ブロ友さんに借りたテープで久坂部羊(くさかべ よう)さんを知りました。
医者である久坂部羊さんが医者であったお父さんを介護された話でした。
現役の医者であり作家の久坂部羊さんの本です。
一人の医者と余命3か月のがん患者とのお話です。
読んでいて 十三年前の父のがん闘病時を思い出しました。
患者の思い 家族の思い 医者の思い うんうんと 頷きながら読んでいました。
末期がんでこれ以上治療の余地がなく 自宅に帰り有意義に過ごしてください、と言われた父。
家族は それを受け入れ 出来るだけの事をしてあげようと思うのですが・・・・・・。
本人はまだ生きたい 生きれると思っている そのギャップに苦しめられました。
自分の体験と患者の思いなどが重なりました。
患者が死を受け入れるまでの気持ち、とかは迫りくるものがあります。
なかなか良い本でした。