流行語大賞とともにこの時期に発表される「今年の漢字」をチェックしていましたが、今年の漢字「災」は妥当なところとは言え、私としてはかなり下位にランクされている漢字で同じ災害の「害」をあげたいと思います。コイズミ・ブッシュの「害」、水俣病の被害者を救済しない国の「害」、タバコの「害」を放置する罪、罪もない子どもの命が奪われる被害、もちろん災害もそうですが、「わざわい」という外からやってくるものよりも、より具体的に犯人が特定できる「害」の方がふさわしいように思います。
2004年を表す世相漢字「今年の漢字」「災」(日本漢字能力検定協会)
2004年は、天災と人災に恐怖を感じた年
「漢字の日」(12月12日=いい字一字)日本人ひとりひとりが毎年、「いい字」を少なくとも「一字」は覚えて欲しいという願いを込めて、12月12日を「漢字の日」とする。
順位 漢字 人数(91,630人=100%)
第1位 「災」(サイ・わざわい) 20,936人(22.84%)
第2位 「韓」(カン・から) 6,243人( 6.81%)
第3位 「震」(シン・ふるう・ふるえる) 4,288人( 4.67%)
第4位 「金」(キン・コン・かね・かな) 3,312人( 3.61%)
第5位 「新」(シン・あたらしい・あらた・にい) 3,041人( 3.31%)
第6位 「風」(フウ・フ・かぜ・かざ) 2,591人( 2.82%)
第7位 「嵐」(ラン・あらし) 1,163人( 1.26%)
第8位 「乱」(ラン・みだれる・みだす) 1,122人( 1.22%)
第9位 「揺」(ヨウ・ゆれる・ゆらぐ・ゆさぶる) 1,050人( 1.14%)
第10位 「命」(メイ・ミョウ・いのち) 926人( 1.01%)
第11位 「笑」(ショウ・わらう・えむ) 873人( 0.95%)
第12位 「愛」(アイ・いとしい・めでる) 803人( 0.87%)
第13位 「天」(テン・あめ・あま) 704人( 0.76%)
第14位 「楽」(ガク・ラク・たのしい・たのしむ) 699人( 0.76%)
第15位 「害」(ガイ) 682人( 0.74%)
第16位 「変」(ヘン・かわる・かえる) 667人( 0.72%)
第17位 「地」(チ・ジ) 641人( 0.69%)
第17位 「戦」(セン・いくさ・たたかう) 641人( 0.69%)
第19位 「涙」(ルイ・なみだ) 585人( 0.63%)
第20位 「輪」(リン・わ) 565人( 0.61%)
全応募総数 91,630人
1995年「震」 阪神・淡路大震災や、オウム真理教事件、金融機関などの崩壊などに“震えた”年。
1996年「食」 O-157食中毒事件や狂牛病の発生(*注)、税金と福祉を「食いもの」にした汚職事件の多発。
1997年「倒」 山一證券など大型倒産の続出や、サッカー日本代表が並いる強豪を倒してワールドカップ初出場決定。
1998年「毒」 和歌山のカレー毒物混入事件や、ダイオキシンや環境ホルモンなどが社会問題に。
1999年「末」 世紀末、1000年代の末。東海村の臨界事故や警察の不祥事など信じられない事件が続出して、「世も末」と実感。来年には「末広がり」を期待。
2000年「金」 シドニーオリンピックでの金メダル。南北朝鮮統一に向けた“金・金”首脳会談の実現。新500円硬貨、二千円札の登場など。
2001年「戦」 米国同時多発テロ事件で世界情勢が一変して、対テロ戦争、炭そ菌との戦い、世界的な不況との戦いなど。
2002年「帰」 北朝鮮に拉致(らち)された方の帰国、日本経済がバブル以前の水準に戻ったこと、昔の歌や童謡のリバイバル大ヒットなど「原点回帰」の年。
2003年「虎」 阪神タイガースの18年ぶりのリーグ優勝、衆議院選挙へのマニフェスト初導入で政治家たちが声高に吠(ほ)えたこと、「虎の尾をふむ」ようなイラク派遣問題など。
(*注)上記「狂牛病の発生」については、1996年に、狂牛病の存在が報道され、不安を感じたことが背景となっております。なお、日本で狂牛病が発生したのは、2001年のことです。
2004年を表す世相漢字「今年の漢字」「災」(日本漢字能力検定協会)
2004年は、天災と人災に恐怖を感じた年
「漢字の日」(12月12日=いい字一字)日本人ひとりひとりが毎年、「いい字」を少なくとも「一字」は覚えて欲しいという願いを込めて、12月12日を「漢字の日」とする。
順位 漢字 人数(91,630人=100%)
第1位 「災」(サイ・わざわい) 20,936人(22.84%)
第2位 「韓」(カン・から) 6,243人( 6.81%)
第3位 「震」(シン・ふるう・ふるえる) 4,288人( 4.67%)
第4位 「金」(キン・コン・かね・かな) 3,312人( 3.61%)
第5位 「新」(シン・あたらしい・あらた・にい) 3,041人( 3.31%)
第6位 「風」(フウ・フ・かぜ・かざ) 2,591人( 2.82%)
第7位 「嵐」(ラン・あらし) 1,163人( 1.26%)
第8位 「乱」(ラン・みだれる・みだす) 1,122人( 1.22%)
第9位 「揺」(ヨウ・ゆれる・ゆらぐ・ゆさぶる) 1,050人( 1.14%)
第10位 「命」(メイ・ミョウ・いのち) 926人( 1.01%)
第11位 「笑」(ショウ・わらう・えむ) 873人( 0.95%)
第12位 「愛」(アイ・いとしい・めでる) 803人( 0.87%)
第13位 「天」(テン・あめ・あま) 704人( 0.76%)
第14位 「楽」(ガク・ラク・たのしい・たのしむ) 699人( 0.76%)
第15位 「害」(ガイ) 682人( 0.74%)
第16位 「変」(ヘン・かわる・かえる) 667人( 0.72%)
第17位 「地」(チ・ジ) 641人( 0.69%)
第17位 「戦」(セン・いくさ・たたかう) 641人( 0.69%)
第19位 「涙」(ルイ・なみだ) 585人( 0.63%)
第20位 「輪」(リン・わ) 565人( 0.61%)
全応募総数 91,630人
1995年「震」 阪神・淡路大震災や、オウム真理教事件、金融機関などの崩壊などに“震えた”年。
1996年「食」 O-157食中毒事件や狂牛病の発生(*注)、税金と福祉を「食いもの」にした汚職事件の多発。
1997年「倒」 山一證券など大型倒産の続出や、サッカー日本代表が並いる強豪を倒してワールドカップ初出場決定。
1998年「毒」 和歌山のカレー毒物混入事件や、ダイオキシンや環境ホルモンなどが社会問題に。
1999年「末」 世紀末、1000年代の末。東海村の臨界事故や警察の不祥事など信じられない事件が続出して、「世も末」と実感。来年には「末広がり」を期待。
2000年「金」 シドニーオリンピックでの金メダル。南北朝鮮統一に向けた“金・金”首脳会談の実現。新500円硬貨、二千円札の登場など。
2001年「戦」 米国同時多発テロ事件で世界情勢が一変して、対テロ戦争、炭そ菌との戦い、世界的な不況との戦いなど。
2002年「帰」 北朝鮮に拉致(らち)された方の帰国、日本経済がバブル以前の水準に戻ったこと、昔の歌や童謡のリバイバル大ヒットなど「原点回帰」の年。
2003年「虎」 阪神タイガースの18年ぶりのリーグ優勝、衆議院選挙へのマニフェスト初導入で政治家たちが声高に吠(ほ)えたこと、「虎の尾をふむ」ようなイラク派遣問題など。
(*注)上記「狂牛病の発生」については、1996年に、狂牛病の存在が報道され、不安を感じたことが背景となっております。なお、日本で狂牛病が発生したのは、2001年のことです。