写真は鉞ですが、安来鋼使用とされています。
円空彫りで使用する「ノミ」にも「安来鋼」使用と記載されていることがあります。
これって、消費者はすぐに理解できるのでしょうか。
素人の小生には何か高級な鋼が使われているんだ、と思う程度ですが。
そこで調べてみました。好奇心っていうことでしょうか。
「YSS」yasugi specialty steel。日立金属安来工場で製造する工具鋼・耐熱鋼・ステンレス鋼などの総称です。
安来は安来節の安来市です。
銘柄に「白紙」「黄紙」「青紙」「銀紙」などがあります。
白紙と黄紙は不純物少なく、切れ味良く、研ぎやすい、純粋な炭素鋼です。
青紙は長持ちする刃物でタングステンやクロムを加えて熱処理、白紙に比べ高価。
銀紙はステンレス鋼で包丁やカミソリに使用。
鋼には炭素・ケイ素・マンガン・リン・イオウが５大元素だそうです。
だけど鋼になぜ「紙」ということばが使われているのでしょう。
調べてみても分かったような、分からないような・・・