思って警察に引き渡したのだが、息子のコリンズはそれを裏切りととらえたために悲劇が起こってしまう。
「デスパレートな妻たち」18話「迷える親ヒツジ」で、ブリーとレックスがアンドリューの面会に来たキャンプヘネシーで、ブリーが震撼させられた二人の下品な母親の短髪の方。
「ER 8」7話「もし神の慈悲に背いたら」で、どうしてもカーターに診てもらいたいと御指名でやってきたシスターのひとりで登場していた。
「CSI:科学捜査班」11話「刻まれた5つの殺人予告」では連続誘拐事件がらみで事情聴取された女性トラック運転手役。今回と同様にアバズレ風なキャラで「なにすんだよぅ!」と大暴れしていた。第7シーズン12話に別の役で再登場予定。
「コールドケース4」16話に登場予定。

◆ステファニーの弟ロバート .... Jamie McShane
「CSI:科学捜査犯」第1シーズン11話「刻まれた5つの殺人予告」に、弟ケニーに遺産目的で殺された兄役で登場。第6シーズン1話「CSIチーム再開」では、ゴミ袋をまとっただけの状態で街中に放り出された被害者ブルックを哀れみ、ブーツをあげた清掃局員ヴォナー役で登場していた。
「コールドケース2」9話「ハンター」では、連続殺人事件発見の発端となった被害者ジャネット・ランバートのDV亭主リロイ役。ジャネットは85年にリロイの暴力に耐えかねて娘を連れて家を出るがそのまま失踪し、鳥獣保護区で首なし遺体として発見されたためにリロイが疑われたのだった。
「NIP/TUCK」第1シーズン8話「キャラ・フィッツジェラルド」で、新婚旅行のため睾丸の痣を整形でなくしてほしいとクリスチャンに依頼してきた患者役で登場している。しかし実は彼は牧師で、少年への性的虐待で痣の特徴が手配されていたための依頼だった。
「名探偵モンク」第1シーズン8話(NHK放送順による)「時計台の殺人」では、モンクが潜入捜査することになったトゥルーディの母校の用務員役。
「ER」第9シーズン18話「異常事態」では交通事故で運ばれてきた男性ラッシング役。彼が「子供たちが一緒だった」と言うので警察は捜索するが見つからない。が、駆けつけた妻によると夫妻に子供はいないことがわかる。
「24」第3シーズンではパーマー大統領のもとで報道官をつとめているゲリー・ホワイトホーン役で6エピソードに出演。
「CSI:マイアミ5」5話に登場予定。

◆ステファニーの恋人エディ・ファーガソン .... Dale Midkiff
「CSI:2」2話「偶然の失踪」では、失踪して後で遺体となって発見された女子大生ペイジが、不倫関係にあった哲学のウッドベリー教授役を演じていた。
スティーブン・キング原作の「ペットセメタリー」では、次第に狂気にとらわれていく主人公の医師ルイス・クリード役。

◆スティーブン/ステファニー・ヒーリー .... Sandra Nelson
「名探偵モンク4」4話(NHK放送順による)「モンク・イン・ザ・ダーク」では、消防署で犯人に洗浄液をかけられて視力を失ってしまったモンクの診察をしてくれた医師役で登場していた。
「CSI:NY3」22話に登場予定。

◆性転換手術を行ったドクター .... Tony Pasqualini
「CSI:NY2」10話「マンハッタンキングダム」では、精神科医の役で登場。ダニーが「文字を書かずにはいられない病気」ハイパグラフィアの解説をしてもらっていた。
「コールドケース4」12話に登場予定。

◆ヴィヴの夫マーカス .... Joseph C. Phillips
オフィシャルサイトあり。
今回が初登場で、第5シーズン現在登場は続いている。「CSI:5」17話「制御不能」に、被害者のフライトアテンダントの近親者役?夫?のようなクレジットはあったのだが、シーンがカットされていたのか未確認。

◆リリアン/ラリー・シュナイダー ....  Kevin Rankin
映画「ハルク」で、エリック・バナ演じるブルースの研究仲間ハーパー役を演じている。
「BONES」第1シーズン19話「消えた記憶」で、テンペランスはハリケーン被害の救援のためにニューオリンズで身元不明者の検死活動を行っていたが、「棺でSexしよう」とか不謹慎なことを連発していた男マイク役で登場していた。彼は結局棺からしたいとなって発見される。
「CSI:7」11話、「グレイズアナトミー3」24、25話に登場予定。

◆バーのマダムモーラ .... Eileen Ryan
「CSI:科学捜査班」14話「享楽の一夜」で、夫の遺体を電動のこで解体して遺棄したベネット夫人役を演じていた。老夫婦の悲しい老後を証拠で追い詰めることができなかった事件。
「アリーmyラブ2」11話「夢で会えたら」では、アリーの高校時代の先生ブリア・トールソン役で登場。病で余命わずかな状態だったが、夢の中の人生では幸せに生きることができることから、アリーは彼女が睡眠状態で夢を見続けられるように裁判所命令をとろうと訴えを起こす。
「ER 2」12話「これも人生」ではただひたすら死に向かうために酒を飲み続け、説得されてもDNRを撤回しないアルコール中毒の女性バーバラ・ディーン役で登場。疎遠にして母を憎んでいたいた娘が、最後の最後になって母バーバラの延命を願うけれど間に合わず・・・。
「ベン・ケイシー」や「刑事コロンボ」(「別れのワイン」等)シリーズなどの演出を手がけたレオ・ペン(98年に死亡)の妻で、ショーン・ペンの母。現在78歳だが、ショーンの弟クリスが今年初めに亡くなった時の記事にはバートレット大統領(違)に付き添われている彼女の姿を見ることができる。
レオ・ペンの「大草原の小さな家」の演出作品第1シーズン11話「ジョーンズおじさんの鐘」には、メアリーの友達クリスティーの母ケネディ夫人役でゲスト出演しており、そこにはまだ幼いショーンもゲストで出ている(クレジットなし)。

◆ヴィヴの検査の担当をしていた男性ナース .... Peter Story
「CSI:5」24話「CSI“12時間”の死闘 [前編]」では、唯一の手がかりである犯人から送られてきた荷物から、送り元の住所にブラス警部らが踏み込んだところ、一人だけ寝ていた酔っ払いの男役で登場していた。

◆銀行の同僚 ....  Brian Tee
オフィシャルサイトあり。(開くと音楽がなるので注意)
「名探偵モンク2」12話「マフィアでマッ青」では、モンクが事情を聞きにいったチャイニーズマフィアのジミー・ルー役。モンクが話している間、ずっと天井から釣り下がって筋トレをしていたのだった。
「グレイズアナトミー3」24、25話に登場予定。

◆FBIの心理カウンセラーDr.リサ・ハリス .... Stephanie Venditto
初登場は第2シーズン4話から。ジャックとサムがカウンセリングを受けてきた。
「ER 9」18話「異常事態」では、夫が交通事故でERに運び込まれたダイアナ・ラッシングの役を演じていた。夫ラッシング氏は運び込まれた時に「子供たちが一緒に乗っていた」とルカに言うが、ラッシング夫妻の間に実は子供はいない・・・。
「Dr.House」にナース役で出演している。「ザ・ホワイトハウス4」では3エピソードにホワイトハウスの番記者として登場していた。

◆ステファニーの前妻べバリー .... Margaret Welsh
「グレイズアナトミー2」10話「失意のセックス」、11話「孤独の癒し方」では、五つ子の出産に挑む妊婦ドリー役で登場していた。上にも多胎児を出産していたのに考えなしだとイジーに非難されるが、なんとか帝王切開で出産に成功。しかし相次ぐ危機に産後うつ状態になってしまい、子供を置いて帰りたくなってしまうのだった。
「プロビデンス」ではアニカ役で3エピに登場していた。
夫は「アリーmyラブ」で「剣呑ですな」の弁護士スティーブン・ミルターや、「ジョーイ2」でボビーの独占欲の強い恋人アルバート役を演じているJohn Michael Higgins。
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