K RAUM  お料理を主に日々のことを書いています。

京ことば源氏物語 

女優山下智子さんは中井和子「京ことば源氏物語」の朗読を続けていらっしゃいます。定期的な会場は明大前のキットアイラックホールでの全五十四帖連続語りの会や鎌倉円覚寺塔頭 龍隠庵での語りの会のようです。そして、東京各地並びに全国で朗読会をなさっています。先月のゴールデンウイークにはコハルママさんがコハルパパさんのお力を得て、備前国分寺に山下智子さんをお招きしての朗読会は大盛況で多くの方々から絶賛のお声にコハルママ&パパさんはとても感激なさいました。
備前国分寺の「京ことば源氏物語」の朗読会のすばらしい反響をHP小春のひとりごとから探しましたが、すでに削除されていましたので、もしやと、検索しましたら、ブログ・フリーレース~ Hiro’lece~を見つけました。語りの山下智子さんのおきれいでやわらかな京ことばの語りを私の拙文でご紹介するより、ブログ・フリーレース~ Hiro’lece~さんからコピーします。
(フリーレース~ Hiro’lece~さん、コピーが事後承諾となってしまいましたことお詫びします)

源氏物語・・・・・
   改めて考えてみるに 源氏物語を 自分で読もうとして読んだことがあったろうか?
     教科書に・課題で1部を~    せいぜいそんな感じ

   このたび とっても貴重な機会をいただき  京言葉で語る源氏物語の会に参加した。
     会場は 備中国分寺・客殿
   連休の最中、4日は とんでもなく暑く 会場内は定員70名で募集したにもかかわらず150人の人息れ。
    座布団の2時間を想像して~? どうだろう~

  そんな 思いを吹き飛ばすように ふすまの向こうから登場したのは
   女房語り、山下智子さん : 色白で頭の小さな きゃしゃそのものの美人さん
                    会場の外、吉備路界隈を染める れんげのような色合いのお着物で
    その姿を見ているだけでも 場内の殿方は暑さを忘れているようで~   

   じつは、朝から大変だったんです。
    ダーリン。 知識がないことで失礼があってはいけない! なんて 源氏物語を検索!
   あまりの長い物語に どうしようもない・・・と思いつつ プリント!
    会場までの電車の中 懸命に予習・私は なるようになる~で その様子をじっと見てた。

    そんな不安も消えた。
   お話の前半は 解説の時間・「若紫」 のあらすじと 「かさね」について
   「 かさね」 についての解説は どんどんと入ってきた。
     衣のかさね くらいしか気づかなかったが 人・景色・天候・場所・季節などなど・・・・
   聞けば聞くほど  世の中すべてが 「かさね」によって創られているような そんな思いさえして~

   さて本題。
   わずかな休憩を挟んで  始まり始まり
     京ことばの 何とも言えない はんなり? ゆったり? ここちよい?
   どんな表し方が適当なのかいいようのない 揺れるような時間のなかで・・・
    古文の時間のほんの1時間でも こんな語りを聞いていたら もっともっと授業に身が入っていたのでは
      と 思った。
    これは ぜひ 子どもたちから聞かせてあげたいと思った。
   内容はさておき こんな時間空間が存在すること自体を経験させてあげたいと 素直に感じた。

      みてもまた逢ふ夜まれなる夢のうちに やがてまぎるる我が身ともがな 
   
     たぶん 長い生涯~
   源氏物語 第5帖「若紫」の巻き    忘れることはないでしょう。

    こはるママさん   こんな素敵なプレゼントをありがとうございました。
      こころからお礼 申し上げます。


さてと、6月5日明大前のキットアイラックホール第六帖 「末摘花」の朗読会に昨日行ってきました。この会は連続で隔月に開催されています。2月の「夕顔」にはじめて鑑賞しました。4月は申し込みが遅かったので満席のメールを山下智子さんから頂きましたので、その折り返しに6月を申し込みました。2ヶ月以上前の申し込みだったので、予定は大丈夫かとの思いもありました、、、案の定、、、ここのところ目が回るほどの忙しさに、、、少々後悔しましたが、気分転換にと、、、、

6月5日の山下さんの朗読は絶好調でした。日常を忘れて癒されました。
京ことばでの「末摘花」をめぐる源氏と頭中将の会話は爆笑です。




「末摘花」のあらすじは山下智子さんのHPからコピーさせていただきます。
 個性的な姫君の登場です。
源氏は、大輔の命婦から、亡き常陸宮の姫君が琴を唯一の友に寂しく暮らしているという噂を耳にする。朧の月夜、姫をこっそり訪ねる源氏の後をつける頭中将。二人は姫の弾く琴の音に耳を澄ます。秋、容易になびかない姫とやっと契りを交わした源氏だが、その恥ずかしがるばかりの世間離れした様子に落胆し、足が遠のいていく。
 雪の宵の頃、ようやく姫を訪ねた源氏は、古女房達の寒さに震える零落した暮らし振りと、翌朝雪明かりに見た姫のあまりの醜貌に驚くが、かえって姫に対する憐憫の情がつのり、後見することを心に決める。年の暮れ、姫から贈られた古びた衣裳に源氏は呆れる。
 正月七日の夜常陸宮邸を訪れ、源氏が贈った新しい衣裳のお陰で多少女らしくみえる姫に逢うが、見事な黒髪の姫の顔を彩り咲き匂うのは紅くのびた鼻なのだった。

『あの人たちが言うていた葎の門とは、こないなとこに違いない。ほんまに、心苦しいほど可愛い人を、ここに据えて、気がかりで恋しいなあ、と思いたいもんや。道ならぬ思いは、そのことで紛れるかもしれへん』「末摘花」の巻より
夕顔の儚い死を忘れられない源氏の君。その死後すぐに出逢う高貴の姫君。この物語は第五帖の若紫、第七帖の紅葉の賀と同時進行しています。頭中将と競い合う源氏の君の若々しい様子も少しばかり滑稽です。


朗読の前に一通りあらすじをお話になるので、源氏物語に馴染みがない方もたのしめる会です。次回は8月ですので関心がおありの方は山下智子さんのHPここ(o^。^o)を訪問してください。
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