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麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)初承認へ

2005年06月30日 | こども・小児科
麻疹(はしか)・風疹の混合ワクチンであるMRワクチンが承認となり、来年から接種開始できる見通しになりました。現行のそれぞれ別々に2回から1回に減るのではなく、MRワクチンを2回接種することで、接種回数の負担は同じまま、効果はより確実になります。これでやっと、日本でも麻疹を根絶させる道筋が見えてきました。MRワクチンは、10数年前に問題になったMMRワクチンのうちおたふくかぜのワクチンを抜いた組み合わせで、諸外国ではほとんどがMMRの2回接種がメインなのですが、現状でMMRを再認可・再開できる環境にないことから、MRでの承認・接種が待たれていました。問題は、今回も1社だけ承認という点で、できれば複数社の製品が選べる環境にならないと、長期にわたって安全に供給されるか心配な気もします。

MRワクチン、初承認へ

 薬事・食品衛生審議会の薬事分科会は29日までに、麻疹(ましん)=はしか=と風疹(ふうしん)の予防を目的とした混合ワクチン(MRワクチン)の製造を了承した。
 財団法人阪大微生物病研究会(大阪府吹田市)が製造承認を申請していた「ミールビック」で、7月中にも厚生労働相が最終的に承認する見通し。国内でMRワクチンの製造が承認されるのは初めて。
 厚労省は来年4月から、麻疹と風疹の予防接種を現行の各1回から2回に増やす方針で、接種を受ける子供の負担を減らせる混合ワクチンの利用を検討している。

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