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くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

WOWOW CSI:マイアミ1~3一挙放送!

2006年06月16日 | CSI:マイアミ
WOWOW CSI:マイアミホームページより

8月1日(火)スタート
 月~金 午後3時から1日2話ずつ放送

・・・だそうです!


やった!テレ東版でところどころ失敗した録画のやりなおしだ~(それかよ!)

テレ東だとあちこちカットされていたので(例えば、NYとの合同捜査の時の、冒頭の遺体の首チョンパな場面とかカットされていて、後からのホレイショのブラックジョークが完全に滑っていた)WOWOWでの再放送ないかなぁと思っていたところでした。

WOWOWさん、ありがとう!!

その勢いで、その枠は引き続き、「コールドケース」や「CSI:NY」の再放送一挙放送にしていただけると・・・・だめっすか、いや、無理は言いませんが。

これを期に、マイアミ食わず嫌いや未見の皆様には、ぜひともホレイショデビューをおすすめします。
マイアミはすっと入って、かなりクセになりますよ~。
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CSI:マイアミ3 第24話「去りゆく者たち」

2006年04月02日 | CSI:マイアミ
深夜ロフトに入り込んで秘密に行っていたクラブパーティの最中に、爆発死亡事故が発生する。現場の隣の部屋の状況と発見された遺体から、隣の部屋でテロリストたちが爆弾を製造していたことが判明する。
カリーは現場を捜査中に、証拠を持ち去った痕跡を発見するが、その時後ろから何者かに銃を突きつけられる。
そしてホレイショは、爆弾犯の遺体を刺したナイフから発見された指紋が、実はレイモンドのものであることを知る・・・・

シーズンファイナル、どんな風に話しを持っていくのかと思ったら・・・・
「店内改装につき在庫一掃大売出し!」という感じだった。
いや~ざっくざっく勢いよく片付けたなぁ。レイモンドがらみをここいらで全部天国とブラジルに移送することにしました、みたいな。
これでレイモンド一家は後顧の憂いなく逃亡生活を・・・・って、あの、イェリーナのママは?
娘と孫を一度に失ってしまうわけだし、もし犯罪組織かFBIがママを人質に取ったらどうするんだろう・・・・とかいうツッコミは多分なかったことになってしまうので、自己解決しよう。多分あの飛行機の中にママもいるんだ、きっとそうだ。そうなんだー!
しかしなぁ、レイモンドは一体何をやりたくて潜入捜査してたんだ。なんだかもう無茶苦茶だ。

どういうタイミングでレイモンドが登場するのかと思ったら、ホレイショの車の後部座席に隠れていた、という緊迫感あふれる演出。
(デルコがアクセス拒否られたのになぜホレイショがとか、ホレイショの車のキーをレイモンドはどうやってとか、二人あんまし似てないじゃんとか、そういうことはこの際ぶっ飛ばしていきましょう)
もっと厳しく冷たくするかと思っていたが、今回のホレイショは侍よりも「あんちゃん」の顔だった。レイモンドはもうちょっと骨のあるタイプか、それかワルと正義漢のボーダーラインにある読めないヤツかと期待してたのだけど、初っ端からあんちゃん助けてだったのでちょっとがっくり。
やっぱりホレイショにはゆるぎない熱い血潮の兄弟仁義か。
こみ上げる涙を隠したサングラスに、映るのはマイアミビーチではなく日本海の荒波のような。

ヘイゲンは最後の最後でかわいそうだった。レイモンドの生存を知ることができたら、あそこまで追い込まれずに済んだだろうに。
それによって連鎖的に追い込まれてしまったカリーは・・・・多分この手のクリフハンガーは「色々あったけど結局何もなかったってことで」みたいな風に次シーズンが始まったりするもんだと思うのだが(例えばベガスの主任の耳とかね)、どうなるだろう。弾丸ガールでなくなったカリーなんてさびしすぎるので、今のショックを乗り越えてまた頑張る・・・・であって欲しいものだが。
なんだかんだとモメていたデルコだが、シーズンラストを一番平穏無事に迎えた感じだ。言いなおすと「いつもどおりに影が薄い」ってことだが。

平穏無事でなかったのは・・・・ウルフ。最後の最後にヨゴレになっちゃって。
ベガスではかつてニックが調子に乗って「殺し部屋」について情報漏洩していたが、主任が個人指導でじっくりイジメて反省させられていた。しかし今回のはパニック引き起こしちゃったからなぁ。ホレイショが「それどころではなかった」のが幸いだったにしても、何らかの罰はくらったことだろう。
脇チェックに書いたが、あのレポーターは今後も出てくるのでウルフの悩みのタネにならないといいが。大物ぶってセクハラまがいのジョークを飛ばしたりするから痛い目にあうのだ。

さてこれで、今まで1stからうだうだとひきずってきたレイモンドネタはリセットされた。おそらくデルコも明るくなったので、スピードルも成仏したことにされるだろう。新たにカリーのトラウマが発生したけどカリーならきっと乗り越える・・・かな。
第4シーズンからは新たに生まれ変わったマイアミということになるだろうか。ホレイショはどこに向かっていくのだろう。そして私たちは一体、どこに連れて行かれるのだろうか・・・・
順当に行けばその答えは半年後。
食わず嫌いの傾向があったマイアミだったが、今シーズンですっかり自分なりの楽しみ方を見出せて面白かった。次が見たいと思えて本当によかった。


【 脇俳優チェック 】

◆爆発事故で死亡したDJ .... Matt Cedeno
オフィシャルサイトあり。キューバ系の父とアイルランド系の母から生まれたエキゾチックな容貌を武器に、「愛の病院日誌」のレギュラーで活躍。
ソープオペラにありがちなラテン系の男らしく、画像検索すると割れた腹をこれでもかとさらした写真でセクシービームを放っているものが多い。

◆DJともめていたエージェント .... Sticky Fingaz
Onyx」というヒップホップグループの一員で、ソロアルバムも出している。俳優としても「ザ・シールド」にカーン・リトル役で第1シーズンから最新第5シーズンまで6エピソードに出演するなど結構出演作も多い。
Bacdafucup II Decade

◆ウルフが情報を漏らしたレポーター、エリカ・サイクス .... Amy Laughlin
今回で終わりではなく、第4シーズンにも5話登場予定だ。これはウルフが悩まされる展開になるのか、それともウルフがおいしい思いをするのか・・・・。ああいう悪い子とは早く手を切ってほしいものだが。
日本で公開されているような作品にはあまり出演していないが、「The Curse」という狼人間のホラー?らしいマイナー映画で主演したりしているらしい。ポスターとか見るとけっこうセクシー

◆メガネのテロリスト、マット・ヤング .... Alex Feldman
オフィシャルサイトあり。オフィシャルの中で出演作の動画を見ることができるが、なぜだか「取調べを受けてベラベラしゃべっている男」か、「腹黒いことを考えているお調子者なチンピラ」の役が多いようだ。今回は前者かな。
他に「アメリカン・ガン」など。

◆生きていたレイモンド・ケイン .... Dean Winters
FOXで最近放送が始まった「レスキュー・ミー ~NYの英雄たち」では、主人公トミーの弟で刑事のジョニー・ギャビン役でサブレギュラー。「Oz」では屈折した囚人ライアン・オライリーの策士ぶりを憎々しくセクシーに演じていた。
「Sex and the City」第2シーズン14話「恋のパターンは繰り返す」では、キャリーのセックスフレンドのジョン・マクファーデン役。恋愛をするには超つまらないが、体の関係だけなら最高という男だった。
他には「ホミサイド/殺人捜査課」「サード・ウォッチ」、日本未放送だが「Law & Order: Special Victims Unit」では刑事役で第1シーズンにサブレギュラー出演をしている。
弟のScott William Wintersは8話の「孤独な女」で、お見合いパーティに参加していたメアリーの元夫キーナン役で出演しており、「Oz」でも弟シリル役で共演している。
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CSI:マイアミ3 第23話「殺人鬼養成講座」

2006年03月26日 | CSI:マイアミ
死刑が執行されようとしていた囚人ケン・クレイマーが、執行当日になって延期が決定された。
彼の犯罪は5年前のカップル殺しだったが、分析を担当したのがヴァレーラだったために、最高裁が執行をためらって再調査を命じたのだった。
さらにその事件を担当したのは亡きスピードルだったために、メンバーは複雑な思いを抱きながら事件の再検討を開始する。すると、当時なかった技術によって証拠を分析したところ、現場にもう一人の共犯が存在していたことが明らかになる・・・・

なんじゃこのタイトルはと思っていたら、終わってみたら「なるほど」だった。マイアミのタイトル付けはあたりとハズレの落差が大きいなぁ。

それにしてもまだスピードルひっぱりますか。
ヴァレーラとスピードルは、ほんとにかわいそうな使われ方をしているというか・・・・いないと思って好き放題いじられてる、といった感じがいなめない。
デルコは反省も長くは続かなかったようで、カウンセラーにちゃんと通っていないみたいだ。「いつもウルフのひいきして」とカリーを責めたり・・・・時間がまだまだ必要なのだろうか。
スピードルの幽霊にとりつかれているかのようなデルコとウルフの関係。ウルフが望むと望まざるとにかかわらず、彼は周囲から「スピードルの後がま」として見られてしまうし、でもそれによって否定されもする。
デルコとウルフの会話を見ていて、まるで「亡き配偶者の存在と葛藤する再婚夫婦」みたいだと思ってしまった。そのうち「俺が忘れさせてやるぜ」とか言い出しそうな・・・・って、どっちがだよ!つーか、や●いかよ!

ステトラーとイェリーナはとうとう破局。イェリーナが前に顔を殴られていたとき、「刑事なのに殴られっぱなしなのか?」と思っていたが、そんなこたーない、やったらやりかえすの武闘派カップルだったのだな。
ホレイショの内心こみ上げる嬉しさをかみ殺したような表情がなんとも言えなかった。
それにしても・・・・レイJr.は・・・・見るたび丸くなっていますが・・・・。

今回地味にかわいかったのはトリップ刑事。よく「世界の面白ニュース」とかで、「アナタはくじに当たりました~」と呼び寄せておいて、指名手配犯が一挙に逮捕される、なんていうギャグなおとり捜査を見るが、トリップはああいうしょぼくれたミッションがよく似合う。
で、ニコールは微妙にマイアミの空気とあってなかった気がしたが、存在感は示してくれて今回が最後の出演。彼女の分析風景は・・・・なんというか、ろけんろーる!というかファンキーだった。すっごく楽しそうで踊りながらやってんじゃないかと思うような。
この先ヴァレーラがまたミスったら出てきてね(それはどうかと)。
あと、存在感があったのは・・・・ピーナッツバターとゼリーのサンドイッチだろうか。
要するにこれ、ピーナッツバターとジャムをあわせてはさんだみたいなものらしいのだが、小説とかで見かけるたびに「それだけは勘弁してください」っていう気持ちになる。
アメリカ人の味覚は、「青いケーキ」と「ピーナッツバター&ゼリー」だけでもう理解不能だ。

しかし今回、構成が凝っていたなぁ。最後の最後まで棺おけ屋のイメージ挿入に騙され続けてしまったわけで。ラリーの写真は前に出てきたのに、棺おけ屋のイメージが出てきていたので最後混乱した人もいたのではないだろうか。
レイJr.の言葉ともだぶらせて、ケンの死をホレイショが見届けてやったぜみたいな。
今回ケンとの演技合戦が熾烈で、微妙に太刀さばきの華麗さでケンに主導権を持っていかれていたきらいがあったが、ホレイショのゆるぎない正義感が発揮されていたのは変わらない。
ラリーに「なれるさ、死刑囚にな」と死刑宣告してしまうホレイショはもう無敵。
善悪の基準も、生死の沙汰も、すべてホレイショ侍のお裁き次第、みたいな感じだろうか。

ケンの殺害の手口はとても初犯とは思えないわけで、どこかで迷宮入りになっている事件がたくさんあるのではないだろうか。あまりに慣れすぎていた。死刑という「与えられた死」ではなく、自分で死に方を選んで逃げたことによって、事件への償いはなされたことになるのだろうか。
ホレイショがケンに「ゲイリー・ギルモアの心境か?」と言っていたが、ゲイリー・ギルモアはモルモン教徒の青年二人を殺害して死刑になった男。幼い頃の親からの虐待から犯罪を重ねるようになり、とうとう殺人事件で立件された。
何の罪もない青年を酒とドラッグの酩酊状態で殺害した極悪人ゲイリーは、自分から死刑を望んだのだという。この事件が起こる前は全米が死刑廃止に議論が傾きつつあったのだが、そこから流れが押し戻されてしまったのだった。
ゲイリーの弟で音楽ライターのマイケルはゲイリーの生涯について「心臓を貫かれて」という本を書いた。日本では村上春樹の翻訳で出版されている。
心臓を貫かれて〈上〉 心臓を貫かれて〈下〉

・・・・さて、来週はシーズンファイナル。激動の第3シーズンだったが、今までの激動は大したことがなかったと思うようなクリフハンガーが待っているのだろうか。濃厚だったマイアミ第3シーズンが終わったら、ベガスの第5が待っている・・・


【 脇俳優チェック 】

◆ケンの弟ジェシー・クレイマー .... W. Earl Brown
「CSI:」第1シーズン21話「悪魔に魅入られた女」で、少女が移動遊園地の乗り物から転落死する事件の、遊園地のオーナーとして登場していた。
「コールドケース」21話「列車」では、ショーンの母レベッカの元夫ヴィック・レイク役。庭師のヴィックは妻レベッカの言うままに雇い主の子供を誘拐したが、レベッカが子供を連れて姿を消してしまった上にレベッカにDVまで吹聴されていた。。
映画では「スクリーム」でTVカメラマンのケニー役など、目立つ風貌で数々の存在感ある脇役で登場。他に「マルコヴィッチの穴」「メリーに首ったけ」など。
日本では未放映だが西部劇ドラマ「Deadwood」ではレギュラー出演している。今まで出演した映画やドラマの仲間たちと「Sacred Cowboys」というバンドを組んで活動しているらしい。担当はボーカルとギター。

◆第二の事件の被害者 .... Megan Follows
彼女といったら映画「赤毛のアン」シリーズのアンだ。今回、アレだけの出演でびっくりしてしまった。絶対あの後矛盾点が出て彼女が疑われると思ったのに。でも短い演技でも場を食っていた。北島マヤタイプ恐るべし。
「ER Ⅶ」14話「森の中の散歩」ではキムのレズビアン仲間としてウィーバーに引き合わされるクリスティ役で出ていて「ねぇ、ここにいる人はみんな、キムと寝てるのね」という大胆な台詞をこなしていた。
「CSI:4」18話「骨の音」では、発熱ブチ切れ男ウォルター・ダリアンの妹ベス役で登場していた。兄ウォルターが経営しているモーテルの客の妊婦を殺し、胎児を取り出してベスの元に預けたため、その子をわが子として育てるという猟奇兄妹を淡々と演じていた。

◆ケンの弁護士 .... David Norona
「名探偵モンク」14話「空からの水死体」で、モンクが出向いて捜査協力することになったメキシコの刑事プラート役。
「Six Feet Under」では、高校のカウンセラーであるゲイリー役で登場している。

◆第一の事件の被害者マイクの母ミランダ .... Cindy Pickett
「フェリスはある朝突然に」でフェリスの母親役を演じ、劇中夫婦だった父親役のLyman Wardと実際に結婚した。
「FBI~失踪者を追え2」3話に登場予定。

◆死刑囚ケン・クレイマー .... Eric Roberts
ジュリア・ロバーツの兄。オフィシャルサイトあり。
1985年「暴走機関車」でアカデミー賞助演賞候補にノミネートされたが、そこからはB級映画への出演が多く、プライベートでも麻薬とスキャンダルにまみれてジュリアにとっては不肖の兄、らしい。ジュリアと彼の確執についてはこちらの記事に詳しい。しかしオフィシャルをみると現在の結婚においては「家族愛」を強調してるようで、多少は落ち着いたのだろうか。
元恋人との間に生まれて親権を争った娘が、今「ジュリアの姪」ということで注目を集めているティーン女優Emma Roberts。ジュリアにはあんまし似てない。私が小学校の時に図書館で夢中になって読んだシリーズ「少女探偵ナンシー・ドリュー」の映画化で、彼女が主役を演じるらしい。
現在女優のEliza Robertsと結婚しているが、彼女の連れ子のKeaton Simonsはミュージシャン。2004年にアルバムを出している。
Currently

◆ケンのいとこラリー .... Christopher Shyer
「ザ・プラクティス」第6シーズン終盤で、映画のハンニバル・レクターを真似た男ローレンス・オマリー役を演じていた。オマリーは弁護してくれたリンジーを気に入ってしつこくストーキング、追い詰められたリンジーが結局彼を・・・。
他にも「名探偵モンク」の第1シーズンパイロット2話とか、映画「ザ・コア」とか見かけているはずなんだけど微妙。「FBI~失踪者を追え4」15話に登場予定。
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CSI:マイアミ3 第22話「闘いの火蓋」

2006年03月19日 | CSI:マイアミ
同窓会で、高校時代の人気者がシャンパンで撲殺されて発見された。プロムキングとクィーン同士の結婚だったにもかかわらず、被害者は会場で浮気していたことが発覚する。
一方、レイモンド殺害の罪で終身刑服役中だったはずのボブ・キートンが、自宅で殺害されて発見された。今までレイモンド生存についての秘密を隠してきたホレイショだったが、このことでイェリーナに隠し通せなくなる・・・・。

最終話に向けて、ちょっとずつちょっとずつ見せ場を小出しにされてきたが、またラストへの距離を一歩つめて来た感じだ。まさかボブ・キートンを殺すとは。ホレイショがイェリーナにいつ話すのかと思っていたが、話さざるをえない状況に追い込まれてしまったのだな。
イェリーナがニュースサイトをちょこちょこ拾い読みしたら、真相にたどりついてしまった、みたいなのはどうかと思うが。まぁ彼女も今までレイモンドの死についてまともに向き合うことがなかったから、改めて情報を集めて刑事の目で見てみたら、簡単に見えてきたってことなのだろうけど。
しかし、ホレイショのあれだけヘタな嘘に騙され続けてたイェリーナって、よくあれで刑事がつとまるものだと。「何もないわよね?」と聞くたびに、ホレイショは視線があれだけキョドってたのに。

今回はホレイショのキョドりも最高潮に達して、ちょっとカワイイ段階まできていた。「カワイイ」とか言うと、後ろから袈裟懸けに斬られそうではあるが。
追い込まれて追い込まれて、やっとイェリーナに打ち明けた時、微妙にホレイショがほっとしていたように見えた。やっと肩の荷がおりたかな・・・でもこれから「闘うしかない」現実が目の前にまっているわけで。

ホレイショにとって「敵」は今、一体誰になってるんだろう。麻薬マフィアなのか、FBIなのか、それとも・・・・もしかしたらレイモンドなのかも。ホレイショが真実を暴こうとすればするほど、そうされては都合の悪いひとたちがホレイショの前に立ちはだかってくる。
よーく考えると、レイモンドが「あーばれちゃった?僕生きてるから、でもほっといてくれるかな、これ仕事だし」ってとりあえずホレイショとイェリーナに説明すれば、半分くらいは面倒が減るんじゃないかという気がしないでもないが、そんな簡単なことでもないか。
「ふざけるな、卑怯者」「見てろよ」と、たまりにたまった侍の魂のマグマが、いまや爆発寸前のところまでいってるわけで。
ただ、あのFBIエージェントのデヴィッド・パークは、なかなか「目力」がいい感じで、カッチョイイと思ってしまった。
ホレイショの侍斬りに負けていないアイビームが、何やら暗黒面に堕ちたジェダイのライトセーバーの赤のようで、悪のセクシーさをかもし出していた感じだ。
この先出てこないのが残念なくらいだ。

今回の同窓会、冒頭の映し方の皮肉っぽさがなんともいえなかったが・・・・「クォーターバックとチアリーダーのプロムキング&クィーンのカップル」っていうベタな取り合わせは、実際にそんなにくっつくもんなんだろうか。いつもそういうパターンを映画やドラマで見るけれど、アメリカの高校では、「頂点に立つ男女は必ずお互いを求め合わないといけない」、みたいなお約束でもあるのだろうか?
でもって必ず・・・・チアリーダーが本命だけど、裏で別のセクシー系と付き合ってるみたいなのも路線としてお約束。(本命=デス妻スーザンで、遊び=イーディ、みたいな)
「ツインピークス」でもその図式だったしなぁ。何かモテ男くんに恨みでもあるのだろうか。

妻役がMegan Wardだったので、疑惑がまわりまわって結局彼女が犯人ってことになるんじゃないか?と思ったのに違ったなぁ。追憶シーンをはさむとなんだか「コールドケース」みたいだった。
ダンが同窓会に入り込むのは、ただ仕事のためだけじゃなくて、自分がいるはずだった場所、奪われた(と思い込んで過ごした)スクールデイズをちょっとでも埋められたら、みたいな気持ちがあってのことなんだろうか。少し考えを変えたら違った人生もあっただろうに。
傲慢の限りを尽くしたようでいても、パトリックにだって悲哀や苦悩はあったわけだし、ダンだって被害者なだけの人生じゃなかったはず。同窓会エピはアメリカのドラマで時々見るが、何か残酷なものを感じてしまう。

あと残りわずか。侍の闘いはどう落とし前がつけられるのだろうか。


【 脇俳優チェック 】

◆放射能機器購入リチャード・トマソン .... Eli Danker
逮捕されたのに、FBIが連れて行ってしまったヒゲの男。
「ザ・ホワイトハウス」第6シーズンに、イスラエルの国防大臣役で1~2話に登場予定。他に「エイリアス」「刑事ナッシュ・ブリッジス」などのゲスト出演作がある。

◆ボブ・キートン殺害場面の制服巡査 .... Christian Monzon
スキンヘッドの巡査。今回顔はほとんど出てこないがモデルさんをやってるようで、なかなか写真を見るとかっこいい。ベルサーチの広告モデルや、DOLCE&GABBANAの下着モデルなどもやっているようだ。

◆殺された人気者パトリック・ヘイル .... Dylan Neal
「ドーソンズクリーク」でペイシーの警察官の兄ダグ役を演じていた。ペイシーとは違ってそつのない兄ぶりを見せていたが、実は秘密を抱えていたのだった。
「おちゃめな魔女サブリナ」では第7シーズンに登場するサブリナの恋人アーロン役。サブリナは彼との結婚を決めるが、実は結婚式当日まで心に迷いを抱えたままで、そして結婚式当日・・・・という古典的な役回り。
「レリックハンター~秘宝を探せ」のゲスト出演では、妻のBecky Southwellとめおと共演を果たしている。

◆「最も将来有望」だった男 .... Neal Orion
冒頭の同窓会の場面で、昔の写真と現在を対比させてブラスバンドとチアリーダーなどを映しているが、その中で「最も将来有望」だったのに今は片隅で酒を煽っていた長髪の男。
オフィシャルサイトあり。母が日本人、父が米海軍兵という家庭に生まれ日本とハワイを行き来していたが、19歳の時にアメリカ本国にわたる。
4月から放送の「ER」第11シーズンの9話にホームレスの患者役で登場予定。

◆謎のFBIエージェント、デヴィッド・パーク .... Lance Reddick
「OZ」第4シーズンで入所してきたドラッグディーラーのモーベイだが、実は裏の顔は覆面捜査官ベイジルという役柄を演じていた。今回もまた覆面捜査官役!
「ザ・ホワイトハウス」第1シーズン10話「聖なる日」では警官役で、トビーにホームレスの遺体の確認をしてもらう役。トビーが慈善団体に寄付したコートを着てそのホームレスが凍死したために問い合わせがいったのだが、警察はホームレスだからとなおざり。
他に「ロー&オーダー SVU」では検死官役で6エピソード出演している。

◆キスマークをつけたミシェル .... Katy Selverstone
「ドーソンズクリーク2」18話「最愛の人」で、ジョーイの家でケータリングをした結婚式の花嫁パムで登場していた。せっかくの結婚式なのに、アビーの事故が起こってしまったのだった。
他に「NYPDブルー」「NIP/TUCK」「となりのサインフェルド」などにゲスト出演、舞台やCMなど幅広く活動している。映画も「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」など。
「CSI:5」8話にゲスト出演しているので、もうすぐ見られる。

◆「死ねばいい」メモのケヴィン .... Richard Speight Jr.
オフィシャルサイトあり。その中で「バンドオブブラザース」(Sgt. Warren 'Skip' Muck役)「エイリアス」などのゲスト出演のシーンの写真を見ることができる。
CMモデルとして、ディズニー、IBM、ペプシなどに採用されており、この画像もHPで見ることができる。

◆同窓会幹事クリスタル .... Jessica Stone
映画やドラマの出演もあるが、主に舞台で活躍している。ブロードウェイの「グリース」のリバイバル版でフレンチー役のオリジナルキャストなど。

◆パトリックの妻 .... Megan Ward
10代の頃は日本でモデル活動をしており、その日本語力をいかして、1988年放送のNHK「サイエンスQ」で進行役で出演していたという経歴の持ち主。
「ダークスカイ」でEric Close演じるジョンの恋人でヒロイン、キンバリー・セイヤーズ役。ハイブに寄生されながらも頑張っていたのだが、1stで打ち切りになってしまった。
「フレンズ5」18話「目指せ!キャリアウーマン」では、ラルフ・ローレンのレイチェルの同僚ナンシー役。ヘビースモーカーの上司キムとナンシーの喫煙所での話に入り込むため、レイチェルはタバコを吸えるふりをする。
「サンフランシスコの空の下」ではサリンジャー家の次男ベイリーの恋人ジル役を演じていたが、1st途中で亡くなってしまい、ベイリーはその死を2ndになってもずっと引きずっていた。
「メルローズプレイス」では第6シーズンにビリーとサマンサの結婚をぶちこわそうと公私共に入り込んでかき回すコニー役。
最近放送されたものでは「ザ・ホワイトハウス4」12話「多数派工作」で冒頭ジョシュが共和党ラウンジで議員のスタッフとして登場していた。ジョシュは彼女らを相手に感情的になって失言、票を失ってしまう。
「CSI:3」19話「見知らぬ観客」では、交換殺人が実行できずに殺されてしまうオードリー・ヘインズ役など、海外ドラマファンにはおなじみの女優さんといえる。

◆同窓会にもぐりこんでいた保険屋ダン .... Paul Fitzgerald
「ザ・ホワイトハウス3」14話(日本放送では13話)「眠れぬ理由」で、ドナの大学時代の友人ケイシー役で登場。インターネットのニュースサイトを立ち上げたので、政策担当としてドナをいい給料で引き抜きたいと言ってきたためにドナの気持ちがちょっと揺らいだのだった。
他に「ウィル&グレイス」「ザ・プラクティス」などにゲスト出演あり。
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CSI:マイアミ3 第21話「汚れなき秘密」

2006年03月13日 | CSI:マイアミ
裁判所ではエイミーという少女の児童虐待と親権をめぐる審判が行われようとしていた。そこにエイミーの父親ブラッドがやってきてエイミーの母シェリに銃を向けた。ホレイショがそれを阻止しようと発砲、シェリとブラッドが被弾する。
一方、高層マンションの住人がベランダから落下するという事件が発生、デルコが担当する。腕が体をかばうように骨折していたことから、自殺ではないものと考えられた・・・・

最初の「8時間後」の映像を見て受ける印象と、「8時間前」からなぞってわかる事実との落差が面白い。二つの別々の事件が実はひとつに結びつくのといいそんなに珍しい手法ではないが、構成やテンポの巧みさでガツンと見せてくれた。
カリーが最後に言った「人にはいろんな面があるから、あらゆる角度から見なければ」というのが、まさにドラマの中でテーマとなって生かされていたようだ。
シリーズ前半、ホレイショの侍キャラとキメ台詞と荒唐無稽な西部警察風荒業に頼って、科学捜査から乖離しつつあったのが、ここにきてドラマとしての練りこまれた面白さに立ち返ってきたような気がする。
でも、相変わらず侍は・・・・たち膝ポーズや、手に持ったサングラスのみのアップ、エイミーの失踪を知った時の「ぬぁにぃ?」という大仰な振り返りポーズなど、キメまくってくれてるわけだが。

今回、「カリー先生のCSI講座」に揉まれて、ウルフは色々勉強になっただろう。

 1.自分のやり方が最善とは限らない・・・裁判所に提出資料の並べ替え
   カリーにはカリーのやり方がある。一言聞くことでトラブル回避。
 2.自分の頭で考えること・・・血液サンプルの提出について
   裁判所に命令されたからとそれを鵜呑みにしない。どうすれば最善か自分で考える。
   それを怠って、「言われた以上」のことをしなかったウルフのミス。
 3.きちんと連絡報告を・・・勝手にシェリの尋問したこと
   メモを置いたからそれでよし、ではない。
   ただ今度は自分の頭で考えて判断したので、カリーはそのことについては理解している。
   しかし一人で突っ走ってカリーのやり方を無視した。そして1番に逆戻り。

ずっとお勉強のループだねウルフ。カリー先生が根気よく教えてくれてよかったよかった。

ウルフがカリーパパについて見当違いのイヤミを言ったのは、ウルフのデビューがカリーパパの事件の捜査だったからだな。(3話「愛の奴隷」)カリーパパが人を轢いてしまったかも知れないというので、ウルフが試験的に車の捜査を一人で任されたのだ。
その時のイメージがあったので、「カリーの父が何かトラブル=飲酒で問題=留置所」みたいな固定観念がウルフにはあったんだろう。弁護士だとは知らなかったのか。
それにしてもカリーとホレイショのツーカーぶり。「キミから頼んでみてくれ」で、阿吽の呼吸でよくパパへの依頼にたどり着くもんだ。
カリーのパパは前回の飲酒運転の隠ぺい工作のせいで、ある意味警察に「借り」があった。親があてにならず天涯孤独でお金を払えない子供の弁護を買って出ようなんてお人よしな弁護士は、マイアミならずとも全米探してもなかなかいないわけで、そこをうまく貸し借りをチャラにした格好だろうか。
それでなくてもカリーのパパは、心から人のためになりたいという、ある意味弁護士に向かないお人よしなので、今回のような事件に適任なのかも。

トリップ刑事とデルコは、どっちがレギュラーなんだか、もはやわからないかも。
次シーズンからは立派にレギュラーの仲間入りをする予定のトリップおじさんは、美男美女揃いのマイアミチームの中でほっとする安心感を与えてくれる。
「当て逃げ事件発生!」って、「逃げ」だけで「当て」はおっちゃん自身やん!それでも思わぬ事故が事件解決のきっかけになったわけで、おっちゃんお手柄やね。
トリップは刑事なのに、脳内マイアミ捕物帖の中では、イメージ的には鬼平の軍鶏鍋屋「五鉄」のおやじ「大滝の五郎蔵」っぽい。それはトリップ刑事がビジュアル的に五郎蔵役の綿引勝彦さんに似ているせいだろうか?

ヴァレーラはクビじゃなくて「謹慎中」らしい。代わりに来てたニコールはなんだか不自然な演技で笑ってしまったが、早くヴァレーラに帰ってきてほしいな。
今回のウルフがダメにした血液サンプルのツケが、この先問題にされるのかどうかわからないが、ヴァレーラがウルフを救って二人が・・・・何もなくてもいっかぁ。これ以上ウルフが目立つとデルコかわいそうだしな~。
CSIの神様、潜水と不祥事の時以外にもデルコを目立たせてやってください・・・・


【 脇俳優チェック 】

◆児童相談所の女性担当官 .... Michelle Anne Johnson
「FBI~失踪者を追え」22~23話「911の爪跡(前・後編)」でサムと一緒に本屋に立てこもりの人質になってしまったひとり、フラン役で登場していた。
「CSI:」第16話「氏名不詳の女 ジェーン・ドー」で、まさにそのタイトルの「氏名不詳の女性」役で登場していた。後から名前はパメラと判明するけど。
「フレンズ 9」16話「強盗フィービー」では、ジョーイがレナード(ジェフ・ゴールドブラム)の演出するオーディションに行くが、そこでキャスティングディレクターの役。
「ER」12シーズンに登場予定。

◆エイミーの母シェリー・ライル .... Tracey Needham
「CSI:4」19話「言霊」で、自宅の火事によって焼け出され、娘を失った未亡人ジェシカ・アバナシー役を演じていた。
「5人の女刑事たち ザ・ディヴィジョン」でベテラン女性警官キャンダス役でレギュラー。「犯罪捜査官ネイビーファイル」でも第1シーズンのみ主人公ハーモンのパートナーメグ・オースティン役、「VR.5」のサマンサ役など。
夫は「コールドケース」17話「脅迫電話」で息子にバスケスターになってほしい夢を託すあまり暴走してしまう父親バーケンパスを演じていたTommy Hinkley。

◆シェリーの元夫ブラッド・マニング .... Bill Sage
「CSI:2」23話「哀しい宿命」で、カートの中で死んでいたモデルのアシュリーを一途に思っていたファン、フランク・マクブライド役で登場していた。アシュリーを滅茶苦茶にしたからとエージェントを襲った、ちょっといっちゃった役。
「Sex and the City」第1シーズン1話「NYセックス事情」ではキャリーの20代の頃の天敵男カート・ハリントン役。キャリーは感情抜きの関係を持ってヤツを見返すつもりが、かえって喜ばれてしまった。

◆トリップの事故の相手の巨漢 .... Brian Tahash
「CSI:NY」14話にも登場予定。他には「Six Feet Under」「Malcolm in the Middle」などにゲスト出演がある。
「ANGEL」ではこんな役をやっていたりするらしい。ちょと怖い。

◆臨時ラボ職員ニコール .... Kimiko Gelman
これからシーズン終わりまで3エピソードに登場予定。「ザ・ホワイトハウス」第1シーズン18話「昼食の前に」でシークレットサービスのミーティングの中にエージェントの一人として登場している。
「ビバリーヒルズ青春白書」第7シーズン7話「ある終止符」で、スティーブがデートの相手として派遣会社から紹介してもらった日系女性タミー役。

◆薄幸少女エイミー .... Liana Liberato
オフィシャルサイトあり。「コールドケース2」19話に登場予定。
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