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リオのオリンピック、パラリンピックも成功裏に無事終了いたしました。
オリンピックの五輪に因み、宮本武蔵の「五輪の書」についてというのはダジャレみたいですが。
宮本武蔵は生国・播磨の武士で新免武蔵守藤原玄信(しんめんむさしのかみ・ふじわらのはるのぶ)と
申すそうです。
戦国時代末期1582年?1584年?の生まれで、小早川秀明も1582年?の生まれになっています。
13歳から29歳まで60余度勝負し、いちども勝ちを失うことはなかったと言われています。
ここでは武蔵の詳しいことを記述する気持ちはありませんが、五輪の書に見える4文字熟語をひとつご紹介です。
「鼠頭牛首」
鼠のように細かいことに気を配るありようから、牛のように大きく広いことを見てとるありようへ、と
心のありようを転換させること、とあります。
「五輪の書」の「火」編にあります。
なかなか含蓄がありそうです。
剣の道として
*邪(よこしま)なきことをおもうところ
*道の鍛錬するところ
*諸事目利(めきき)を仕覚ゆること
*眼に思えぬところを悟って知ること
*役に立たぬことをせざること
*ものごとの良否・真贋を見分けること
*心の持ちようは滅(め)らず、上(か)らず、巧まず、怖れず、直(す)ぐに、広くして意の心軽く、
心(しん)のこころ重く、心(こころ)を水にして折にふれ、ことに応ずる心なり、(以下略)
(注)「滅らず」は弱気になって委縮することも、浮かれることもなく、という意
「五輪の書」は軍記、軍法、儒道、仏法などの古語を一切参考にせず、武蔵の言葉で書かれています。
また、別のことばですが
大工のたしなみよく、切るる道具を持ち、すきすきに研ぐこと肝要なり。
その道具をとって書棚、御厨子、机、卓、行灯までも達者にするところ、大工の専なり。
よくよく吟味あるべし。
円空仏で鑿を頻繁に使用しますが最近はちょっとサボって反省です。
五輪の書は比較的短編で現代語訳も添えてある本もあります。
武蔵は二刀流、小生は篆刻と円空仏の2刀流、何の関係もなく、比較するレベルではありません。