子ども支援日本医師会宣言
わが国では少子化が急速に進行し、その対策はいまや21世紀における最重要課題になっています。
日本医師会は、母と子に関する医療・保健・福祉環境の整備等を推進し、次世代を担う子どもたちが心身ともに健やかに育つよう、ここに妊娠・出産・子育てに関する「子ども支援日本医師会宣言」を行います。
1.妊娠を望む人たちへの支援に取り組みます。
2.より安全な妊娠・出産に向けての医療環境の充実を図ります。
3.満足できる妊娠・出産に関する社会環境の整備に取り組みます。
4.子どもが育ちやすい医療環境の充実を図ります。
5.子育てに関する社会環境の整備に取り組みます。
6.学校保健の充実を図ります。
7.障害児などへの支援に取り組みます。
8.子どもや子育て支援のための諸施策について政府等関係各方面への働きかけを行います。
具体的施策
1.妊娠を望む人たちへの支援
1) 不妊・不育治療の充実
2) カウンセリング機関の整備
2.より安全な妊娠・出産に向けての医療環境の充実
1) 妊産婦死亡、周産期死亡減少のための周産期ネットワークの構築
2) ハイリスク妊娠の選別と対応する地域医療システムの構築
3) 分娩施設における周産期医療スタッフの充実
4) 母子感染予防対策の充実
5) 無過失補償制度の確立
3.満足できる妊娠・出産に関する社会環境の整備
1) 出産一時金増額の実現
2) 若年妊婦と就労妊婦への支援
4.子どもが育ちやすい医療環境の充実
1) 乳幼児医療費助成制度の拡充
2) 15歳までの医療費1割負担の実現
3) 小児救急医療体制の整備
4) ペリネイタルビジット、乳幼児健診、育児相談の充実
5) 予防接種の充実と接種率の向上
6) 子どもに関する難治性疾患治療及び先端医療の充実
7) 子どもに対する臓器移植の推進
5.子育てに関する社会環境の整備
1) 病児保育の充実
2) 保育所、幼稚園への協力
3) 子育てサークルや子育てサロン等との連携と支援
4) 子育てをしている親の就労環境の整備
5) 子育てに専念している親への支援
6) 同じ年頃の子どもたち同士で遊べる環境の整備への支援
7) 虐待の予防と早期発見
8) 子どもの権利に関する条約に基づく環境整備
6.学校保健の充実
1) 生命を尊重する心を育む取り組み
2) 性教育、性感染症予防対策の充実
3) 禁煙教育の推進
4) 生活習慣病対策
5) 心の問題への取り組み
7.障害児への支援
1) 医療的ケアの充実
2) 長期入院障害児の後方ベッド確保の推進
3) 特別支援教育への協力
8.政府等関係各方面への協力と働きかけ
1) 産科医、小児科医、助産師の不足と偏在を解消する施策の推進
2) 子どもの心の診療医を育成するための施策の推進
3) 小児保健法の制定
4) 妊娠・出産・子育てに対する税制の優遇
わが国では少子化が急速に進行し、その対策はいまや21世紀における最重要課題になっています。
日本医師会は、母と子に関する医療・保健・福祉環境の整備等を推進し、次世代を担う子どもたちが心身ともに健やかに育つよう、ここに妊娠・出産・子育てに関する「子ども支援日本医師会宣言」を行います。
1.妊娠を望む人たちへの支援に取り組みます。
2.より安全な妊娠・出産に向けての医療環境の充実を図ります。
3.満足できる妊娠・出産に関する社会環境の整備に取り組みます。
4.子どもが育ちやすい医療環境の充実を図ります。
5.子育てに関する社会環境の整備に取り組みます。
6.学校保健の充実を図ります。
7.障害児などへの支援に取り組みます。
8.子どもや子育て支援のための諸施策について政府等関係各方面への働きかけを行います。
具体的施策
1.妊娠を望む人たちへの支援
1) 不妊・不育治療の充実
2) カウンセリング機関の整備
2.より安全な妊娠・出産に向けての医療環境の充実
1) 妊産婦死亡、周産期死亡減少のための周産期ネットワークの構築
2) ハイリスク妊娠の選別と対応する地域医療システムの構築
3) 分娩施設における周産期医療スタッフの充実
4) 母子感染予防対策の充実
5) 無過失補償制度の確立
3.満足できる妊娠・出産に関する社会環境の整備
1) 出産一時金増額の実現
2) 若年妊婦と就労妊婦への支援
4.子どもが育ちやすい医療環境の充実
1) 乳幼児医療費助成制度の拡充
2) 15歳までの医療費1割負担の実現
3) 小児救急医療体制の整備
4) ペリネイタルビジット、乳幼児健診、育児相談の充実
5) 予防接種の充実と接種率の向上
6) 子どもに関する難治性疾患治療及び先端医療の充実
7) 子どもに対する臓器移植の推進
5.子育てに関する社会環境の整備
1) 病児保育の充実
2) 保育所、幼稚園への協力
3) 子育てサークルや子育てサロン等との連携と支援
4) 子育てをしている親の就労環境の整備
5) 子育てに専念している親への支援
6) 同じ年頃の子どもたち同士で遊べる環境の整備への支援
7) 虐待の予防と早期発見
8) 子どもの権利に関する条約に基づく環境整備
6.学校保健の充実
1) 生命を尊重する心を育む取り組み
2) 性教育、性感染症予防対策の充実
3) 禁煙教育の推進
4) 生活習慣病対策
5) 心の問題への取り組み
7.障害児への支援
1) 医療的ケアの充実
2) 長期入院障害児の後方ベッド確保の推進
3) 特別支援教育への協力
8.政府等関係各方面への協力と働きかけ
1) 産科医、小児科医、助産師の不足と偏在を解消する施策の推進
2) 子どもの心の診療医を育成するための施策の推進
3) 小児保健法の制定
4) 妊娠・出産・子育てに対する税制の優遇
生存数激減の小児科の先生のブログということで興味深く拝見しています。
青森県在住9ヶ月女の子の母です。関東での麻疹流行とのニュースを見ました。うちは保育園に行っているので流行したら怖いと思い、先日、一才未満ですので任意で麻疹の予防接種を受けてきました。その後子育て掲示板等で麻疹予防接種が話題となり、任意接種の場合は予防接種による事故の場合、国の保障がない、ということを初めて知りました。
保障がなくても、予防接種事故よりも自然感染で脳炎になったりする確率の方が高いと思うので予防接種を受けて良かったと思っていますが、副反応の発熱もあり、ちょっと心配しました。集団としての接種率がもっと高ければ麻疹も流行せず、1歳未満児で任意で受けなくても済むのに、これだけ集団としての接種率が低い状態で、1歳未満の接種が任意で、国の保障がないというのは行政の怠慢だと思います。
また、掲示板等では、1歳未満で任意で受けたくても受けさせてくれない、と多くの書き込みがあり、受けさせてくれないのは万が一事故が合った場合に訴訟等に関わりたくないためか、と勘ぐってしまいます。これも国の保障がないためではないでしょうか。
保育園に通わせているお母さんたちは戦々恐々としていると思います。
1歳未満児への麻疹予防接種について、先生はどうお考えですか?よろしければお考えをお聞かせ下さい。