専門家

またも大雨による犠牲者が出てしまった。亡くなられた方々のご冥福と、行方不明となっている方々が一刻も早く発見されることをお祈りする。

ところで、先日の兵庫県での災害でも感じたのだが、災害発生後にテレビでその原因について解説する専門家の人々がいるが、彼らの中には、その災害が予見されるものであったという人もいる。
彼らの説明に納得し、共感することも多い。そこで、ある疑問が湧く。「それならば、あなたは一体何をしたの？」
「担当者が考えるべき問題だ」とか、「自分はそれを言う立場にない」とか言われかねないが、こと人の命に関することならば、立場を越えて「言うべき事は言う」という姿勢が求められる。

と書いているうちに、普段の自分が見えてきた。そう、自分の周りでは、４気づいた人や言った人が実行の責任まで負わされる事が多い。だから自然と皆口をつぐんでしまうのだろう。
まずは、「言うんだったらやれ」という物言いや考え方を正さなければ、そして他人の意見を素直に聞く姿勢も求められる。

とはいえ、自分は何もしないで、意見だけは言うという人には耳を傾け難い。