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くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

ザ・ホワイトハウス7 第11話「CJの駆け引き」

2009年10月08日 | ザ・ホワイトハウス
CJは久々にダニーに食事に誘われるが、その席で、バートレットの次女リズの夫で下院選に立候補中のダグが、ベビーシッターとの不倫の噂がささやかれていることを聞かされ衝撃を受ける。
そこでウィルに調査を依頼するが、表面化するのは時間の問題と見られた。そこでCJは、バートレットの応援演説をあてにしているダグに、自分から応援を辞退するように圧力をかけるが、バートレットにこのことをどう打ち明けたらいいのか頭を抱える。

一方、カザフ情勢は膠着していたが、今度はスーダンで難民キャンプが政府軍から攻撃され甚大な被害が発生。 CJは難民権利同盟のラウセンとの面会で現状を訴えられるが、現時点で表立って動くことは他への波及を考えると難しかった。
そこでCJは、フランス大使やドイツ大使を動かして、ヨーロッパからの提案という形で国連でスーダンへの経済制裁を提案しようと考える・・・

選挙戦は相変わらず一進一退の情勢が続いていた。DCに来ていたジョシュはホワイトハウスに顔を出して今後のスケジュールを打ち合わせるが、その中でサントスの地元テキサスにバートレットの応援演説が予定されていた。
サントスの地元を固めておきたいジョシュは、テキサスでケミカル研究センター設立を発表したいとねじこんでくるが、それはケンタッキーからも設立の誘致がかかっていた施設だった。それによってケンタッキー出馬のボウルズ議員の状況悪化が懸念されるため、議席を守りたいCJは確約を避けるが、ジョシュは強引にサントスのスピーチに織り込んでしまう・・・

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CJは補佐官就任当時、国防と外交の経験がないというので、初めてのシチュエーションルームでなめられまくって閣僚に置き去りにされて涙目になったことがあった。
それがいまや・・・大統領不在で世界を動かす存在にまで成長したのだ。レオの後任者の見立ては正しかったのだな。

カザフのあやうげな均衡とスーダンの和平と、ヨーロッパのメンツと中国のプライドと、それぞれを守りつつもアメリカの立場をつぶさないぎりぎりのところで折衝するという・・・
ものすごく政治的バランスを必要とする難題を、右に左にざっくりと仕切っていくとは。
そこにさらに、大統領選挙に、大統領の娘婿のスキャンダルに、問題はてんこ盛り。一つ一つの問題が独立しているのではなくどこかでリンクしているので、対応を誤ると別の問題の蓋を開けてしまいかねないのだな。
ラウセンの頼みをストレートに聞いてあげたら、きっと感謝されて手柄になることだろう。でもそれをやったらいらぬ恨みを買う。そこで裏で根回しして実を取る、と。この裏でごにょごにょな感じがとっても「ザ・政治」という感じだ。

そのCJのやる気に火をつけたのは・・・久々のダニーだったわけだが。
CJCJCJCJ!
あれはプロポーズだったんじゃないんですかぁぁぁ!!
もう・・・補佐官としては超有能なCJだけど、女としてのスキル低すぎ!
今シーズンの1話目冒頭がなかったら、ダメかぁと思ってしまうところだ。頑張れダニー。

「手を取り合って(断崖から)落ちるのはどうかな」う~ん、殺し文句。そこで気づけCJ。
そういえば「一緒に飛び降りてくれ」はバートレットからレオへのプロポーズ(違)じゃなかったっけ?あれどうだったっけ。そういう台詞だったような。

ジョシュはホワイトハウスという重石がなくなったら、途端に軽くなったような。
そして・・・多分この間の「ホワイトハウス内ディナー」の後、ウィルとケイトはデキたんだな。視線が違うもの。アレは絶対そう、とかおばちゃん根性を発揮してみたりして。


【 脇俳優チェック 】

◆長女エリザベス(リズ)・バートレット・ウェスティン .... Annabeth Gish
オフィシャルファンサイトあり。
初登場は第5シーズン1話「祈り」。第5シーズン9話「クリスマスディナー」で夫の出馬を断られたのに、第6シーズン11話「予備選挙の始まり」で、ジョシュにサントスの応援に協力を依頼されて困惑する。
「ブラザーフッド」では政治家の弟トミーの妻アイリーン役でレギュラー。政治家の妻の立場を演じることに疲れ、ドラッグやアルコールにおぼれてしまう。
「Xファイル」ではドゲットのパートナーモニカ・レイエス役で第8~9シーズンに出演している。
「CSI:マイアミ2」21話「不倫の方程式」では、セスナ機が墜落して死亡したアダム・デッカーの妻ウェンディ役で登場。数式の書かれた枕カバーで夫の不倫に気づき、仕返しにご近所のマッケンと不倫していた。
映画「ワイアット・アープ」では、ケヴィン・コスナー演じるワイアットの最初の妻ユリラ役。妊娠中に腸チフスで死亡し、ショックでワイアットは酒びたりに。

◆リズの夫ダグ .... Steven Eckholdt
初登場は今シーズン1話「祈り」。リズと一緒に家族でホワイトハウス来訪していた。第5シーズン9話「クリスマスディナー」では、バートレットの支援を当てにして下院選出馬に意欲を見せるが、側近たちにNOと言われてしまう。
「Shark」第1シーズン3話「名外科医の苦悩」では、妻が失踪したことで、スタークに妻殺しの容疑をかけられる名外科医スターリング役。スターリングの嘘を暴くため、スタークは彼の幼い息子を証言台に立たせるが・・・
「Lの世界」第3~4シーズンでは、ティナとベットの親権問題をさらにややこしくする、ティナの恋人ヘンリー役。
「ボストンリーガル」第2シーズン21話 「あふれたバケツ」では、恋愛関係に飢えていたデニースが担当した重婚夫婦案件の、訴追担当検事ケルトン役。取引によって裁判に決着がついた後、二人はお互いに意識しあってデートすることになる、というアリー的展開になる。
「NCIS」第2シーズン22話「死の口づけ」では、ペスト菌に感染したトニーと、念のためケイトが海軍病院に隔離されるが、その治療を担当していたブラッド・ピット医師役。瀕死でもおちゃらけているディノッゾに調子を合わせていた。
「CSI:マイアミ4」1話「新たなる闘い」では殺害逃亡犯によって家を襲われたリビングストン家の父で、スポーツ用品輸入業のデイル・リビングストン役。メイドのセリアに手をつけて妊娠させたくせに、逃亡者が家を襲ったらさっさと彼女を見捨ててパニックルームにこもった男。
「デスパレートな妻たち」第1シーズン5話「招かれざる客」では、町の治安の講習会に来てスーザンに目をつけデートを迫った警官トンプソン役で登場していた。スーザンは結局マイクへのあてつけでデートするものの、トンプソンがスーザンの提出した証拠をデート目当てで適当にほうっていたのを知ってがっかり。
「フレンズ3」では、レイチェルにブルーミングデールズの仕事を紹介したために、レイチェルはキャリアウーマンの道をスタートさせるがロスからの嫉妬を買い、そのせいでロスとレイチェルが「あれは別れた後だ」「いや前よ」の抗争を延々繰り広げることになる・・・・そのきっかけになったあの!マーク役だったのがこのひと。第10シーズン14話「レイチェルの華麗なる転身」でも出てきてレイチェルにパリ行きの仕事を紹介するという、今度はある意味遠まわしなキューピッド役になっていた。
「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」の後日談ドラマ「マイ・ビッグ・ファット・ライフ」でミア(映画版ではトゥーラ)の夫トーマス・ミラー(映画版ではイアンでJohn Corbettが演じてハマり役だっただけにやりにくかっただろう)でレギュラー。
他には「メルローズ・プレイス2」でもジェーンがマイケルとの離婚のために雇った弁護士ロバート・ウィルソンとして登場、仕事の一線を踏み越えてジェーンとデキてしまうが、マイケルの術中にはまって娼婦と浮気してしまうという役だった。「LAロー」では問題弁護士パトリック・フラナガン役。

◆中国大使 .... George Cheung
「クローザー」第3シーズン10話「アメリカンドリーム」では、タオが中国語を話せず仏頂面になってるシーンにちょこっと顔だけ登場。
「ER」ではジンメイの父役で、第5~10シーズンに時々登場。最初から最後までジンメイにとっては悩みの種であった。
「LOST」第4シーズン7話「ジヨン」では、中国大使役で登場。ジンが、パンダのぬいぐるみを買って中国大使の孫への出産祝いにかけつけていた。

◆難民権利同盟のラウセン .... Tim Guinee
「ゴースト」第1シーズン22話「天国への案内人」では、アンドレアの兄が乗る予定の飛行機事故に車で巻き添えになり、死亡して霊となりメリンダに助けを求めたリサの、夫のチャーリー・フィルバート役。
「ミディアム」第3シーズン5話「機械の亡霊」では、妻が車の走行中に射殺された男カフィ役。妻の死によって多額の保険金を受け取るために疑いをかけられるが、証拠は何も出ない。
「CSI:7」5話「磔の女神」では、学生時代のGFシャーロットを諦めきれないまま神父になるが、恋人との関係に悩んで頼ってきた彼女と関係を持ち、神父をやめようとしていたフランク神父役で登場。
「CSI:NY2」15話「ゲームの代償」では、被害者のバンスに、ウォーターガンウォーズの罠のための偽のオーディションで呼び出された売れない俳優クリス・マシューズ。娘のために本気でほしかった役なのにふざけられて逆上してしまう。
「CSI:マイアミ3」19話「モンスターの復讐」では、亡き妻の保険金を間違えて計算されたおかげで家庭をズタズタにされた園芸店の主人ドーソン役を演じていた。その復讐は真犯人によって果たされるが、ドーソンはそれを察して犯人をかばい続ける。
「ザ・プラクティス」第6シーズン11話「目撃者」に、強盗殺人事件の裁判に「公判に通うのが趣味」といいながら秘密を抱えている牧師役で登場。
「FBI~失踪者を追え5」19話に登場予定。
妻は「アラバマ物語」でアカデミー賞脚本賞を受賞した脚本・演出家Horton Footeの娘Daisy。

◆ドイツ大使 ....  Ronald Guttman
「LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班」第1シーズン3話「依頼殺人のからくり」では、被害者ロイスに小遣い稼ぎを持ちかけた娼婦ベッキーの客で、遺体が発見されたホテルの部屋に泊まっていたベルギーの外交官役。
「Sex and the City」第6シーズン18話「決断の時」では、イニドに誘われてキャリーが出かけたパーティの主催者アンドレ役。ドキュメンタリーの監督をしており、パートナーのラマとパーティを開く。

◆フランス大使 .... Francois Giroday
「クローザー」第2シーズン4話「男たちの思惑」では、レストランオーナーのウォルター・ラサル役。被害者のカレンが以前働いていた店のオーナーで、カレンも関係を持っていたが、カレンは愛する夫ポールのためなら手段を選ばないタイプで、ポールをウォルターの店で雇わせるために寝たのだった。

◆CJとダニーが行った店のウェイトレス .... Stacy Hogue
「BONES」第1シーズン21話「英雄の秘密」では、研修軍医キャンベル役。アーリントン墓地で焼死体で発見された軍人マーシャルが、バスケの英雄が一般人を誤射したことを告発しようとしているのを知り、自体の隠蔽を図って殺害してしまう。
「ボストンパブリック」第1シーズン8話「第8章」に、ハーベイにドラッグを飲ませてハイにさせてしまった生徒ケリー・オトゥール役で出演。
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ザ・ホワイトハウス7 第10話「副大統領候補の討論会」

2009年09月29日 | ザ・ホワイトハウス
大統領候補の討論会に引き続き、今度は副大統領候補同士の討論会の日が間近に迫り、サントス陣営はレオの練習にかかる。
しかし長く裏方で政治に関わってきたレオだが、討論会は未経験とあって出来は最悪。あまりのひどさにスタッフはみな頭を抱えることになってしまった。アナベスの懸命のアドバイスも功を奏さず、ジョシュたちはさすがに中止すべきではないかと検討し始める。
ところがそんな中、ある政治系ブログに「レオの討論会はひどいらしい」と批判する記事がアップされる。その内容は、内部で状況を把握しているとしか思えないものだったため、スタッフは騒然となるが・・・

サントス夫妻は、選挙前最後となる自宅への帰還を過ごそうとしていた。しかし以前とは異なり、家の中は常にスタッフが出入りし、周囲はSPが囲んで身動きが取れない状態だった。
子供ときちんと向き合う時間も取れない様子の夫にヘレンはイライラをつのらせる。ところがタブロイド紙に、ヘレンのセクシーな下着がチラ見えしている写真が掲載されたことで、本人もショックを受け、サントスは大激怒する・・・

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この回の冒頭には、通常のマーチングドラムと「これまでのザ・ホワイトハウスは」の間に、マーティン・シーンからのメッセージ映像が挿入されている。
9話の放送2005年12月11日の5日後の16日に、レオ役のジョン・スペンサーが亡くなって、この10話(2006年1月8日放送)はその死後初の放送となったためだ。

「こんばんは。2005年12月16日、ジョン・スペンサーが天国へ旅立ちました。
悲しみにくれながらも、この名優にどこで追悼の言葉を言おうか考え、彼の遺作となった『ザ・ホワイトハウス』の冒頭が一番ふさわしいだろうと考えました。
ジョン、まだ信じられないよ。私たちは、君を忘れない。」

この悲報を聞いた時のことを思い出すと、いまだに涙がこみ上げてきてしまう。そして第6シーズンの最終話でレオが副大統領に指名されたのを見たときのことも。
ちょうど放送をあわせたのか、偶然そうなったのか、このエピソードはまたレオがメインに立つ内容で・・・「この人はこの後・・・」と思ってしまうと苦しくて、どうしても泣かずにはいられなかった。
ジョン・スペンサー自身最後の力を振り絞るように演じていたのだろうが、レオは本当に疲れきっているように見える。レオという役にすべてを吸い取られたように、ジョン・スペンサーは「ザ・ホワイトハウス」ごと天国に持っていってしまった。

そして、このシーズンでレオと組ませたことでやっとキャラクターのポジションがおさまってきた、アナベス役のクリスティン・チェノウェスが、先のエミー賞で「プッシング・デイジー」(オリーヴ役)で助演女優賞を受賞した。おめでとう!
これから旬を迎えようとする女優と、最期の瞬間を迎えようとする俳優の、本物のプロ同士のぶつかり合いが発する輝きを見せてもらったような、そんな気がしてならない。
アナベスをからかうように、「猫の名前をパスワードにしないほうがいいよー」と顔をほころばせるレオの笑顔、ちょっと不安げにアナベスを見やる視線のかわいらしさ・・・レオ、あなたは本当に最高でした。

「選挙結果」以外は、この先のネタバレは極力見ないようにしてるので、レオが何話でどうなるかというのは自分は全然わからない。
その時が来たら、またやはり泣いてしまうのだろう。

それ以外の話題では・・・
アメリカは、大統領に冷徹さよりも「妻が侮辱されて激怒し、本気で後先考えずに抗議してしまう感情的な夫」であり、「風邪っぴきの子供につきあって、くしゃみをするような父親」でもあることを求めるのだな。
「もっともっと、私の理想のお父さんのように」といったところだろうか。大変だよなぁオバマさんも・・・。
それと・・・ドナの成長にびっくり。ジョシュの指示待ちで自分ひとりじゃ何も出来ないドナはもういない。彼女は「選挙後」どうなるのだろうか。ポストCJ?それとも・・・


【 脇俳優チェック 】

◆共和党副大統領候補レイ・サリバン知事 .... Brett Cullen
オフィシャルサイトあり。
初登場は第6シーズン20話「共和党の指名候補」。ヴィニックは対立候補だったバトラー師を副大統領候補に推そうとするが、中絶問題の賛否で食い違ったため、二番手のサリバンを指名することに。
「ダメージ」第2シーズンでは、アルティマ・ナショナル・リソーズのウェイン・サトリー役。ケンドリックの支持でダニエル所持の証拠を隠滅させる。
「プライベートプラクティス」第1シーズン5話「夢と妄想」では、ヴァイオレットが精神的におかしくなるほど思っている元彼のアラン役。ヴァイオレットが別れの痛手からようやく落ち着いたところに突然たずねてきて「友達になりたい」と言う。しかしアランの今カノとの話は結局ヴァイオレットの傷をえぐるだけだった。
「BURN NOTICE」第1シーズン9話「お尋ね者」では、依頼人トーマスが勤めているホテルのオーナーヘンダーソン役。トーマスが濡れ衣を着せられていたブローチ盗難事件は実はヘンダーソンが犯人だったため、マイケルがうまく罪を暴く工作を行う。
「NCIS」第3シーズン23、24話「遠い記憶(前・後編)」では、ギブスの主治医ギルファンド役。ギブスを湾岸戦争時代にも治療したことがあり、過去の精神的な苦痛が記憶喪失をもたらしたと診断する。
「ゴースト」第1シーズン18話「再会」では、メリンダの同級生少女霊サラの父ジャック役。両親はサラの治療法でもめてサラの死語離婚していたが、母グレースがサラと同じ病気を発症したことで、心配するサラのためメリンダが二人を引き合わせる。
「アグリー・ベティ」第1シーズンでは、ウィルミナが一時期付き合っていた安売り王テッド・レボ役。彼は安くてマッチョな人柄だったため、ウィルミナは自分のセンスや趣味を封印して相手色に染まったが、彼は妻と離婚できずに破局。
「LOST」第2シーズンからアザーズのひとりグッドウィン役で登場している。ネイサンを殺すが、逆にアナに殺害されてしまう。
「CSI:マイアミ4」4話「獄中48時間の真実」では、ヨットの上で殺害されたヨットのオーナーパトリス・ボーランドの夫マイケル役で登場。
「名探偵モンク3」8話では、モンクの中学の同級生ジミー・ダフィ役。モンクの初恋の人シェリーの家に忍び込んだ賊が宝物の絵に落書きをしたので、優秀な修復担当家のダフィに依頼することになる。
「デスパレートな妻たち」第1シーズンではディアドラ殺害事件を追う刑事役で登場していた。
「アリーmyラブ」第1シーズン4話「ラブ・アフェア」ではアリーがかつて不倫関係にあったドーソン教授役。「FBI~失踪者を追え」10話「白夜の太陽」では、失踪したクリーニング店主グレッグ・プリチャード役。
「コールドケース」2話「通話記録」では妻を爆死させた消防士ロブ・ディーマー役。
「PEPPER 恋するアンカーウーマン」では、ペッパーが働いているニュースショーの担当プロデューサージャック役。ペッパーをキビシく指導しつつ影で成長を見守る上司だったが、6話で突然クビになってしまう。
他には「ヤングライダーズ」のサム・ケイン保安官役で第1シーズンのみ登場。

◆サントスの弟ホルヘ .... David Barrera
「ヴェロニカ・マーズ」第2シーズン8話「海賊放送」では、バス事故被害者の一人マルコスの父カルロス役。学校から嫌がらせを受けているので証拠をつかんで欲しい、とヴェロニカに調査を依頼するが、ヴェロニカはその調査によって証拠を見つけるが、それがカルロスの偽装ではないかと気づく。
「クローザー」第4シーズン9話「ティファナから来た罪人」では、ティファナ警察のマルティン・バスケス刑事役。二人のティファナ警察刑事殺害事件のためLA市警にやってきた。腐敗しきったティファナ警察の中で清廉を保っているふりをしていたが、彼自身が悪徳刑事の仲間だったことがわかり、ブレンダによってとんでもない罰をくだされることに。
「Shark」第1シーズンでは検死官役で登場。3話「名外科医の苦悩」では検察が死体未発見のまま夫による妻殺害を立件しようとしていたのに、出てきた死体によってあっさり覆す検死結果を提示してスタークをがっかりさせた。16話「シャーク 資格剥奪の危機」では、予備審問の証言台に立ち、死因についての例外を弁護士から突っ込まれる。
「Heroes」第1シーズン18話「パラサイト」では、FBIのケサダ捜査官役。リンダーマン逮捕のためにネイサンに協力させて盗聴器をつけて会談させようとするが、ネイサンがリンダーマンに会う前に、パートナーの捜査官と一緒にジェシカによって殺害されてしまう。
「24」第1シーズン5話では、4話でジャックに協力して殺害された婦警ハンプトン巡査のパートナーのフィリップ巡査役。ジャックに頼まれてペンティコフに事情聴取できるように計らうが、ジャックにキーカードを盗まれた上にハンプトン巡査と別行動だったことを罵倒されたり、散々な目にあってしまうのだった。
「ボストンリーガル」第1シーズン15話「黒い正義」では、アランとシャーリーが担当した暴力警官(誘拐された子どもの居場所を知るために暴力で口を割らせた)の相棒の巡査役として裁判の証言席に立っている。
「CSI:マイアミ5」5話「悪徳対決」では、ラトナー判事の隠し子マルタを、母親の死後引き取って育てていたおじのロレンツォ・アルゼンタ役。
「ミディアム2」2話「リフレイン」ではサンティアゴ神父役。神父は事件について教区民の誰かが犯人で懺悔を聞いていて知っているが、守秘義務を守って決して言おうとしないのだった。
「CSI:NY」6話「外れた者」では、カフェの店員が全員殺された事件で、カフェの女性店長オクタビアの弟ホセ役で登場していた。ホセはドラッグ中毒でオクタビアと子どもの生活を脅かす存在になり、オクタビアが引越しを決意するほどだった。
「FBI~失踪者を追え2」7話「夢の国 アメリカ」では、不法移民であることをつけこまれて路上から連れ去られた少年ネルソンの父ゴルヘ・ロドリゲス役を演じていた。
「ER Ⅸ」4話「男らしく歩こう」で、マラリアの予防薬のせいで目に異常が起こっている軍人フェリックス役。ガラントに対してお気楽だと当てこすりを言うが、ガラントは医者として毅然と対処する。
「NYPDブルー」では第5シーズンから散発的にカレーラス医師役で登場している。
「ザッツ・ライフ~リディアの人生ゲーム」ではサンチェス役で5エピソード登場。
「NCIS」第4シーズン13話に登場予定。

◆サントスの息子ピーター .... Joshua Cabrera
「グレイズアナトミー」第3シーズン7話「再出発」では、ゲームのコマを飲み込んでしまった少年エリック役。バークの秘密を守るためベイリーをオペからはずしたことがバレたクリスティーナがエリックを担当し、彼の便をずっと見守る羽目に。

◆サントスのシークレットサービス .... Amad Jackson
郵便をとりに庭に出ようとしたサントスを押しとどめたシークレットサービス。
「FBI~失踪者を追え」第1シーズン17話「栄光の勲章」では、カム・リーで戦死したとされ、その死の謎によって退役軍人カーバーが失踪することになった、トミー・ルイス二等軍曹役。
「ブルース・イン・ニューヨーク」では、主人公ルーベン(成長後を「CSI:NY」のHill Harperが演じている)の母エイリーンの、離婚後の恋人役。

◆討論会の司会 .... David A. Kimball
「クリミナルマインド」第1シーズン14話「死刑へのカウントダウン」では、死刑囚夫婦の妻サラが、夫ジェイコブから息子ライリーを守るため、殺したことにして養子に出したシェフィールド夫妻の夫役で登場。
「コールドケース」第2シーズン11話「ゼロ・アワー」では、かつてカルトのカリスマオーフィールドのボディガードだったニックの現在版。キリスト教に改宗したようにみせかけて、現在の組織でナンバーワンを乗っ取ろうとしている。

◆サントスの娘ミランダ .... Ashlyn Sanchez
「CSI:6」7話「銃弾のカオス 前篇」では、英語の話せない母親に代わって、うちはなぜ撃たれたの?とサラに聞いた、銃撃戦の近所で流れ弾がうち込まれた家の住民の少女役。
映画「クラッシュ」では、Michael Pena演じるダニエルの娘ララ役で映画デビュー。
シャマラン監督の「ハプニング」では、ジョン・レグイザモ演じるジュリアンが、マーク・ウォルバーグに託した娘ジェス役を演じている。
「FBI~失踪者を追え」第5シーズンでは、エレナの娘ソフィー役で登場予定。
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ザ・ホワイトハウス7 第9話「ホワイトハウス・ウェディング」

2009年09月29日 | ザ・ホワイトハウス
バートレット家の次女エリーの結婚式がホワイトハウスで挙行される日を翌日に控え、花嫁の父としてバートレットも前夜のパーティに出席しようとしていたが、その矢先ずっとくすぶっていたカザフ情勢がとうとう悪化し、ロシア軍が国境を越えようという状況に。
当然バートレットもその対応に追われ、アビーは翌日の式の代役を立てようとする始末だった。
そんな中・・・依然ヴィニックとの7ポイント差をどうしても埋められないサントス陣営だったが、とうとう資金が底をつき始めていた。そこでジョシュは、可能性のある州に宣伝資金を投入し、そうでないところは切り捨てる方針を固めた。
ところが、ジョシュが切捨てを決定したイリノイが突然5ポイントアップしたことなどから、民主党内部でジョシュ降ろしの動きが表面化し始める。前委員長のグッドウィンや、重鎮のモンゴメリー議員らから「ジョシュを切ってレオに参謀をさせるべき」と突き上げられ、サントスも次第に迷い始めるが・・・

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大統領一家というのは、本当にアメリカにとっては「王室」なんだな。
エリーに各国大使がお祝いの列を作っているシーンを見て、とても不思議な感じがした。ファーストドーターって、そんなポジションなんだ。

まるっきり政治の世界に関係なかった、学術肌の花婿にとっては、この結婚式は本当に大変そうで・・・
でもって花嫁の父は世界最大の権力者なのに、「結婚、考え直さないかなぁ」とかぼやいてるし。よく「大統領の娘」に手を出そうと思うよなー、チャーリーもだけど。
そして今回・・・バートレットの任期8年間で最大の「大統領の陰謀」を見た。暗殺とか隠蔽とか、色々やってきたバートレットだが、シチュエーションルームじゃなくて執務室に国防担当のお歴々をわざわざよびつけて、そこに花婿を来させて挨拶させるとは・・・
固まってたじゃないかー!一般人の花婿を陥れるにはあまりにひどいぞバートレット!これぞ大統領にしかできないいぢわるだ。
でもってそこまでして聞きたかったことが、「結婚を決意したのは、妊娠の前か?」ですか・・・ほんとにもう。

そんなことしてるから、結婚式を1時間も遅らせて、中国大使の演説を聞く羽目になるわけで。「今日は娘の結婚式なんです!」って、あと1時間早くキレておくべきだったんじゃないかと。
しかしベルリンの壁でのエリーの逸話はできすぎなくらい、いい話だった。小さな外交官は、生まれながらにしてアメリカ王国の姫君だったのだな。

やっぱりこの間の打ち合わせで泣かせてしまったのがよくなかったのか、ウィルはエリーに相当嫌われたようだ。だって、ねぇ。ウィル性格悪いし。
でもそんなウィルでも・・・捨てる神あれば拾う神ありで、やっぱり!ケイトとウィルはロマンス路線に突入したらしい。雰囲気おかしいと思ったんだ。
バツイチでだめんずのケがあるケイトだから、ウィルがお相手というのは結構納得。しかし、この設定必要だったの?という気がしないでもない。確かに今までロマンス担当だったジョシュが、すっかり選挙でくたびれて、しかもドナが成長して「それどころじゃない」という感じなので、誰かがその後を担わないといけないとなると、比較的ネタに余裕のあるあの二人しかないんだろうな。
TWWにロマンスは別になくてもいいんですけど、と思わないでもないが・・・ウィルもケイトも、恋愛ネタでもつっこまないと出番ないもんなぁ。

ところで、この間スーパードラマTVでシーズン2が終了した「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」だが、10月24日スタートのシーズン3では、7話にマーティン・シーンがゲストで登場だ!
どんな役で出てくるのだろう。こんなゴージャスな親子共演もそうそうない気がする。

【 脇俳優チェック 】

◆民主党のモンゴメリー議員 .... Robert Foxworth
「キッドナップ」6、7話ではエリーの父ベンジャミン・ランド役。事件を知ってやってきたが、ナップについて調査し捜査からはずそうと画策、ケインを逮捕させるなど捜査に介入して混乱させる。
「BONES」第1シーズン18話「黒ひげの呪い」では、宝探しの出資者ローズ役で登場。盗まれた骨で宝発掘に出資させようとする工作で騙されそうに。
「シックス・フィート・アンダー」ではブレンダの父で精神分析医のバーナード・チェノウィス役。第1シーズンから登場していたが、第3シーズン7話「時期」で死亡し、「今回の仏様」になってしまう。
刑事コロンボ「迷子の兵隊」では犯人のブレイリー大佐役。映画では「オーメン2」「エアポート77」「シリアナ」など、ドラマではスタートレックシリーズなどで味のある脇役として多数の作品に出演している。
3回結婚しているが、2回目の結婚は「奥様は魔女」のサマンサ役のElizabeth Montgomeryと(彼女にとっては4回目の結婚だった)。結婚していた時期は短かったが、一緒に住んでいたのは20年間で、95年に彼女が亡くなるまで連れ添った。

◆民主党のクーパー議員 .... Richard Jenik
「FBI~失踪者を追え」第4シーズン2話「安全を守る者」では、社会科教師ベン・ハリソン役。失踪した少年ライアンが911以来何かにとりつかれたようになって、学校爆破計画を語っていたのを聞かされたが、危険を感じて止めた。
「グレイズアナトミー」第2シーズン12話「クリスマスのユウウツ」では、胃潰瘍患者ナディアの影の薄い夫役で登場。ナディアの病室には彼女の治療や気持ちそっちのけで家族が押し寄せて大騒ぎしたため、担当のジョージでは手に余っておたおたするのだった。
「デスパレートな妻たち」第1シーズン22話では、カルロスを逮捕するために出動し、第2シーズン6話ではスーザンの通報でポールを逮捕しようとやってきた巡査役で登場していた。
その他アメリカのサッカー代表チームの活躍を題材にした映画「ジェラルド・バトラー in THE GAME OF LIVES」など。
彼はCJ役のAllison Janneyが2004年にご婚約したお相手だったのだが、2006年末に婚約は解消されている。このエピはまだ婚約中のもの。

◆バミューダ諸島大使 .... Yvans Jourdain
「マイネームイズアール」第2シーズン23話「審判の時」では、アールがジョーイの裁判の証人になってくれと頼みに行った、ジョーイの教会の牧師役。しかし「ジョーイは、ビキニで教会に来たのを注意して以来、教会には来ていない」と言われてしまう。
「グレイズアナトミー」第3シーズン15、16話では、メレディスが船の事故の現場で助けようとしたビジネスマン風男性役。メレディスは彼が痛みで暴れるのを抑えようとするが、抑えきれずに海に転落してしまう。
「M.I. 緊急医療捜査班」7話「それぞれの領域」では、新たに発見された炭疽症患者ワリを以前治療した医師役。ヤミで不法移民の治療を行っており、大量発生した炭疽症患者について把握しつつも、移民局への通報を恐れてどうすることもできずにいた。

◆サントススタッフのシカゴ担当スタン・ミッチェル .... Dougald Park
「ブラザーズ&シスターズ」第1シーズン6話「母のファンタジー」では、慈善パーティでウェイターをしていたスコッティが、喧嘩の仲直りでバックヤードでケヴィンとキスしているのを見て、その場でクビにした上司役。しかしケヴィンが弁護士の実力を発揮してクビを取り消させる。
「HUFF」第1シーズン13話「Crazy Nuts & All F*cked Up」、第2シーズン3話「再起」では、ベスの母マデリンの担当医師。がんの再発を告知するが、マデリンがかたくなに化学療法を拒否するのに何も言えない。しかしポーラの祈りの後マデリンの腫瘍が小さくなったことに驚く。
「デスパレートな妻たち」では第2~3シーズンにシャオメイ担当の産婦人科医役で登場。第2シーズン22話「気がつけば独り」ではシャオメイの妊娠を確認、第3シーズン2話「恋は二度目から」では出産を担当。
「NUMBERS」第1シーズン8話「えん罪の可能性」では、シアトルのFBI捜査官役で登場。容疑者のカード使用を元に、包囲して突入・逮捕の状況をドンたちとテレビ電話で会話している。
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ザ・ホワイトハウス7 第8話「サントスの思い」

2009年09月14日 | ザ・ホワイトハウス
討論会の結果、主要メディアは五分五分という評価を下したものの、サントス支持の数値は4ポイントアップするという結果を収めた。
そんな中、LAで黒人少年ロニー・バークが、車を盗もうとしておもちゃの銃を持っていたところ、警官に誤って射殺されるという事件が発生する。しかもロニーは両手を挙げていた状態だったという証言もあり、黒人からの支持率が上がっていないサントス陣営は弔問を行うことでアピールをしようと考える。
ところがロニーを撃った警官がヒスパニック系だったことから、サントスは葬儀でのスピーチや対応に頭を悩ませることになる。また、その対応策での判断がことごとく失敗したルイーズは、次第に自信を失うように・・・

ジョシュはロニーの葬儀に大統領を担ぎ出そうと考えるが、突然のスケジュール変更はできないと断られてしまう。
そんなもやもやを抱いたまま、ジョシュはなぜかトビーの家を訪ねてしまうが、「大統領はサントスは負けると思っている、彼のような弱い男には大統領になる資質はない」とトビーに指摘されてしまう・・・

CJのもとにバートレットの次女エリーと婚約者のヴィックが訪ねてくる。ホワイトハウスで結婚式を行うことになったため、打ち合わせをしなければいけないのだ。
しかしCJは国防問題でケイトらと協議しなければならず、ウィルにエリーの打ち合わせを任せてしまう・・・

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サントスとヴィニックの討論会は「五分五分」という評価だったようだ。
ヴィニックが保守王道に裏付けられた立場であれば、サントスはあの討論会で完全にKOされていただろう。しかしそういうタラレバが通用しないツキをサントスは持っているらしい。
本来なら「ヒスパニックの警官が黒人少年を撃った」などという事件は、地雷になりかねないので遠巻きに見ておくべきだったのだろうが、ルイーズの拙攻で、地雷の上でタップダンスを踊るような危険な状態になってしまった。
どういうスピーチをするかで、この選挙の勝敗を分けかねない非常にデリケートな問題であったのだが、サントスはあまりにも強運なツキを持っているらしい。あの党大会での演説で打った大博打をもう一度やらかして、しっかり黒人票を確保してしまった。結局、サントスは小細工せずに「自分の気持ち」を正直に語ることで人心をひきつけるひとなのだ。そういう人物が求められているともいえるだろう。
あの演説は、サントス当選のターニングポイントとして語られるものになるだろう。
しかし・・・おそらくヴィニックが大統領になった方がアメリカにとっては正しい選択なのではないかと思う。それでも時代が、国民が、サントスのようなカリスマを必要として選んでしまうのだ。その選択が正しかったかどうかは後世の歴史家に語ってもらうしかないのだろう。

そういえばサントス陣営はドナ以外にもレスターという新しいスタッフが登場していた。ルイーズのてこ入れ策のために、経験のあるスタッフが入ってきたのだろう。
途中でクビ切りとか無茶するなぁと思ったけれど、スタッフから素人くささが抜けたように見える。この辺の雰囲気を醸し出す細かい演出がうまい。

なぜジョシュはトビーに会ってしまったのか。
それは昔からわかっていながらもジョシュにとって答えの出ていないことらしい。
トビーはどこまでも正論の人だから・・・自分が迷った時に、どこまで流されたのかの目印になるのがトビーなのだろう。しかし、その正論は正論であるがゆえに、見るものにとって苦い現実を見せられることにもなってしまう。
だからバートレットもその正論を突きつけられ、ジョシュもまた。トビーのブレなさ加減は正直であるからこそ人を傷つけるのだ。
・・・確か、双子が生まれるというので家を買ってたのに。その後に再プロポーズを断られたので、あれはナシになってしまったのか。なんだかうらぶれた感じのアパート住まいがわびしかった。

エリーのホワイトハウスウェディングは、前途多難。
まぁ・・・父親が大統領で8年間やってきて、ホワイトハウスで結婚式をやろうとしてるというのに、(しかも自分たちの「都合」でホワイトハウスでやらざるを得ない状況になったのに)「私たちジミ婚で」っていう姿勢はないだろうエリー。
ヴィックも結婚する相手が誰なのかという覚悟が足りなさ過ぎ~。ホワイトハウスの住民は、国民にとっては王族も同じなのに。どうしてもイヤなら、ラスベガスに行って事後報告でもするしかなかっただろう。父の勘当と世間の好奇の目は避けられないだろうけど。
それでも相談相手がウィルになってしまったというのは、二人にとって不幸だったかも。CJだったらもうちょっと優しく説明してくれただろうに、あのウィル!だものなぁ。
木で鼻をくくったというか、超事務的というか。ホワイトハウスで働きながら、黒い腕カバーとそろばんの似合う、生まれながらにして経理課主任風な男ウィル・ベイリーに「思いやり」を期待するのが間違ってるかも。

しかしだ。そんなウィルなのに・・・いやこの先「やっぱり違ったか」となるかもしれないけど。
ウィルとケイトって。というかケイトって。ウィルに・・・何か特別な感じなのだろうか?前に、バーで二人で黙々と飲んでたシーンがなんだか異様で忘れられないのだが、今回もCJのところでウィルを見たケイトのリアクションがなんだか微妙だった。あれは何かの伏線か?
ケイトはバツイチで海千山千のCIA出身なのに、なぜか男運だけはウブだとか、そういう話なのだろうか。ウィルはそういえばドナと何かありそうで結局なかったようだったが、ウィルってそういう恋愛担当キャラじゃないだろう!と力いっぱい思ってしまう。

それにしても・・・ケイトにCJにマーガレットまで、いい年の女性陣が揃っていたのにもかかわらず、メニューに隠されたおめでたのメッセージを気づいたのが、おっさんのバロウ国務次官だけだったというのがなんとも。
気付けよ女性陣。とはいっても無理か。


【 脇俳優チェック 】

◆サントスのスタッフレスター .... Cress Williams
「ヴェロニカ・マーズ」第2シーズンでは、ウォレスの実父として突然名乗り出てきたネイサン・ウッズ役。元麻薬担当の潜入捜査官だったネイサンを恐れてウォレスの母アリシアは逃げたため、ウォレスは亡くなった父を本当の父と思って育っており、ネイサンの登場にショックを受ける。
「プリズンブレイク」第4シーズンでは、カンパニー工作員のワイアット役。殺人をためらわない冷酷な男。
「グレイズアナトミー」第2シーズン16話「死の予感 Part1」以降に、ベイリーの夫タッカー・ジョーンズ役で登場。(第2シーズン5話「痛みの処方箋」での「ベイリーの夫」役は別の俳優)教師の夫と外科医の妻の夫婦で、最初はお互いの仕事に理解があったが、二人の間にジョージが生まれタッカーの負担が増えたあたりから夫婦の間の溝が埋められなくなり、ついに離婚に至った。
「ビバリーヒルズ青春白書」第4~5シーズンに、ブランドンが家庭教師をすることになったバスケの選手ディーショーン・ハーデル役で出演。自分の代わりにブランドンにテストを受けるように脅迫したりした。
「ER」では第5~6シーズンに登場し、最後にはジェニーと結婚してHIVポジティブの子供を養子にした警官レジー・ムーア役を演じていた。
「刑事ナッシュ・ブリッジス」では第6シーズンから、エバンの後任としてハーベイパートナーのアントワン・バブコック

◆国務次官のセオドア・バロウ .... Ron Canada
初登場は第5シーズン4話「亡命ピアニスト」。北朝鮮のピアニストジェイが亡命の意思を示したことについてNOを唱える主導的立場をとっていたり、防衛関係で顔を見せている。
「BONES」過激派NLAをずっと追ってきたFBIの担当捜査官サム・レイリー役。
「ブラザーズ&シスターズ」第1シーズン10話「ともしび」では、ジャスティンが従軍のための出頭に猶予をと起こした裁判で、米軍側の代表(ヘンドリクス准将)役。ジャスティンの思いを汲んでクリスマスの奇跡を起こす。
「アグリーベティ」第1シーズン3話では、ウィルミナの父のスレーター議員役で登場。ウィルミナは彼に会えるのを心待ちにしてあれこれ準備して待っていたが、議員は冷たい態度で失望させられてしまうのだった。
「CSI:3」7話「ラスベガスの掟」のボクシングの試合中死亡したボクサーの事件で、死亡したチャンピオンのラロイ・スティールのマネージャージェリー・バローン役で登場していた。スティールがパンチドランカーになっていて無理な出場だと分かっていたバローンは、早く試合を終わらせて助けようと止血剤をすり替えていた。
「フェリシティの青春」では、懲罰委員会になると出てくる学部長役。
「ボストンリーガル」では第2シーズン以降判事役で登場。

◆警官に射殺されたロニー・バーク少年の母 .... Shelley Robertson
「グレイズアナトミー4」4話「愛することと許すこと」では、部長の姪のカミーユの母親役で登場。だからアデルの妹ということか?娘カミーユのガンの再発が発覚するが、部長とアデルが闘おうとカミーユを励ますそばでただ泣くばかり。
「コールドケース」ではクラブ歌手のリナ役。初登場は第2シーズン22話「トラック」のラストシーン近く、ジェフリーズが一人で自分の還暦祝いに彼女の歌を聴きに行って微笑んでいる場面に登場。そのシーンでは遠目にしか映っていないが、エピソードの中でジェフリーズの誕生日に触れてスコッティが「彼女に会いに行けよ、リナに」と冷やかしている。第3シーズン19話「花」では、自称ソングライターのヴァイオレット・ポーリー作の曲についてリナに助言を求めに行った。ジェフリーズが「夢に見るほど」大好きな存在らしい。
「ブラザース&シスターズ」第1シーズン22話「小さな命」では、マキャリスターの湾岸戦争時の英雄的武勇伝を取材しに来たインタビュアー役。
「CSI:マイアミ3」12話「ER襲撃」ではナース役で、「CSI:2」19話「覗き穴の殺人者」ではニックが犯人の家に踏み込んで突き落とされて、大怪我をしたのを診察したドクター役で登場している。

◆ロニーの叔父(母の妹の夫) .... Lou Beatty Jr.
「BONES」第2シーズン11話「過去からの告発」では、公民権運動家マービン・ベケット役。FBIの副長官カービーらが組織的に彼に捜査官殺害の濡れ衣を着せた。
「ボストンリーガル」第1シーズン6話「秘密と嘘」では、市長選挙の中傷CM差し止め裁判の担当判事。アランが担当したが、「これがアメリカだ」で差し止め申し立てを却下する判定を下す。このエピソード以後もずっと判事役で登場。
「コールドケース」第1シーズン13話「手紙」では、被害者と同じ下宿に住んでいたブランチの39年当時の恋人で、後に結婚した伊達男「キャンディマン」ことマンロス・デラニーの現在版を演じていた。
「CSI:マイアミ」第2話「戦慄の首輪爆弾」でホレイショの恩師のアル・ハンフリーズ役で登場。ホレイショと久しぶりに現場で会って、食事の約束をした直後にちゅどーん。
他には「新ナイトライダー2000」で市長役など。「FBI~失踪者を追え5」23話に登場予定。
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ザ・ホワイトハウス7 第7話「討論会」

2009年09月04日 | ザ・ホワイトハウス
両候補の討論会は、その回数や方法をめぐって同意が得られず、実施が危ぶまれていたが、両候補が直接「本当の討論会をやろう」と申し合わせたことで、ようやく開催されることになった。
ヴィニックもサントスも直接対決に緊張しつつ、とうとう本番を迎えた。
司会のフォレスト・ソーヤーが発言や質問の持ち時間を詳しく説明したところ、ヴィニックが最初の挨拶で「あのルールはよくない、直接議論を戦わせよう。国民が聞きたいのは本物の討論だ」と発言したことで、ルールを取り払って二人が直接討論を行うことに変更された。
そして、まずは不法入国者の問題から討論が開始され、減税、教育、保険制度、銃規制、代替エネルギーと白熱した議論が交わされる・・・

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舞台に上がる前は、サントス夫人やブルーノやルイーズなど、両陣営の裏方さんたちが励ましていたりしたが、討論会が始まるともう二人と司会者だけ。
ずっと二人がしゃべりっぱなし。

実はこのエピソード、アメリカで放送時には生放送で!ライブで!やったのだという。
しかもERのライブ放送(第4シーズン1話「待ち伏せ」)同様、西海岸時間と東海岸時間の2回ナマで放送されたというのだから、驚きと感動は倍以上だ。
そりゃーサントスもヴィニックも緊張するわけだ、あの緊張はかなり素が入っていたと思う。時々両候補のいる舞台の前をカメラマンたちが右往左往しながらアップの画像を撮影しているのだが、その動きが非常にリアルで、「いやーほんものっぽいなぁ」とか思ってしまうが、そりゃ本物だもの。
それで今回放送になったのは西海岸バージョン。なぜかというと、東海岸バージョンにはEllen DeGeneresが出演していたらしいので。
アメリカで発売になったDVDには西海岸しか収録されていないらしいが(その分メイキングが特典で収録されている)、日本でDVD化する時は両方入れてくれないかなぁとか・・・無理っすか?

でも東と西でどれだけ違うのか、ナマが二人の俳優に及ぼした影響とかを見比べてみたい。あのハンドマイクはあらかじめ決められた演出だったのだろうか、とか。
サントスがマジギレしたのは、ヴィニックが「リベラル」を否定し攻撃した時だったが、あれは東西でどうだったのだろう。
あれをナマで二回見た観客役の人が、仕事とはいえいい芝居観られてうらやましいことだ。思えば観客が「嘘つき!」と言ってつまみ出されるシーンがあったから、二人芝居で白熱したとしても、脚本を著しくはみ出して別の芝居をするわけにはいかないし、政策に沿った台詞を言わなければいけないのだから、ある程度がっちりかためられていたのだろうか。

しかしこの討論会を見る限りだと、ヴィニックの方に軍配が上がりそうだ。政策の中身には一長一短があるだろうけれど、ヴィニックのほうに議論のうまさは一日の長があったように見えた。
サントスは目玉のはずの教育問題で完全にヴィニックに場を支配され、逆にヴィニックの独壇場になることを許していた。いくつかのカテゴリでは結論をごまかそうとしたヴィニックを、サントスが逆に問い詰めて土俵際まで押し込んだ場面もあったが、全体的にサントスは硬くてヴィニックペースになっていたのは否めない。
ただ、ヴィニックは「共和党内で王道でない」ことが常に弱点であり、そのことで言質を取られまいとうまくごまかす場面が多かった。本人なりの理由があってのことなのだが、そこは歯切れが悪く感じられてマイナス。でもきちんと説明しようとした内容にはなるほどとナットクさせられる説得力があった。
さすがにレオが「彼が出てきたら民主党に勝ち目はない」と言っただけのことはある。
サントスは誠実で熱心な人柄は伝わったものの、やはり若さゆえの粗が目立ってしまったような。「石油のために戦争はしないと約束してください!」のシーンは、「よーしヴィニックを追い詰めた!」と見るか、「サントス、青いなぁ」と見るかで評価が分かれるところだろうが・・・
ここからサントスはどう追い上げていくのだろう。そこでヴィニックの持つ「弱点」が効いてくるのかな。

もし、サントスじゃなくてラッセル副大統領が民主党代表になっていたら、討論会はヴィニックの一方的な大虐殺になっていたことだろう。ラッセルはすべて言い負かされ、質問攻めにされ、実力の差がくっきり出たであろうことは想像に難くない。多分選挙結果もヴィニックの圧勝で終わっていたことだろうと思う。
日本でも選挙前、党首討論(二大政党一騎打ち、ではなかったが)が各テレビ局で何度か行われていたが・・・
その時、民主党の政策に質問が集中していて、それを「まるで与野党が逆転したような」と、まるで「横綱相撲」をとったかのように誉めて報じられていた。
議論が一方的な受身になったのをメディアが誉めるっていうのでは、日本で二大政党制が成熟して、首相候補が実りある激論を戦わせるようになるのはまだまだ先のことなんだろうなぁ・・・


【 脇俳優チェック 】

◆討論会の司会 .... Forrest Sawyer
CBSやABCなど各局のニュース番組の顔をつとめる、アメリカを代表するアンカー。
2007年にタンザニアでのヘリの事故から生還している。
コメント (3)
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