1997年の3月末、 小学校を卒業した12歳の長男はシドニーへ留学するため日本を経ちました。
彼のシドニーでの留学期間は、UTS(シドニー工科大学)を卒業するまで11年に及びました。
かれこれ25年前の話です。
2002年9月9日、ナガオ18歳になる。
12歳でシドニーに留学して6年目
今年も夏のシドニーから冬の日本へスクールが冬休みに入ると同時に日本に帰国しました。
◆2002/12/18(水)◆
朝から中学校の三者懇。
ミツオの三者懇で、今学期の成績表を見せられ、
顔に縦線が100本ほど入る。いや、まじで。
今夜のフライトでナガオ帰国。(今、オットが関空まで迎えに)
飛び上がってこの喜びを表現したいところだが、
ミツオの成績表が頭をよぎってその喜びも半減というところか・・・・・・・。ふ
◆2002/12/23(月)◆
今日からオット、中国へ27日まで出張。
そろそろ寝ないと、と思いつつ、今夜はナガオと2時間近くあれこれと熱い議論をする。
彼は自分の今の気持ちのもやもやを吐き出し、
私は、私の気持ち、そして夫の気持ちを代弁してナガオに吐き出す。
12からシドニーに出した息子は今年18になった。
自分の考えを持ったれっきとした大人だ。
自分の将来は自分で決めたいのは当然だろう。
しかし、そんな彼にいつまでも「父親」という
でっかい壁が彼の前には立ちはだかっているのである。
よって、苦悩するナガオ。
18才くらいの息子と父親の関係って、最近はどうなの?
長男を初め、我が家の息子たちはいまだかつて父親にはむかったことがない。
というか怖くて逆らえないのだ。
子煩悩ではあるけど、干渉が過ぎるオット。
思春期の息子三人をいつまでも子ども扱いするし、小さいことにうるさいので特に18の長男にとって、しんどいだろうと思う。
シドニーにいても、父親の呪縛から解かれることがないようで、
そんな息子たちとオットの狭間で、私はサンドバック状態といったところか。
18の息子は父親の愛情に感謝しつつも、過剰な愛情、干渉に悩まされるわけだ。
これからの将来のビジョンもいろいろあり、そしてあれこれと考えている彼。
今いろんな意味で自分で考えなくてはならない時に、父親に干渉してほしくない、というのが彼の気持ちだ。
全部自分で納得のいくようにしたい、そんな息子を、頼むから黙って見ててくれと。
失敗もあるだろうが、それも黙って見ててくれと。
それが本当の親の愛情ではないのかと。
ごもっとも、ごもっとも。
ただなあ、、、、あんたの父さんなあ。
それがわからんのだよな。
自分の価値観押し付けてくるし、
それが一番正しいと思ってる人だからなあ。
母さん、しんどいわあ。ほんとにしんどいわ
オットの扱い方がね。
ナガオがどんどん自立していく。
嬉しいことだが、そんな息子の急激な変化に付いていけない父親とはいずれ衝突するだろう。
その日こそが、父親からの本当の自立なのかもしれない。
どんとかまえていてあげたい。
わたしは、どんとかまえていてあげないといけないのに。
それができないおおらかさに欠ける自分の神経質さが大嫌いだ。
オット27日まで中国だし、息子たちよ、羽を伸ばせ。
もちろんわたしもね(爆
17歳で足を骨折し手術をした長男だが、スケボーは辞めなかった。
怪我をしないために、身体の構造(骨、筋肉の解剖)を学び、ストレッチを毎日欠かさず行い柔軟な身体を作り、スケボーを続けた。
2020年
ナガオは3人の子供の父親になり、双子の息子たちもスケボーで遊ぶようになった。
動画は小学一年このときのもの。
双子はこの4月に4年生になる
子供の成長は早い。
息子3人と、孫6人の存在は、私たち夫婦にとって「宝」で「生きる糧」です。
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