
2021年10月末から始めた「読書メーターhttps://bookmeter.com/」での読書の記録。
先月、2月のまとめです。
2025年2月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1522ページ
■疾風ロンド 新装版 (実業之日本社文庫)
東野圭吾39冊目。2冊目の雪山シリーズでスキー場が舞台。コースから外れた禁止区域を滑り降りるシーンが多く若かりし頃を懐かしく思いだした。ストーリーは研究所から盗まれスキー場近くの雪山に隠されたらしい生物兵器(強力な病原菌)が入った容器を探し出すというもの。コメディタッチで物語のスケールは小さく、深みもないものの、テンポ良くサクサクと読める。雪山を滑り降りる迫力、スピード感、アクション映画を観ているような臨場感を感じ、とても楽しめた。どんでん返しというものではないけど、ラストのオチがクスっと笑える。
読了日:02月02日 著者:東野 圭吾
■町長選挙
精神科医・伊良部シリーズ、空中ブランコ→イン・ザ・プール→コメンテーター→町長選挙の順で読んでしまった。相変わらずのキャラで空気読まないマイペースぶり。ドタバタ、過激さが他3作に比べるとちょっと軽減、まともに感じた。短編4話の前半2話はモデルが実在のあの人とあの人だと丸わかりのそのまんま。3話目は女優の若造りで実際にありそう。ラストの表題作は4年に一度の島を二分した選挙をめぐる紛争のような買収合戦に巻き込まれる。田舎ではこんな状況、意外とあるのかも?オチは爽やか、ちょっと感動的に映像が脳内に浮かんだ。
読了日:02月17日 著者:奥田 英朗
■ソロモンの偽証: 第Ⅱ部 決意 下巻 (新潮文庫)
いやあ〜長い、長く感じる。描写が細かいから、展開が遅いから僕の性分には合っていないかも?の長編も4冊目を読み終えた。やっと学校内裁判直前まで迫り、何が嘘で本当なのか、真実が何かなのかわからなくなり面白い。何かを隠しているような神原くんは何者?嘘つきで卑怯だと思っていた三宅さんが言ってることはひょっとして本当なのかもって、遂に動きだす。いよいよ最終章、法廷編へ。どんな展開が待っているのか楽しみだ。
読了日:02月22日 著者:宮部みゆき
■汝、星のごとく
瀬戸内で育ったからか、その景色が頭の中で広がって、まるで物語の中に吸い込まれるように、珍しく時間を忘れて一気に読んでしまった。暁海と櫂が17歳で出会い32歳まで、彼らの波乱に満ちた人生、衝撃的な愛の物語だったと思う。二人の立場から交互に語られていく構成は読み心地よく、二人の毒親も含め登場人物に好感。中でも北原先生は異質な存在、笑っちゃうくらい変だけど、その変が何度も二人を救った。プロローグが180度回転するようにエピローグに繋がり見事で心地良い読後感。常識に囚われない選びたい人生を!と語るような一冊だ。
読了日:02月23日 著者:凪良 ゆう
先月も4作品と読書量は少ない
これらの中で一番印象深い作品をあげるなら、、「汝、星のごとく」かな。
人生で岐路に立つ度、何を捨て何を選ぶか、救いようのないような展開、重苦しい雰囲気の物語。
後悔は無いと言ったら嘘になる、主人公の一人、暁海が前向きだからか、
悲しいはずなのに読み終えた後は清々しい気持ち。
さすが本屋大賞受賞の話題作、、読んで良かった。
おかしなプロローグがエピローグでなるほどと、本のタイトルもそう。
続編もあるらしいから読んでみたいな。
貴重な時間を費やし最後まで読んで頂きありがとうございます。
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