畑を掘り、木を彫り、石を刻り、の自然人!

退職後、自分に気ままな課題をちょっと与えて遊んでいます。

岐阜県美術館・円空大賞展を見学

2018-02-26 17:10:11 | 円空




この24日に岐阜県美術館へ行って参りました。

この美術館は周辺も静かな雰囲気、隣接して岐阜県立図書館もあり、駐車場も
無料!という魅力溢れる心落ち着く美術館です。

円空大賞の受賞作品と岐阜県下呂市に収蔵されている円空仏も拝見できました。

会場に入り
「写真撮影は禁止ですよネ?」
「いえ、大丈夫ですよ。ノーフラッシュなら構いません!」

(えっ、大丈夫なの。嬉しいなあ)

普通、どこの美術館でも博物館でも固いご返事ばかり。
撮影OKとNOの判断基準って、よくわかりません。

今年は名古屋の日展は会場修理中で開催されませんが、東京会場の書の部門は
撮影OKでしたが名古屋はNOになっています。

本題の円空大賞ですが評価基準は「独創性」「慈愛の精神」だそうです。
昨年見学された方が「円空仏から醸し出される祈りは関係ないみたい」
と申されていましたが、確かに・・・

土屋氏の作品は独創性、完成度に感服しました。
木彫作品です。

縄文土器に似た作品もありました。

推測ですが江戸時代の円空は自作を人に認めて貰いたい、という気持ちは恐らく
なかったことでしょう。
ただひたすら魂を込めて仏像を彫る、その1点だけと思います。

現代に生きる円空大賞,岐阜発で美術界に一石を投じる作品展と思います。
円空大賞作品は冒頭のチラシに載っています。

時代に引き離され評価力の貧弱な小生には違う世界があることを思い知らされる
ことも最近は多くなりました。

縄文土偶に大きな影響を受けた岡本太郎の意見も聞いてみたいものです。


下段に円空仏を3点掲示しました。
下呂・合掌村、温泉寺で収蔵です。

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