畑を掘り、木を彫り、石を刻り、の自然人!

退職後、自分に気ままな課題をちょっと与えて遊んでいます。

キルト展の人気ぶり

2016-05-19 21:00:04 | 日記


名古屋へ所用で出かけデパートに立ち寄ったところ、凄い人だかり!
全て女性ばかり!
作品展(有料)の横ではキルト材料が販売されており、レジも長蛇の列、列、列。

丁度、日本キルト展が開催中でした。
小生はキルトもパッチワークの違いもよく分かりませんが、パッチワークは布と布を手で縫い合わせ作品によっては
1枚作るのに1年ほどかかることもあるそうです。

日本では40年ほど前から日本キルト展が開催され、今では300万人ほどの愛好者がいるといいます。
キルトにしてもパッチワークにしても調和のとれたデザイン性が競われています。
きっと愛好者は教室などでおしゃべりも楽しみながら制作を楽しんでいるのでしょう。
今時の趣味の世界を垣間見た感じです。

篆刻とか書道はおしゃべりしながら制作することは出来ません。
作品展も静かな環境で鑑賞するという感じでキルトとは全く違う雰囲気です。

最も大きな違いは書道や篆刻はある程度、鑑賞するレベルがないと充分に理解したり作品の良し悪しは分かりません。

その点、キルトなどは誰が見ても良いデザインは好みの違いはあっても理解しやすいものです。
「作品を制作する側」と「鑑賞する側」との垣根が如何に少ないか、が今どきの人気の違いと思われます。
書道界の悩みはこうした垣根を如何に少なくするか、に懸かっています。