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Kumaのトライアスロン・シニアライフ My Big Challenge, Road to Kona

還暦過ぎてトライアスロンはぼちぼち
いつまで、どこまでできるか挑戦
今日は読書?映画?音楽鑑賞?

読書記録 2022年5月

2022-06-11 23:56:57 | 読書

昨年10月末から始めた「読書メーターhttps://bookmeter.com/

での読書の記録。

先月、5月のまとめです。

もっぱら図書館本ですが、超お気に入り(何度も読みたくなる)本になると

永久保存本として購入します。

 

週に2冊~3冊くらいのペースで

一ヵ月で10冊くらいは読めたらいいなあと思っています。

 

2022年5月の読書メーター

切り裂きジャックの告白
中山七里さん、初読み。ずっと七里さんを女性だと思ってた(笑)猟奇的連続殺人と臓器移植、脳死という重いテーマを絡ませて興味深く面白かった。ストーリーもわかりやすくサクサク読めた。犬養&古手川刑事コンビの奮闘で犯人を逮捕するが、どんでん返し的な真犯人で驚き。 でもその動機はなんだかなあ~そんな事で人を殺すなよ!とちょっと納得できない。健康体で脳死だと判定されたら、移植で別の命として生きるのもありだと思うし、ドナーの母親、涼子の「生まれ変わった姿を一目見たい」という気持ちも理解できた。
エピローグも良かった。

読了日:05月01日 著者:中山 七里

 

パーフェクト・ブルー【新装版】 (創元推理文庫)
宮部みゆきさんの長篇デビュー作だって。本のタイトルと表紙デザインからもっと軽い感じの内容を想像してたけど、事件そのものは残酷で社会問題にもあるような重い内容だった。ただ俺=元警察犬、マサの視点で語られ、主人公とも言える進也、加代子の絡みがコミカルで爽やかでサクサク読めた。事件の犯人を捜して追い詰めて、、全く予想していない方向、結末へ。真相はとても重くて悲しくて、でも蓮見探偵事務所の皆さんが素敵で、進也の事を「採用内定者」と呼んでいる、は微笑ましく感じた。とても楽しめたし読後感も良いものだった。

読了日:05月04日 著者:宮部 みゆき

 

13階段
ジェノサイドが最高の一冊だったので、高野さんの別の作品も読みたくなった。これも不気味なタイトル、ホラーなのかなと思ったら刑務官、元囚人(前科者)がある死刑囚の冤罪を晴らそうとする話だった。重苦しさを感じながらも吸い込まれるように中盤からは一気読み。死刑執行の描写が詳細過ぎて怖いほど。人が人を裁くことの難しさ、報復の連鎖、死刑制度の有り方を考えさせらる。あり得ないような話と思いながらも予想外の展開、事件の真相に驚き!南郷さんは正当防衛でいいじゃん!彼のその後を思うとスッキリしないが驚きに満ちた内容だった。

読了日:05月07日 著者:高野 和明

 

11文字の殺人 (光文社文庫)
東野圭吾さんまだ12冊めだし読書歴も浅いけど、普通のサスペンスって感じかな?
東野圭吾公式ガイドでは東野さん自らの解説で「下手くそさ加減の極致とも言えるのがこの作品」と言っているけど、面白くてさくさく読み易かった。
最期まで真犯人もわからなかったし、有りがちだけどちょっとどんでん返しって感じだったので楽しめた。
個人的には最期にあった解説が良かった。宮部みゆきさんで、すごく面白くさすがだなあと思った。 東野さんと宮部さんの作品は本当に面白い。毎月読んでいつかはコンプリートしてみたいと思う。

読了日:05月10日 著者:東野 圭吾

 

チルドレン
子どもは複数人集まると別物になる、child->children、なるほどね!と思った。昨年この「チルドレン」の続編だって知らずに先に「サブマリン」読んじゃってたから。陣内さんの破天荒振り、失礼で無遠慮、屁理屈ばかりだけど、ある意味正義でもあり真理をついている、はこんなに若い頃から始まっていたんだなあ。バンク、チルドレン、レトリバー、シルドレンII、インの短編集だけど五つは点で繋がっていて一つの物語みたいだった。よくまあこんなデタラメな話ととても愉快で楽しかった、、感動というより心がほんわかした。

読了日:05月13日 著者:伊坂 幸太郎

 

ウインクで乾杯 (ノン・ポシェット)
東野圭吾さん、安定の面白さ、13冊目読了。玉の輿に乗りたい主人公の香子と芝田刑事のギブアンドテイク的に始まった関係性と会話がとてもユーモラスで明るく、とってもいい雰囲気のカップルかも思いながら楽しめたサスペンスだった。高級車ソアラの登場にバブルの頃を思い出し懐かしく感じながら密室の謎解き、ビートルズのあの曲をうまく使った謎解きもなるほど!犯人がなぜどのように、、どんでん返しというほどじゃないけど以外で最期まで分からなかったから楽しめた。最期はあっさり、ここでウィンクかと、心地よく二人が微笑ましい。

読了日:05月17日 著者:東野 圭吾

 

グレイヴディッガー
高野和明さん「ジョノサイド」「13階段」に続き3作目。骨髄移植を巡ってのアクション・ミステリー。小悪党、八神は骨髄移植で一人の命を救いたい、良い人間に生まれ変わりたいと願っていたが猟奇殺人に巻き込まれ、謎の集団から終われ逃走する。その逃走劇がスリリングで予想もしない方向へ。消えた死体、大量殺人、伝説の殺戮者、無関係そうで繋がりを見せ始め引き込まれた。猟奇殺人、、あんな殺され方だけは勘弁、、政治家と警察権力なんかの癒着、見えない力が怖い。女医さん可愛い。最高レベルの面白さ、強烈なエンターテインメント。

読了日:05月20日 著者:高野 和明

 

東京(ウォーター・フロント)殺人暮色 (カッパ・ノベルス)
宮部みゆきさん10冊目。1990年の作品だけど古さを感じない面白さ。連続女性殺人バラバラ事件は悲惨で重苦しいのに登場人物が魅力的で明るさを感じたミステリー。今回の八木沢順と友人の慎吾もそうだけど宮部さんの作品に登場する少年がいい子で明るさと軽妙さを醸し出していた。家政婦のハナさんの言葉も行動もほのぼのとしていて良かった。事件の真相は以外だったけど、なるほどそういう事だったのかと楽しめました。「ごめんという気持ちがあれば、警察が要らないことはいっぱいある」。。そうだねと思った。

読了日:05月24日 著者:宮部 みゆき

 

死神の精度
伊坂幸太郎さん、15冊め。伊坂さんの言葉遊び炸裂!死神千葉を主人公にした6作の連作短編集だが死という暗さはない。
死神の精度
死神と藤田
吹雪に死神
恋愛で死神
旅路を死神
死神対老女
伊坂さんらしいいい加減さ、とても人間臭い死神で死神故のずれた発言が可笑しくて良かった。
映画を先に観ていた作品だったから、内容も「吹雪に」「恋愛で」「旅路を」が無くて繋がり方が違っていた。「死神対老女」のラストは映画の方が感動的だった。
でもどの話も死神千葉の死の対象者とのスタンス(7日間で審判を下す)が絶妙で楽しめた。

読了日:05月27日 著者:伊坂 幸太郎

 

走ることについて語るときに僕の語ること
久々の村上春樹さん。この本は2度目、とは言っても以前は本屋で立ち読みだったから初読みと言ってもいい。文才のある人が走ることを書くとこうなるのかと感心しながら読んだ。僕自身が日常的に走る人だし、40年近くトライアスロンもやっているから、自分自身の走ることについてトライアスロンをやることについて言葉にできなかったことを代弁してもらっているようで、共感したり楽しく読めた。人との勝ち負けではなく、自分を見つめて自分と対峙する生き方、ものの見方、そばに置いておけば励みになるかもしれない大切なことを書いてある。

読了日:05月28日 著者:村上 春樹

 

1R1分34秒
芥川賞受賞作って、たぶん初めて。味わい深い?でもなんか不思議でなんとも言えない独特な描写、表現。タイトルからスポ根のエンターテインメント的なものを期待していたから凄く裏切られた感じ。著者はボクサーだったのかと思うほどボクシングの描写が専門的で心理が緻密で、その肉体的、心情的な辛さが伝わってくる。試合前の減量、辛い練習、自己分析、妄想も凄くて自己嫌悪、、よくこんな生活続けられるなとボクサーの過酷さは想像以上だ。次の試合、1R1分34秒で勝ってねと思いながら、単純な僕には真意理解困難な一冊だった。

読了日:05月31日 著者:町屋 良平

 

 

 

貴重な時間を費やし最後まで読んで頂きありがとうございます。 

今日も良い一日でありますように!

See you next time! 

 

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