Kumaのトライアスロン・シニアライフ My Big Challenge, Road to Kona

還暦過ぎてトライアスロンはぼちぼち
いつまで、どこまでできるか挑戦
今日は読書?映画?音楽鑑賞?

読書記録 2023年7月

2023-08-06 20:35:33 | 読書

2021年10月末から始めた「読書メーターhttps://bookmeter.com/」での読書の記録。

先月、7月のまとめをしてみました。

 

2023年7月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2008ページ
ナイス数:223ナイス


■同級生 (ノン・ノベル四六判)
東野圭吾28冊目。学園ミステリ。序盤はうーんだったが次第に面白くなり先が気になり後半は一気読み。高校生が交通事故で亡くなった。彼女は妊娠していた。その子供の父親である俺は死の真実を調べ始める。生徒の行動、言動を規制する教師、学校側。いろんな思惑もあり生徒は反発するが、学校内で別の殺人事件が起きた。俺には親友にも隠している重大な秘密があった。全体的にとても切なく、その時代の社会問題を代弁し、序章は終盤に繋がっていた。あとがきにあったが東野さんは教師が嫌いだったから、酷い教師ばかり登場。感動はないが楽しめた。

読了日:07月05日  著者:東野 圭吾

 

■鎌倉うずまき案内所
青山美智子ワールド、3冊目。平成を6年ごとに遡りながら6人の悩める人達が「気づくこと」で優しく強くなっていき前へ進む気持を取り戻していく連作短編集。蚊取り線香、つむじ、巻き寿司、ト音記号、花丸、ソフトクリームの「うずまき」が巻き起こす少し奇跡の物語り。登場人物がいろんなところでもリンクしていて楽しかった。男だと勝手に思い込んでいた「黒祖ロイド」、ほぼ一気読みで期待以上に楽しめとても幸せな時間だった。繋がりをもう一度確認したくて6話から逆に再読してみた。みんな頑張ったね、よかったね。心が和らぎ暖まった。

読了日:07月08日  著者:青山 美智子

 

■ラブカは静かに弓を持つ
初めての安壇美緒、音楽xスパイ。著作権協会のスパイとして大手の音楽教室でレッスンを受講する主人公、橘の心の葛藤を描いていた。チェロ講師、浅葉との師弟関係、他の生徒との友情、それは真のものでなくても暖かく感じるものだった。橘の正体がバレて信頼関係は木端微塵で浅葉が感じた恐怖に近い悲しみ、怒り。橘の罪は計り知れないほど重い。ラスト、音楽が持つ力から、橘は心の変化でいろんな人の力を借りて自分に正直に生き直そうとする。浅葉が人として魅力的ですごくいい奴で、その先をもっと知りたい様な、ほんわかして笑顔で読了。

読了日:07月11日  著者:安壇 美緒

 

■イン・ザ・プール
奥田英朗さん、先入観もなくなんとなくで初読み。
伊良部総合病院の精神年齢低めの精神科医、色白で小太りの伊良部。注射しかしない露出多めの美人看護婦、マユミさん。その精神科医に通うことになる癖かなり強めの患者達との交流はギャグ漫画のよう、コメディタッチで可笑しかった。マユミさん、キャラ最高!いろんな強迫観念を過剰に持った患者もユニーク。どこから病気なんだ?少なからず誰でも持っていそうな、あり得そうな症状。患者と遊んで治してしまう伊良部は迷医なようで名医なのか?奇想天外の医療ストーリー、読みやすく楽しめた。

読了日:07月11日  著者:奥田 英朗

 

■月まで三キロ
伊予原新さん、初読み。月、雪、アンモナイト、堆積物、素粒子、火山の6話からなる短編集。悩みや悔いや迷いのある主人公の人達がそれぞれの自然科学のプロのような人と出会い、その蘊蓄、知識に触れて引き込まれて生き方や周りとの向き合い方に変化があらわれ前向きになっていく。ちょっと暗くて、切なくて、でも人間味を感じてほんわかもあって、問題解決でもないけど救いの物語りだったかも。ちょっとお洒落な感じもあったり、理科系は苦手だけどさら~っとしていて読みやすく楽しめた。最期の火山、山の話が一番しっくりとして好き。

読了日:07月15日  著者:伊与原 新

 

■いつもの木曜日
青山美智子さん、4冊目。たった88ページに12編の短編集。作りが絵本みたいで薄くってサクッと気楽に息抜きの感じで読んだけど、、
「木曜日にはココアを」ってのがあったのね。それを読んでからがより楽しめたみたい。12編にそれぞれ色があってイラストもお洒落なショートストーリー。「木曜日にはココアを」読んでからまた読んでみたい。

読了日:07月20日  著者:青山 美智子

 

■流
第153回直木賞受賞作、東山彰良さん、初読み。蒋介石が死んだ1975年の台湾。主人公、葉秋生17歳。僕とほぼ同年代(中森明菜やイーグルスの歌)の青年の激動の青春。台湾ではまだこんなに混沌として泥臭く荒々しく血なまぐさい感じだったのかと興味深く読めた。後半は誰が祖父を殺したか、祖父のルーツを辿るミステリーのような物語りでもあり、戦争とは言え村の住民皆殺し、中国と台湾の険悪な歴史。中国、台湾の人名(覚えにくい)以外は読みやすく後半は引きこまれて一気に読めた。暴力と恋と家族と仲間、映画を観ているようだった。

読了日:07月27日  著者:東山 彰良

 

甲乙つけがたいけど、、、

7月のマイ・ベスト本は「ラブカは静かに弓を持つ」かな?

 

 

貴重な時間を費やし最後まで読んで頂きありがとうございます。 

今日も良い一日でありますように!

See you next time! 

 

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