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くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

ザ・ホワイトハウス6 第1話「キャンプ・デービッド」

2009年02月13日 | ザ・ホワイトハウス
中東視察団爆破テロの被害にあったフィッツウォレスの葬儀がとりおこなわれようとしてた。
その死に少なからずショックを受けたバートレットは、パレスチナにはめられる形でなすくずしに、軍事的報復ではなく首脳会談による話し合いで事態の収拾を図ろうとしていた。
ところが世論調査や国防スタッフ、レオをはじめとする側近らだけではなく、超党派の議員らから軍事報復をとの声は日増しに大きくなる。
レオは強くバートレットに制裁にGOサインを出すようにと迫るが、バートレットは和平交渉派のケイトの意見を重んじ、次第にレオとの溝が深まっていく。
パレスチナのファラド議長は乗り気だったが、しかしイスラエル側はファラドとの同席に難色を示す・・・

一方、テロの被害にあったドナは、肺に血栓ができて容態が急変、手術をしなければいけなくなる。
病院ではジョシュとコリンが見守っていたが、ドナが手術前に会いたいと指名したのはジョシュだった。怖いとおびえるドナは、ジョシュに励まされて手術が始まるが・・・

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ブログでのスタートが一週遅れてしまったが、5から6へサクっと次シーズンが始まるのは本当にうれしい。
スパドラさん、心からありがとう!この調子で行くと来年の春までにはTWWの終焉を看取ることができるのだろうか。何か複雑な気持ちだ。
でも、オバマ当選のイメージが視聴者に残っているうちに「二期目のレームダック&次期大統領選挙」を見ることができれば、不思議な予言ドラマとなったTWWの凄みを実感できるのではないだろうか。

アメリカは、戦争をはじめたら1週間くらいでカタがつくように、長期戦になるような相手には手を出さないほうがいいのかもしれない。とはいっても、長期戦にするつもりではじめてるわけではないのかもしれないけど。
このところ・・・ベトナム以後、まるっきり同じことでヘタこいてると思うのだが、政府がというより国民が少しは懲りたほうがいいのではないだろうか。報復しないと叩き、報復して戦争が長期化して被害が出ると逆に転じるという。
レオの言う「出せない答え」を探してしまうのは、アメリカの大統領に就任すると必ず罹る不治の持病のようなものだろうか。どの道自分では完治できるものではないと諦めるにしろ、戦うにしろ、最後はその病に取り殺されるようなものだし。
 「ではどうやって終わらせる?どう終わらせるかもわからないのに」
 「その問いに答えなんかない!誰にもわからない!!」
この二人が、本当は目指すところは一緒だったはずの二人が、大声で罵り合うまでにいたってしまった、その原因がこれか、と暗澹としてしまう。
最後のシーンでアレクサンダー議長が言った一言が気になる・・・レオ、何をした?

邦題にもなっている「キャンプ・デービッド」はよく「キャンプ・デービッド会談」とかニュースで聞く別荘地だが、中はどうなってるか見たことがなかったので、「初潜入!」みたいな気持ちでわくわくして見た。
緑にかこまれて、少しくだけた雰囲気で世界的な密談がかわされるのだな。細かく取材した上で再現されているのか、フィダラーさんの書類セッティング作業などなかなか興味深かった。まるでモンクが執事になった時のような細かさ!
あんな風に1ミリずれてないかまでチェックしても、それを気にするケツの穴の小さい首脳はいないだろうになぁ。

クリフハンガーになっていたドナの病状は落ち着いたようでよかったよかった。
「素敵な帽子!」って、ああいう時までユーモアを忘れないドナって、ほんとにかわいいよなぁ・・・。
それで、ドナをめぐる男二人の恋の行方は、ひとまずジョシュに軍配が?・・・とか思ったら、実はコリンの出演今回で最後・・・っておい!それじゃコリンあまりに引き際が良すぎ!
これからどんどこどんどん展開がまわっていくので、ドナの三角関係ロマンスに時間を割いていられないってことなのだろうか?TWWってそういうとこが冷たいよなー。


【 脇俳優チェック 】

◆下院院内総務シーラ・フィールズ .... Charlotte Colavin
民主党執行部として下院内で影響力を持ち、第5シーズン3話「7月4日に」では副大統領選出でベリーヒルの指名に難色を示している。
「FBI~失踪者を追え」第2シーズン1話「消えたスクールバス」では、スクールバスで生徒たちが集団失踪し行方がわからなくなった時、携帯に画像を送ってきた女生徒トリッシュの母親役で登場している。
「Law&Order」の本家とSVU(第3シーズン3話)の両方に、名前の設定は違うが判事役で出演している。

◆下院議長ジェフ・ハフリー .... Steven Culp
第5シーズンから登場。バートレットの一時的職務停止により、大統領代理となったウォーケンの後釜として下院議長に就任するが、議会の多数派である共和党の存在アピールのために大統領に対して執拗にパワーゲームを仕掛け、副大統領候補を飲ませる。しかし予算案で対立した時に一対一の対決をバートレットに挑まれ寄り切られてしまう。
「デスパレートな妻たち」第1シーズンでは、完璧主婦ブリーの夫レックス役でレギュラーだったが、レックスは心臓発作で死亡。ブリーの完璧ぶりに辟易するなど気持ちがすれ違い、主婦売春に走ったりブリーに女王様を強要したりと、次第に壊れていった挙句最後までブリーのことを信じられなかったために無駄な騒動を巻き起こす。
「クローザー」第3シーズン12、13話「重ねられたウソ(前・後編)」では、敏腕離婚弁護士殺害事件の被告シェイファーの弁護人コードリー役で登場。存在しないはずのアリバイ証明人物トッパー・バーンズを劇的に登場させ、ブレンダたちを危機に陥れた。
「犯罪捜査官ネイビーファイル」では第2シーズンから国務省特別補佐官クレイトン・ウェッブ役。前年までは選手だったが、出世と引き換えに後進に後を譲らされた恨みで凶行に走るのだった。
「CSI:4」20話「警官たちの饗宴」では、警察駅伝大会でLA郡SES特殊強化部隊のコーチとして出場していたメンデス警部補役。
「ER」第10シーズンでは、コーデイが二股かけた男性の一方、学校の先生のほうのデイブ役で登場。
「24」第2シーズンでは、シークレットサービスのテッド・シモンズ役。
映画ではケヴィン・コスナー主演「13デイズ」でロバート・ケネディ役を演じていた。
「ボストンリーガル」第4シーズン8話、「クリミナルマインド」第3シーズン19話、「NCIS」第5シーズン6話、「ミディアム」第4シーズン4話に登場予定。

◆イスラエルの国防大臣マザール .... Eli Danker
「クローザー」第2シーズン15話「灰色の任務(後編)」では、ブレンダを監視していたテロ組織「平和の使徒団」の一員で、盲目の男アブドゥル・アル・フラニ役を演じている。
「CSI:マイアミ3」22話「闘いの火蓋」では、ボブ・キートン殺害事件にからむヤクの売人フリオ殺害容疑で、フリオを被爆させたと思われるX線機器を購入して逮捕されたリチャード・トマソン役で登場。しかし背後にテロ組織の捜査が関わっていたために、FBIがトマソンを連れてってしまったのだった。

◆ジャーナリストのコリン・エアーズ .... Jason Isaacs
初登場は第5シーズン21話「ガザにて」。ガザで議員視察団の一員としてアンディやフィッツウォレスと共に派遣されたドナと知り合い、「本当のガザを見せる」とあちこち連れまわり、関係を持つ。
リバプール出身の英国俳優で、英国での活動から次第にハリウッドにも活躍の場を広げている。
「ブラザーフッド」では、アイルランド系のカフィー一家の息子で、州議会議員の弟トミーに比べ、7年間FBIに追われているギャングの兄マイケル役を演じている。
「ステート・ウィズイン~テロリストの幻影~」では、主人公のイギリス大使マーク・ブライドン役。
映画では「ハリー・ポッター」シリーズのドラコの父ルシウス・マルフォイ役でおなじみ。
「ピーター・パン」ではウェンディの父とフック船長の二役を演じている。
「パトリオット」では、メル・ギブソン演じるベンジャミンの息子ガブリエル(ヒース・レジャー)が独立戦争に参戦したために、粘着かつ残忍につきまとって一家を崩壊させる英国軍のダヴィントン大佐役。
「アルマゲドン」では、世界一頭のいい男のロナルド・クインシー博士役。
「タキシード」では、ジャッキー・チェン演じるジミーが運転手として雇われた、億万長者のクラーク・デヴリン役。禁じられていたのに、彼のタキシードをジミーが着てしまったことから騒動が勃発。
他に「ブラックホークダウン」「ウィンドトーカーズ」など。

◆パレスチナのファラド議長 .... Makram Khoury
初登場は第5シーズン21話「ガザにて」。
パレスチナ出身でパレスチナを代表する名優といわれている。
スピルバーグ監督作品「ミュンヘン」では、エリック・バナが演じるアブナーらが「神の復讐」作戦のターゲットとして最初に狙った、PLO支援者ワエル・ザイター役を演じている。
2004年モントリオール映画祭グランプリを獲得した「シリアの花嫁」では、実娘Clara Khouryがシリアに嫁いでいく花嫁モナ役を演じ、彼はモナの父ハメッド役を演じている。

◆FBI長官アーノルド .... Michael Kagan
シチュエーションルームでシリアについての情報を報告している。初登場は第5シーズン18話「CJの1日」。密着取材が入っているCJが、大統領に立てこもり事件の報告に来ていた彼を見かけてただならぬ気配を感じ取る。
「シークレットアイドル ハンナ・モンタナ」では、ハンナが時々出演するトーク番組の司会者役を演じている。
「コールドケース」第2シーズン7話「写真」では、被害者のジェフが働いていたバスハウス(男性のハッテン場)のオーナーのバーニー役。
「フレンズ 7」4話「レイチェルのアシスタント」で、ジョーイにドレイク・ラモレーの双子役での復活を持ちかけた「愛の病院日誌」のプロデューサー、テリー役で登場していた。ジョーイはすぐに役が復活することが決定してるものと思っていたが、テリーは他の人と同じようにオーディションをやろうとしたため、ジョーイは話をけってしまう。
「アリーmyラブ」第3シーズン2話「未知の世界へ」では、セクシーすぎるからと同僚から訴えられた女性の件で、訴えた同僚側=原告側代理人役。

◆ドナの担当医イーヒー .... Tim Lounibos
初登場は第5シーズン21話「ガザにて」。
「Shark」6話「裕福な偽善者」では、火災を起こして低賃金の移民労働者4人の被害者を出した、工場の持ち主のホン役を演じている。本来なら彼が責任を問われるところだが、スタークらはホンへの発注者であるブランドオーナーのプルイット側に責任を問うことに。
「ビバリーヒルズ青春白書」第5シーズンでは、学生議会の議長選挙などを取材していたレポーターのウォルター・チェン役で登場。

◆イスラエルの首相 .... Armin Mueller-Stahl
初登場は第5シーズン13話「夜は暗く」。
70年代は東ドイツで俳優として活動していたが、政府のブラックリスト入り。そこで西ドイツに移住したものの反体制運動に身を投じ、政府の弾圧にあうが、映画「わが心のボルチモア」の東欧からの移民サム・クリチンスキー役が話題となって、ハリウッドでも活躍するように。
エンデ原作の西独映画版「モモ」では、灰色の男たちの首領役を演じている。
「マイセン幻影」では、マイセンに魅せられた男カスパー・ウッツを演じて、ベルリン国際映画祭で主演男優賞を受賞。
「シャイン」では、天才ピアニストとなる主人公デヴィッドに、音楽の英才教育を施した父ピーター役を演じている。手元から息子を放すことを拒んで暴力を振るう父の影響は、デヴィッドの後の精神的破綻の素地となる。

◆在米イスラエル大使 .... Natalia Nogulich
初登場は第5シーズン22話「戦没将兵記念日」。
オフィシャルサイトあり。
「BONES」第1シーズン10話「自分を消し去った女」では、被害者の身元を追ってたどりついた娼婦派遣の元締め役で登場。
「アリーmyラブ5」19話「いつか来た道」で、リチャードの父が秘書と浮気して訴えられたが、その相手側弁護士で登場していた。
「スタートレック」シリーズではネチェーフ提督役で「ディープ・スペース・ナイン」と「ネクストジェネレーションズ」に出演
「ザ・プラクティス」では第1~2シーズンに判事役で登場している。

◆統合参謀本部議長ニコラス・アレキサンダー .... Terry O'Quinn
初登場は第5シーズン6話。引退したフィッツウォレスの後任として統合参謀本部議長に着任した。
「LOST」のロック役でおなじみ。
「エイリアス」では第1~3シーズンに、FBIのケンダル捜査官役で登場。アライアンス壊滅の指揮官として着任するが、シドニーとは手法の違いからそりがあわないことも。
「JAG 犯罪捜査官ネイビーファイル」では、海軍少将(最初は大佐だった)トーマス・ブーン役。優秀な軍人でシーホークの飛行隊長を務めたりしていたが、ボスニアのヘリを撃墜する
「NCIS」第1シーズン15話「不可解なものたち」では、ギブスの海兵隊時代の上官ライアン大佐役で登場。フセインの隠し金を奪って無許可で帰国したことでFBIから追われるが、無実を信じるギブスが行方を追う。

◆パレスチナのムカラト首相 .... Marcelo Tubert
「ER」第7シーズンではギャロウェイ神父役で3エピに登場。コバッチュが担当し最後に過去を告白することになったJames Cromwell演じる司教がらみで登場している。
「FBI~失踪者を追え」第4シーズン10話に登場予定。
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ザ・ホワイトハウス5 第22話「戦没将兵記念日」

2009年01月10日 | ザ・ホワイトハウス
イスラエルがガザにミサイル攻撃を行ったことで、アメリカ側はパレスチナの報復阻止に追われることになり、テロ捜査はさらに困難を極めることに。
シチュエーションルームでは対応策が何度となく話し合われるが、レオが報復攻撃を主張するのに対しケイトが慎重論をとなえる。バートレットは民間への被害を恐れて慎重論に傾いたため、レオとバートレットの間に微妙な空気が流れる。
ドナが意識を回復したことでジョシュはほっと一安心するが、そこにコリンがガザからドイツの病院までドナの安否を気遣ってやってきた。二人の親密さを目の当たりにしたジョシュはショックを受ける。
そんな中、ドナへの見舞いの形で何者かがジョシュにメッセージを送って接触を図ってくる。外交は苦手分野のジョシュが接触に応じたところ、相手はパレスチナのムカラト首相サイドの人間で、ファラド議長抜きのイスラエルとの交渉を持ちかけてきたのだった・・・

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「君がなるべきだよ。君こそが、大統領に。」
レオがここまでバートレットを支えてこられた原動力となっていたのは、この一言、あの一瞬の高揚感があったからかもしれない。
レオ自身は依存症の経験からレオ自身が政権を表立って担うことは無理だろう。しかし彼に野心がなかったわけではあるまいとは思って見ていたが、それを押し隠して支えてこられたのは、バートレットと向かう方向と速さがひとつだと信じてこられたからなのだろうが・・・
バートレットにとってはこれはまだ、ひとつの選択において見解の相違が生んだすれ違いとしか思っていないかもしれないが、レオにとってはこれが決定的な亀裂の始まりなのだろう。
4thは再選を目指す明るいトーンからラストに一気に落とされたが、このシーズンは二期のはじめにスタッフが疲弊させられたことから、一人、また一人と失望ラインを超えていくのを見せられてきた。
これがレームダックというものか。自分でキーマンに据えたケイトに、終幕のスイッチを入れられてしまったレオの読み違いは厳しい。

ボロボロに疲れきった姿で椅子にもたれているレオ・・・
先に結末を知っていると、あの姿に最期が近いことを連想させられて心が痛くなる。リアルタイムで見ていた人には、あのシーンに特別な意味など感じなかっただろうに。

ジョシュは・・・・ねぇ。
ジョシュとドナは、「君の名は」ばりにすれ違うんだなぁ。(古。)
真っ先に駆けつけたのに、すでに遅かった、っていう。しかも自分が羽ばたかせたせいで逃してしまった、っていう。まさに痛恨の一撃。ドナって魔性系だったんだな。
それでも勝負かけるつもりだったのか、真っ赤なバラの花束持ってきた途端に悪化とは。ゾーイでクリフハンガーの次はドナでクリフハンガーっすか。
ジョシュがあそこまで外交音痴の設定だったとは。相手側はそれと知って計略を仕掛けてきたのかはたまた偶然か。パレスチナの謀略にまんまと騙された政府の責任は、やはりジョシュがとらされることになるのかそれとも・・・
ああああぁ、TWWのスタッフはクリフハンガーの仕掛けどころ知ってるよなぁ。次が気になる。

これでちょっとお休みして、2月からはすぐに6thが始まるというのだから、本当にスパドラさんはいい人だ!スパドラさんありがとう!
次を待つ切なさも悪くはないのだが、このドラマに関しては待ち疲れてしまったので、待たされるストレスがないのは本当にありがたい。
でもこれで、TWWが終わってなければこんなにサクサク放送されてなかったんだろうなぁと寂しく思ったりする。続いていたらどんなドラマになっていただろう。
オバマ政権誕生だなんて、現実がドラマをやすやすと越えてしまうこの時代、終わりを迎えるにはちょうど潮時だったとは思いつつも、やはり「今、続いていたら」と思わずにはいられない。


【 脇俳優チェック 】

◆空軍のアダムリー将軍 .... Gerald McRaney
初登場は第3シーズン5話「ドナの日記」。レオが1966年に参加した作戦において民間施設を攻撃、民間人が犠牲になったことで戦争犯罪法廷で裁かれた可能性が浮上した件を告げる。「すべての戦争は犯罪だ」という言葉でレオを打ちのめす。
「ジェリコ 閉ざされた街」では、ジェリコの市長で主人公ジェイクの父ジョンストン・グリーン役でレギュラー。
「One tree hill」第1シーズン12話「嵐の夜に…」では、ダンの父親役を演じている。スコット家に妻のメイとともに訪れるが、ダンが家を出ていたためにデブは困惑してしまう。
「デッドゾーン」第2シーズン6話「過去の傷跡」では、スティルソンの対立候補ハリソン・フィッシャー役で登場。スティルソンの当選を阻止しようとしたジョニーはハリソンに加担しようとするが、ハリソンのベトナム虐殺のビジョンを見てしまい悩まされる。
「浮気なおしゃれミディ」のスーザン・シュガーベイカー役の女優Delta Burke(「ボストンリーガル」第3シーズンから登場予定)が3人目の妻で、現在進行中。

◆在米イスラエル大使 .... Natalia Nogulich
オフィシャルサイトあり。
「BONES」第1シーズン10話「自分を消し去った女」では、被害者の身元を追ってたどりついた娼婦派遣の元締め役で登場。
「アリーmyラブ5」19話「いつか来た道」で、リチャードの父が秘書と浮気して訴えられたが、その相手側弁護士で登場していた。
「スタートレック」シリーズではネチェーフ提督役で「ディープ・スペース・ナイン」と「ネクストジェネレーションズ」に出演
「ザ・プラクティス」では第1~2シーズンに判事役で登場している。

◆ジョシュに接触してきた男 .... Navid Negahban
「クローザー」第2シーズン15話「灰色の任務(後編)」では、テロリストのフラニの主治医アル・サニ役で登場。殺害された少年マリクの父親だったが、スパイ行為を誤解されたためにマリクが被害にあってしまったのだった。
「ザ・ユニット」第1シーズン6話「疑惑」では、ベイルートのイラン大使館の警備責任者役。ユダヤ人だからと大使館内の警護からはずされたボブに同情して儀式用の短剣をボブにくれたが、その短剣が思わぬ波紋を呼ぶのだった。
「クリミナルマインド」第1シーズン21話「FBI vs CIA」では、サウジの外交官でテロ組織の資金源の男ハッサン・ナディール役で登場。CIAの工作員ジョン・サマーズがナディールの虐待されていた妻子を保護するが、ナディールは外交官特権を使って妻アリーヤたちを取り返そうとする。
「FBI~失踪者を追え4」20話に登場予定。

◆ドイツの病院のナース .... Sonya Leslie-Shepherd
ドナが目覚めた場面のナース。
「ブラザーズ&シスターズ」第2シーズン2話「兵士の帰還」では、ジャスティンが除隊して入院した病院の受付のナース役で登場。受け答えがのろまでノラをキレさせそうになる。
「コールドケース」第2シーズン23話「森」では、連続失踪事件を担当していた女性刑事役で登場している。
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ザ・ホワイトハウス5 第21話「ガザにて」

2009年01月05日 | ザ・ホワイトハウス
ドナはアンディとフィッツウォレス、二人の上院議員の中東視察団とともにイスラエルのガザ地区を訪問していた。
視察団の会議に同行してジョシュに報告をしていたが、その最中にフォトジャーナリストのコリンから「本当のガザを教えてあげる」と声をかけられ、ガザ地区内を見てまわることに。
そしてコリンに導かれて話を聞いたガザの市民や兵士らの実情は、同じ言葉を繰り返す会議よりも、ドナの心を激しく揺さぶったのだった。ところが、ドナたちが乗った車が爆弾テロに遭い、二人の議員とフィッツウォレスは命を落とす。アンディは無事だったが、ドナは重傷を負う。
米上院議員が襲撃されたとあってホワイトハウスは報復の対応を迫られるが、一向に正確な犯人の情報をつかむことができず、バートレットは苛立ちを隠せない。それなのに亡くなった議員の議席をめぐる民主党内部や副大統領の政治的思惑は、無情にもすぐさま動き始めるのだった。
そしていても立ってもいられないジョシュは、ドナの状態を確かめるために病院へ飛ぶが・・・

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4年前の放送なのに、今ちょうど変わらずガザが燃えている。
とはいっても4年で中東情勢、特にイスラエルがどうにかなるはずもないから、多分10年後、20年後にこれを見たとして、ちょうどガザは紛争真っ只中だったとしても驚かない。
バートレットが19話でフィッツにお目付け役を依頼した時、「波風を立てないようにして欲しい、中東で今できるのはそれだけだ」と真後ろ向きな発言をしていたが、実際誰かが何かできるレベルは超えているわけで、アンディたちが「何かしたい、何かができるはず」と思ってもかえって犠牲を上積みするだけになってしまった。

このエピ、ドナはガザを知らない世界の人々の「目」の役割をしている。
ドナのまっさらな目を通して「本当のガザ」の実情を見る我々は、簡潔明瞭なメールでは語りつくせない複雑な現実があるのだと知り、ドナの流血によって関わるものの覚悟を思い知らされる。
語り部としてのドナ以外に、「ザ・ホワイトハウス」では必ず黒子の気持ちを代弁する人物が出てくることが多いのだが、今回はそれはケイトがその役になっている。
「50年口論したとしても、将来恥とは言われませんよ。
  恥ずかしいのは何もしないことです。」
例え自己満足でも、どんな犠牲を払っても、それでもアメリカという立場では「何か」をしなければいけない、するべきなんだということなんだろうが・・・まさに賽の河原の石積みのような作業でもしないよりはマシなのだろうか。
こと中東情勢に関しては、どんな理屈も通用しないむなしさを感じずにはいられない。「悪いのはこの状況なんだよ」という兵士の言葉が悲しく響く。

前回フィッツが久しぶりに出てきたと思ったら。
ひどい、私のフィッツが(涙)。
ドナとフィッツの絡みだぁ、オヤジが若い子をからかって何やってんだよー・・・と思った瞬間にやられなくてもええやんか。
フィッツ~。もう出てきてくれないのかフィッツ・・・
フィッツがまるで「ザ・ユニット」のジョナスとモリーのその後のような夫婦関係で、奥さんが軍人の妻として悟っている様子なのと、後ろにぼんやり映っていた夫婦の写真が物悲しい。

もしドナが命を落としていたら、ジョシュは独自で軍事制裁を発動しかねないくらいだった。ドナは・・・やっと飛び立った美しい雛鳥だったのに。ジョシュがショックのあまりまた囲い込んでしまいそうだ。
普段なら海外出張の時には「ドーナー!ドーナー!」と、アレがないこれがないと子供のように何もできないジョシュが、その場にあったものさささっとつかんで飛び出していくあたりに、普段のジョシュの甘えぶりを感じてしまった。
ドナとジョシュの関係も、さすがにこれで変わらざるを得ないのだろう。変わらなかったらびっくりだが。

トビーは思わずTVのアンディに向かって手を振ってしまって「あ。」となるあたりが、トビーの愛を感じてしまった。あれはアンディに見せてあげたかったな。
しかし、深刻なエピだったのに笑いをとるのを忘れないのはいいんだか悪いんだか。「ドナの怪我は?」の場面とか、無理にギャグっぽい演出を練りこまなくてもよかったのではないかと思ったり。

今回、ドナとロマンスがあったジャーナリストのコリン役を演じていたJason Isaacsは、ハリポタのマルフォイパパでご存知の方も多い英国俳優さんだ。
彼はちょうど1月28日からNHKで放送の英国ドラマ「ステート・ウィズイン~テロリストの幻影~」の主人公マーク・ブライドン役を演じていたりもする。NHKのスタッフブログでちょうど彼のことを「青い目が魅力的」なイケメンだと紹介していてプッシュしていたのだけれど・・・
これを放送しておけばよかったのに(今更)。17話のグレン・クローズだって「ダメージ」とリンクしたのに、まったくもう。(ていうか、「ダメージ」は続きやる気があるんだろうかと、HPの「終了」っぷりを見るとかなり不安なのだけれど。いつものことだけに・・・)

あぁ・・・次回はもうシーズンファイナル。そしてまた引き続きシーズン6が始まるという。
いい夢はあっという間に過ぎ去ってしまうんだなぁ・・・


【 脇俳優チェック 】

◆中東視察団のデサントス上院議員 .... Traber Burns
「LOST」第4シーズン4話「証言」ではケイトの裁判の判事役で登場。
「Dirt」第1シーズン3話「ダート・ナウ 創刊」では、「Now」の編集部の重鎮レジナルド役。新しい高級タブロイド誌「DirtNow」を提案するルーシーに対して「Now」を支えてきた立場から異を唱えるが、あっさり却下されてしまう。
「ボストンリーガル」第1シーズン17話「アランの叫び」では、アランが無実の可能性を信じてテキサスまで助けに行った死刑囚ジークの収監されている刑務所の所長役を演じている。再審検討委員会の結論が出ないうちに処刑場にジークを移送しようとし、その後却下の結果を受けて粛々と死刑を執行する。
「グレイズアナトミー3」25話「誓いの言葉」では、頭にピッケルが刺さった登山者の事件で、デレクが事情を聞いた他の登山者の中でアンディが呼んだ弁護士役で登場。
「FBI~失踪者を追え4」9話に登場予定。

◆ジャーナリストのコリン・エアーズ .... Jason Isaacs
リバプール出身の英国俳優で、英国での活動から次第にハリウッドにも活躍の場を広げている。
「ブラザーフッド」では、アイルランド系のカフィー一家の息子で、州議会議員の弟トミーに比べ、7年間FBIに追われているギャングの兄マイケル役を演じている。
映画では「ハリー・ポッター」シリーズのドラコの父ルシウス・マルフォイ役でおなじみ。
「ピーター・パン」ではウェンディの父とフック船長の二役を演じている。
「パトリオット」では、メル・ギブソン演じるベンジャミンの息子ガブリエル(ヒース・レジャー)が独立戦争に参戦したために、粘着かつ残忍につきまとって一家を崩壊させる英国軍のダヴィントン大佐役。
「アルマゲドン」では、世界一頭のいい男のロナルド・クインシー博士役。
「タキシード」では、ジャッキー・チェン演じるジミーが運転手として雇われた、億万長者のクラーク・デヴリン役。禁じられていたのに、彼のタキシードをジミーが着てしまったことから騒動が勃発。
他に「ブラックホークダウン」「ウィンドトーカーズ」など。
来年1月28日からBS2で放送予定の「ステート・ウィズイン~テロリストの幻影~」では、主人公のイギリス大使マーク・ブライドン役で登場予定。

◆パレスチナのファラド議長 .... Makram Khoury
パレスチナ出身でパレスチナを代表する名優といわれている。
スピルバーグ監督作品「ミュンヘン」では、エリック・バナが演じるアブナーらが「神の復讐」作戦のターゲットとして最初に狙った、PLO支援者ワエル・ザイター役を演じている。
2004年モントリオール映画祭グランプリを獲得した「シリアの花嫁」では、実娘Clara Khouryがシリアに嫁いでいく花嫁モナ役を演じ、彼はモナの父ハメッド役を演じている。

◆ドナの執刀医イーヒー .... Tim Lounibos
「Shark」6話「裕福な偽善者」では、火災を起こして低賃金の移民労働者4人の被害者を出した、工場の持ち主のホン役を演じている。本来なら彼が責任を問われるところだが、スタークらはホンへの発注者であるブランドオーナーのプルイット側に責任を問うことに。
「ビバリーヒルズ青春白書」第5シーズンでは、学生議会の議長選挙などを取材していたレポーターのウォルター・チェン役で登場。

◆フィッツウォレス夫人 .... Novella Nelson
映画「ダイヤルM」では、グィネス・パルトロウ演じるエミリーが仕えている米大使のアリス・ウィリス役を演じている。
「ディア・ウェンディ」「コットンクラブ」「ディアボロス 悪魔の扉」など、多くの作品に出演している。

◆中東視察団コーブ上院議員 .... Keith Sellon-Wright
「BONES」第1シーズン9話「冷蔵庫に捨てられた少女」では、SMプレイの果てに冷蔵庫に入れられ捨てられた被害者少女マギー・シリングの父親役で登場している。
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ザ・ホワイトハウス5 第20話「出口なし」

2009年01月05日 | ザ・ホワイトハウス
記者クラブの夕食会からバートレットが戻ったところ、シークレットサービスがモニタリングしている館内の警備装置が危険物質を感知し、ホワイトハウスは封鎖される。
帰宅前のスタッフは足止めをくらい、特にバートレットと、そして一緒にいたチャーリーとフィダラーは地下に退避させられてしまう。
トビーはウィルと、CJはドナと、レオはアビーと、そしてジョシュはハーパーと、それぞれにお互いに対して腹に一物を抱える同士が一緒に閉じ込められ、それぞれに本音をさらけ出しあってしまう・・・。

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あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします・・・ってもう5日だし。

ドナの胸の谷間にどっきどき、とかそういうことは置いといて。
去年書きかけになってここまでひっぱってしまったからなぁ。他のドラマもたまってるので、どうしたものやら。

このシーズンは、バートレット政権が煮詰まっているものだから、ただの二期目にしないようにとしきりに企画ものというか、実験的な内容が多い気がする。
まるで「24」のような設定をTWWに持ち込んだ感じで、なのにリアルでのんきだし。
真相はフィダラーさんが吹き付けられたのがヤバイブツだったということなのだろうか。だとしたらダミーで叱られたチャーリーがかわいそうだった気が。

色々見所はあったのだけど、CJがドナに、ジョシュのことでぐっさりと図星をついた件ですべて吹っ飛んでしまった。
前にもエイミーが言ってたような記憶があるが、ドナはやっぱりジョシュに対して特別な感情がないわけじゃないんだな。
CJが語るドナの未来に「今の秘書の仕事をやめてジョシュと付き合う」っていう選択肢がナッシングなのにはちょっと苦笑してしまった。まぁそれはそうなんだろうけど。
ジョシュにとって秘書であるドナが必要であり、特別なのだっていう・・・その現実がドナを卑屈にさせてるわけで、秘書じゃなくなって仕事でも女としても成長したら、むしろドナにとってジョシュは選択肢じゃなくなる・・・のかな。
この二人のぐちゃぐちゃしない現状維持の関係が好きなんだけど、でも確かにドナ的にはこのままじゃいられないよね。

どうでもいいことだが、日本の防衛大臣の設定がやたらと強気だったのにびっくりしてしまった。あそこまで強気になれるのなら、日本はもうちょっと立場が楽なんじゃなかろうか。
アメリカから見たら日本はそれなりにちゃんとして見えるのだろうか?なんとなく不思議。


【 脇俳優チェック 】

◆ジョシュの部屋を封鎖したSS ....  Beau Billingslea
声優としての活動が多く、ジャパニメーションやゲームの吹き替えの仕事が多い。「サイボーグ009」で005ジェロニモを演じているように、マッチョなおじさん声が特徴。「戦国無双」では上杉謙信、「三国無双」では典韋役など。
「カウボーイ・ビバップ」ではジェット・ブラックの声の吹き替え(日本版では石塚運昇)を担当している。
「コールドケース3」4話「バット」では、黒人リーグのオーナーのダンドリッジ現在版役を演じていた。45年に活躍していた伝説の黒人選手テイラーにリーグを出て行かれると困るので、脅していたことから疑いをかけられる。

◆ラテン系女性SS .... Tracey Costello
「CSI:NY」第1シーズン15話「死が二人を分かつまで」では、刑務所から出所直後に手首を切断された遺体になって発見された男アマドーリの、刑務所からのバスを降りた後の行動を証言したバス停近くのコーヒー店女性店員役。
「ER XI」3話「カーターに頼もう」では、ニーラが仕事を得るために行った職業紹介所の女性で登場していた。

◆バートレットをチェックした医師 ....  Reed Diamond
「CSI:6」3話「天国への階段」では、レスター家で不審死を遂げた妻のベッキーの死の第一発見&通報者となった夫のレイ役で登場。ベッキーに性的関係を拒否されたため、「バフィ」に噛んでもらう倒錯で欲求を満たしていた。
「ミディアム」第1シーズン6話「未来からのメッセージ」では、今はまだ善意の通報者にすぎないが、アリソンの夢の中で殺人鬼へ変貌することを予知されてしまったために、アリソンに尾行されてしまった男スワンストローム役で登場していた。
「ホミサイド/殺人捜査課」では第4シーズンからケラマン刑事役でレギュラー。放火課所属だったが殺人課に異動になった新しいメンバーで、ルイスのパートナーだった。
映画デビューは「メンフィス・ベル」の機関士バージ役。
「ゴースト」第2シーズン11話、「クリミナルマインド」第4シーズン6話、「FBI~失踪者を追え5」9話に登場予定。

◆SSのブローダー .... Brent Huff
「コールドケース」第1シーズン9話「サイン」では、祖母殺しのジェームズの、疎遠だった兄ロニー・ゲーブル役で登場。ロニーの真摯な呼びかけで、シェリーに洗脳されていたジェームズの心が溶け始めるのだった。
「ペンサコーラ 黄金の翼」の2~3にSteve Kessick(Psycho)役で何回か出演している。
俳優の他に監督・脚本などもこなし、「LA大震災」の脚本を担当。

◆アジア系SS .... Jamison Yang
危険物が発見された、というシーンで登場している。
「Dr.HOUSE」第3シーズン18話「機内感染」では、ハウスとカディの乗り合わせた飛行機の機内で発熱・発疹などの症状を発症した韓国人男性パン役で登場。
「アグリーベティ」第1シーズン4話「『モード』のルール」では、日本人デザイナーのオーシの通訳の役を演じている。
「ミディアム2」20話「暗闇の向こう」では、ジョーの部下エドリック役で登場。エドリックはジョーと昇進を競うが、致命的なミスをしてしまい、それをジョーに尻拭いしてもらうことに。
「FBI~失踪者を追え3」19話「占い師アグネス」では、階段から落下したアグネスを失踪前に診察したERドクター役で登場。NHKの公式HPのエピガイにちょうど写真が載っている。
「ER」第10シーズン12話「新生児ICU」で、ニーラが担当した双子新生児の中国人両親の、父親のほうを演じていた。双子の男の子は元気だったが、女の子の方は重い障害が残る状態。夫妻は男の子を連れて先に退院するが、そのまま娘を捨てて中国に帰国してしまったのだった。
「ザ・プラクティス」第2シーズン21話「証言台」では、ユージーンがシャツを縮められたとクレームをつけたクリーニング店の店員役で登場している。
「Shark」第1シーズン15話、「ゴースト」第4シーズン5話に登場予定。
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ザ・ホワイトハウス5 第19話「自由貿易の代償」

2008年12月19日 | ザ・ホワイトハウス
ジョシュは自由貿易についての協定が焦点として行われるブリュッセルラウンドに出席するため、その準備に追われていた。レオから任されて自由貿易協定のとりまとめを担当してきたジョシュだったが、インドで調印が行われると聞き、ずっと反対してきたインドが?と不審に思う。
それは実は、通信会社JCNが国内の1万7000人のプログラマーを解雇して、インドから安い人件費の人材を採用するからだった。「自由貿易協定は新たな雇用を創出する」と有権者に訴えてとりまとめを行ってきたジョシュは愕然とするが、プログラマー組合は裏切られたと大反発して、ジョシュのオフィスに居座りを決行する。
そんな中、ブリュッセルラウンドについていきたいとドナが言い出し、ジョシュが拒否したためにお互い口をきかなくなる。
CJはメディア所有権の問題で、特ダネを記者に提供して問題提起をしようとするが、記者たちは自分たちの会社の問題がからむために反応が鈍い。そこでCJは思い切った策をとることに・・・

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トビーがいないなぁと思ったら、このエピの演出担当だったようで。
「ER」とかでは「出演しつつ監督」っていうのがままあるけれど、トビーはさすがにそれはしなかった模様。
いつもの「歩きしゃべり」がこのエピはやたらに多用して変形させたりしてつなげるなぁと思っていたのだけど、トビーのこだわりがあったのかな。

インドの安い人材を雇用して国内の首切りを行い、とりあえず企業だけ助けておけばゆくゆくは別のところから金がまわって雇用が生み出せるようになる・・・かもよ?みたいな政治と企業の理屈と、仕事が必要なのは「今」で、続けたい仕事はこれ以外にない、っていう労働者の主張とはまったく相容れない。
結局それで、企業に一時的な栄養剤を点滴してお茶を濁して先々の景気回復に期待したまま走り続けたのが、現在の世界恐慌状態を作り出したんだろうか。
しかしこのところ、レオの強権ぶりが目立つ。かつてはここまでシビアではなかったような気がするのだが・・・

ジョシュがレオに「任された」こと、「誉められた」ことであれほど喜んでいたのは、キャリックの離党(5話「101人目の上院議員」)を招いた件からずっと雰囲気的に冷や飯を食わされていたのが伏線となっていたわけで。このところ「仕事をさせてください」とか言ってたものなぁ。
レオはそれを承知した上で、「今のジョシュなら裏を考えずに飛びつくだろう」と踏んでやらせたのだろう。だからこそ気づいてからのジョシュの失望が大きかったわけで。
ライアンの「あなたの下では、私は自分を殺すことを学んだ」という台詞は、まんまジョシュの気持ちにつながってくる。自分がされて傷ついたのと同じことを己もしていたという二重の自分自身に対する絶望感。
トビーとジョシュとCJに、政権を支えてきたことでの金属疲労が激しい。それぞれに何のためにやってきたかを見失いつつあるように見える。何度もぼやいてしまうが、二期目というのは壊すのがわかっている城を泥で築いていくようなものなのだな。
ジョシュはだから、やっとドナを本気で育てる気になったようで・・・中東の視察団に情報収集に行かせるだなんて、強烈に大役だ。聞かされた時のドナのお目目まん丸がかわいかったが・・・大丈夫~?

CJの話は、記者団同様何度説明されてもよくわからなくて、頭の中をスカーっと通り過ぎてしまった。
えーっと何が問題だったのでしょう・・・(ダメすぎる)
税金使ってお茶目なことしていいのか?と思ったら、レオがポケットマネーで出してくれるようなので、めでたしめでたし(そうなのか?)。

5話で統合幕僚本部長から引退が発表されてたフィッツウォレスが、久々に登場していた。
フィッツおいたん!また会えて嬉しいよー!後任の「LOST」のロックも悪くはないけど・・・やはりフィッツじゃなきゃ。
初めて軍服以外の姿で出てきたものだから、レオとの会話が相変わらず笑える。
「服にジャラジャラしたのをつけてないと別人だな」
「アレをつけてると痩せるんだよ」
あぁ、シャンプー談義(第3シーズン20話「大いなるジレンマ」)を思い出す。この二人は愛し合ってるんだもんねっ。


【 脇俳優チェック 】

◆ケイト・ハーパー ....  Mary McCormack
安全保障問題の次席補佐官として、このエピからレギュラー出演。
「ER」第10シーズンから、コンゴやダルフールでの医療スタッフとしてカーターと活動していたデビー役で登場していた。
日本未放映のスティーブン・ボチコ製作のサスペンス「Murder One」(第2シーズンからはアンソニー・ラパリアが主演)では、弁護士のジャスティーン・アップルトン役でレギュラー。
映画「ディープインパクト」では、彗星を軌道からそらすための宇宙船メサイア号の責任者アンディ・ベイカー役を演じている。
夫のMichael Morrisは「ブラザーズ&シスターズ」のプロデューサーで二人の子供がいる。。「Dirt」でルーシーのゲイの弟レオを演じていたWill McCormackは弟。

◆通信労働者組合のビル・パーソンズ ....  Wayne Duvall
「CSI:NY2」11話「悲しき罠」では、クラブでストリッパー相手にローションプロレスに挑んだ客の男グライムス役。スケベ心満々でリングに上がったが、軽くあしらわれてマジ切れし店を追い出されたのだった。
「CSI:5」6話「青の衝撃」で、遺体を粉砕したウッドチップの機械の作業員役でちょっとだけ登場していた。
日本未放映の「The District」ではフィル・ブランダー巡査部長役でレギュラー。
映画「オー!ブラザー」では州知事選挙の改革派の候補として名乗りを上げているホーマー・ストークス役を演じている。他に「フラッド」などの出演がある。
「地獄の黙示録」のキルゴア中佐や「ゴッドファーザー」のファミリーの相談役トムで有名なRobert Duvallは従兄。

◆ジョシュのオフィスに居座った組合の男性 .... Jim Gleason
「グレイズアナトミー」第2シーズン2話「私は底なしのグラス」では、DV夫シーバートの手術をバークと執刀していた黒縁メガネの外科医ドムナー役。
「コールドケース」第1シーズン16話「ボランティア」では、69年当時ヤミで中絶手術を行っていた医師レオ・リンデンの69年版を演じていた。

◆通信会社JCNのロビイスト .... Daniel Hugh Kelly
「ラスベガス」第1シーズン2話「友よ 安らかに眠れ」では、モンテシートに宿泊してきた上院議員のヘンダーソン役で登場。彼は普段は良識派だが、極秘でたまにカジノやストリップクラブでハメをはずすため、モンテシート側はそれをガードしている。ところがそれをカメラに撮られてしまったのだった。
「スーパーナチュラル」第1シーズン3話「水辺の恐怖」では、レイク・マトニックの保安官ジェイク役。実は子供の頃いじめで友達を死なせたことがあり、その子供が復讐のために悪霊と化していたのだった。
映画「危険な遊び」では、イライジャ・ウッド演じるマークを預かった叔父であり、マコーレー・カルキン演じるヘンリーの父のウォレス役で出演している。
「クジョー」では、妻と子が狂犬病にかかった猛犬の危険にさらされるヴィック役。
「ボストンリーガル」第4シーズン16話、「コールドケース6」8話に登場予定。

◆ジョシュのオフィスに居座った組合の女性 .... Wendy Schenker
オフィシャルサイトあり。
「名探偵モンク」18話「スター誕生」では、容疑者を追って集団お見合いに潜入したモンクが、スピードデートで話をした女性の役。
「ビバリーヒルズ青春白書」第8シーズン23~24話で、10代で妊娠した少女役でゲスト出演しているジェシカ・アルバの母親役で登場している。
「FBI~失踪者を追え4」16話、「デスパレートな妻たち」第4シーズン16話に登場予定。
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