全国農業新聞で相撲の力士「旭天鵬」が取り上げられていました。
6月8日付け、お茶の間桟敷というコーナーです。
今年の5月場所に37歳8ヶ月で優勝。
幕内最年長初優勝記録を96年ぶりに更新しました。
現在では珍しくありませんが、
モンゴル人力士第1号です。
大変苦労したようですが、後輩などには優しく
優勝したときは、付き人たちが号泣。
横綱の白鳳が優勝パレードの旗持ちを申し出たほどです。
さて、そのすばらしい旭天鵬ですが、
今では日本語が大得意。それも普段はバリバリの関西弁。
取材者とのやり取りです。
記 者 次の場所は頑張らんとね、地元の大阪やし。
旭天鵬 なんでやねん。
このような基本的なボケはあたりまえ。
旭天鵬 今日は何の取材?
記 者 今日結びで横綱とやる強い力士が
この部屋にいてるって聞いてきたんやけど。
旭天鵬 おらんやろ。
記 者 あんたやがな。
記者によれば、
吉本新喜劇の舞台に上がれるレベル。
奥ゆかしい日本の国民性の中で、
さらっとボケと突っ込みができる大阪人の話芸。
私はすばらしいと尊敬しています。
モンゴルから来た旭天鵬が、
日本語を覚えただけでなく、
こんな話芸の呼吸まで身につけたとは!
人を和ませる場面では、私も使ってみたいです。
タニマチ(ひいき筋)やファンにずっと応援してもらえるのは、
やはり最後は人間性が大事なのだと思います。