Kumaのトライアスロン・シニアライフ My Big Challenge, Road to Kona

還暦過ぎてトライアスロンはぼちぼち
いつまで、どこまでできるか挑戦
今日は読書?映画?音楽鑑賞?

読書記録 2023年6月

2023-07-03 10:57:13 | 読書

2021年10月末から始めた「読書メーターhttps://bookmeter.com/」での読書の記録。

先月、6月のまとめをしてみました。

 

「週に一冊ちょい?これくらいが丁度いい感じ」のペースが定着したようです。

 

2023年6月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1796ページ
ナイス数:204ナイス


■淋しい狩人 (新潮文庫)
宮部みゆきさん、20冊目。6話からなる連作短編。東京下町にある古本屋「田辺書店」の店主のイワさんと、たった一人の不出来な孫、稔が本をきっかけに起こる謎を解いていく。
割とあっさりした感じで、ミステリーでありながら人情劇っぽくもあり、陰惨な話もあるのに読後感はほのぼのとした感じになるのは宮部さんの上手さかなあ。

読了日:06月05日 著者:宮部 みゆき

 

 

■分身 (集英社文庫)
東野圭吾さん、27冊目。一言で言うなら面白かった。小林双葉と氏家鞠子、東京と北海道という別々の場所に住む、全く同じ顔をした二人の出生の謎、秘密を巡るサスペンス。
双葉と鞠子の話が交互に展開、どう繋がって、どういうオチなんだろうと、ある程度はなんとなく想像はできていながらも、展開に臨場感があって先が気になり中盤くらいからは一気読み。超えてはならない一線を超えた医療から起こる悲劇。悲しい話ではあるけれど、血が繋がっていなくても「お母さん」=母性というのは偉大だ!最終章の終り方は素敵だな、続きが読みたいくらい。

読了日:06月09日 著者:東野 圭吾

 

 

■お探し物は図書室まで
青山美智子さん、「ただいま神様当番」に続き2冊目。
人生、仕事での悩み、もやもやした不満、何がしたいのかできるのかまだわからない、そんな時に焦らなくていいよって、今ある生活を大切にと暖かく包んで勇気を貰えるような一冊。ある小さな図書室の司書の小町さんが選んでくれた本と付録(羊毛フェルト)をきっかけに導かれたように影響を受け、前向きに幸せな生き方ができるようになっていくという5話の短編集。
それぞれの主人公がストーリーの中で少しづつ繋がっていて
幸せな読後感を味わえた。忘れた頃にまた読みたくなるかも。

読了日:06月12日 著者:青山 美智子

 

 

■光秀の定理 (単行本)
垣根涼介さん8冊目は歴史小説。浪人中の明智光秀が剣の達人・新九郎と破天荒な僧・愚息という架空の二人に出逢い、信長の武将の一人として出世して行く様を愚息と新九郎との絡みを軸に軽やかに描いた青春小説の様で楽しめた。どういう人間だったのかを友人の愚息と新九郎が光秀を語るような展開。本能寺の変、謀反は後日談としてのみ。妻子や家臣に対し愛と責任感に溢れ清廉潔白で真面目過ぎる戦国武将らしからぬ人物像が描かれていた。愚息による辻賭博の四つの椀の定理がその後の展開、光秀の人生にも影響。乱世にはまとも過ぎた好人物だった。

読了日:06月17日 著者:垣根 涼介

 

 

■何者
朝井リョウさん、初読み。リア充な大学生5人の就活話。就職活動を通して疑心暗鬼になって、自分を見失って、というプロセスが描写されていた。これが今の大学生のリアルだったら大変だなあと思いながらも、日本の就職システムに違和感も感じ、若い頃にSNSなんて無くて良かった~とも。「私たちは、何者かになんてなれない。自分は自分にしかなれない。」周りといちいち比較しない、希望した会社や職種に就けなかったとしても自分のペースで自分らしく幸せな人生を、と思う。新卒採用の就活未経験だから共感できない事が多かったけど楽しめた。

読了日:06月28日 著者:朝井 リョウ

 

 

6月のマイ・ベスト本は「お探し物は図書室まで」

 

貴重な時間を費やし最後まで読んで頂きありがとうございます。 

今日も良い一日でありますように!

See you next time! 

 

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