あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

思い出

2007-06-25 23:50:44 | つれづれ
帰り道、夜空に星は見えなかったけど、星空を見上げるロボのキラキラした笑顔が思い浮かぶ。まだ「セクシーボイスアンドロボ」の世界から抜け出せずにいる。

以前も書いたと思うが、セクロボを観ていると、僕の好きな是枝裕和監督の世界とラップするところが感じられた。
3日坊主は3日間しか記憶が持続しないという設定だったが、是枝さんが撮ったドキュメンタリー「記憶が失われた時」では、ウェルニッケ脳症による前向性健忘でごく短い時間しか記憶をとどめることが出来なくなった男性とその家族に焦点をあてていた。
プッチーニ前項編では、恋と愛というメインテーマのほかに、繰り返される出会いと別れの中で、記憶するということの意味みたいなものを問うていたような感じがした。
そして最終回。再び現れた3日坊主は成仏できずにさまよっている。そして最後に残った記憶が、自分が殺されたという悲しい出来事であったことが、成仏できない原因であるようだ… それは、誰もが「最も大切な思い出」とともに天国へ旅立つという、是枝さんが映画「ワンダフルライフ」で描いた世界に通じる。

木皿泉さんがどんな想いで本を書いたかはわからないが、自分の好きな対象がつながったようで、余計に思い入れが深くなってくる…
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空白

2007-06-24 22:17:50 | つれづれ
先週、今週と、あまり週末を有意義に使うことが出来なかった。

体はそのほうが楽なのだけど、気持ちが沈みこんで浮かんでこない。

休みは、休むためにあるのだろうか…
確かに、仕事は休むのだけれど、それは生きることを休むということではない。
けれど、体を休めることも、生きることを休むということではない…

自分ひとりでは、動こうとする気力が沸かないといったらいいのか。
休みの日に何して過ごすかまで、水先案内人が必要なの?
そうではなくて、休日を一緒に楽しく過ごす仲間が必要なんだ…

波音を聴きに海辺に行ったり、公園で花の香りや子どもたちの声を聴いたり、ショーウィンドウのディスプレイを楽しんだり…
1人でも出来ないことではない。けれども、仲間がいるとその気持ちを共有したり、そこから何かを膨らましていくことが出来る。

来週末は、楽しく過ごせるだろうか…
いや、楽しく過ごすために、明日からの一週間、自分なりにがんばろう。
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緩く…

2007-06-23 23:59:32 | つれづれ
今日は何もする気になれなかった… ちょっと、ゆっくり休みたかった。
でも、昼前からまた溜まっていたビデオを観ていた。

その中の一つが、「世界ふれあい街歩き」で、今回はポルトガルのポルトという街を紹介していた。
この番組の魅力は、ただ観光地をめぐるだけでなく、ぶらり旅の外国版というか、観光客が行きそうもない路地に入り込んでいくところや、街の人との出会い、そして、その映像を寄り魅力的にするナレーションだ。
今回もどこかで聞いたことのある…あの人の声だ!と思ったら、そうだった。
小林聡美さんの声って、大人の声なんだけど、何となく可愛らしいって思う。
「セクシーボイスロボ」のプッチーニ昭子役も良かった。「神はサイコロを振らない」も、「光とともに…」も… 素敵な女優さんだ。
彼女の作品をすべて観ているわけではないが、原点と言える「転校生」を観た時のちょっとした衝撃を思い出す。

ところで、この「転校生」が、オリジナル版と同じく大林宣彦監督によりリメイクされたそうだ。えっ、今日から公開だって! うーん、観に行こうか…
あの時は、主人公とほぼ同世代として観たのだが、今の僕はこの作品をどんな風に感じるのだろう…
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ひかり

2007-06-23 10:05:00 | つれづれ
僕の心には、まだニコとロボが置いていったものが残っている。
時間があるとついつい、「セクシーボイスアンドロボ」をキーワードにブログを検索し、同じように化学反応している人たちの声を拾っている。

僕にとって松山ケンイチくんは、「ロボ」しかイメージがないが、一般には「デスノート」などさまざまな映画で活躍しているそうだ。
先日映画館に行った際に、彼の名前を見てチラシを手に取った。
ドルフィンブルー」という作品で、そこに写った、イルカを抱く彼の姿は、ごく普通の青年といった感じだ。
そしてこの作品にはもう1人注目の人が出演している。高畑充希さんという15歳の女優さん。そう、セクロボのエンディングでニコのモノローグとのシンクロが美しかった「ひとつだけ」をうたう、みつきさんだ。
この映画の主題歌「大切なもの」も、彼女の曲だ。

また舞台は沖縄、一度行きたいと思っている沖縄美ら海水族館というところも、興味をそそられる。

それにしても、このチラシの写真がきれいだな~と思ってよく見ると、川内倫子さんが撮られたようだ。プログラムも期待してしまう…

7月7日(七夕)から公開されるこの映画の前売券には、マツケンのポストカードが付いているそうだ。まあ、それはファンの人たちに譲るとして、観に行ってみたいと思う。
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北極星

2007-06-20 23:39:59 | つれづれ
昨日の「セクシーボイスアンドロボ」の最終回の余韻に浸っている。

この3ヶ月間、ニコはロボやマキ、よっちゃんたちと共に過ごす中で、さまざまな体験をした。そしてその経験を通じて、彼女は一歩ずつ成長していった。
それは、知りたくもない現実と向き合わなければならないことも含んでいる。それでも後戻りせず、進んでいくニコ。

でもロボは、いつもロボである。そしてこの先もロボであり続けるだろう。
多分、ニコにとってロボは、北極星のような存在なのかも知れない。
ロボとの距離で、自分の立っている位置が…いや、心のありようがわかるような感じといったらいいだろうか。

そしてこのドラマも、僕らにとって北極星のように、気持ちの距離で何かがわかるような気がする。10年後、20年後見直して、同じように感じるだろうか。違ってもいいけど、つまらないと思うようになっていたら、何か寂しいな…

でももうしばらく寄り添っていたい…
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救えるのは…

2007-06-19 23:52:18 | つれづれ
今日は中途半端だったけど、早めに仕事を切り上げた。目的は2つ…

一つは買い物。そう、手紙を書こうと思うとどうしても封筒と便箋を買いにいきたくなる。デパートの文房具売り場に立ち寄る。
封筒と便箋で気持ちを伝える…なんて難しいし、それよりも書く内容だということはわかっていても、あれこれ悩んでしまう。
手紙を書いて郵便局にいって切手を買って投函して、そこでふと振り返り「出さなきゃ良かったかな…」と気分が沈み、返事がもらえれば嬉しいし、もらえなければ、なかったことにしてしまう…ということを何度か繰り返した。
今回もそうなってしまうんだろうと思うけれど、それでも書きたいと思う。
続いて、「セクシーボイスアンドロボ」の主題歌「ひとつだけ」が収録されたみつきさんの「大切なもの」を買った。
ドラマのエンディングで流れる彼女の歌は、ニコのモノローグと共に僕の心とシンクロしてくる。その感じを、ドラマが終わってからも味わえるかな?ということで、急いで買った。

そして、もう一つの目的はもちろん、リアルタイムでセクロボの最終回を観ることだ。
第回を1観て、心に何かが引っかかり、そして最後まで観続けた。
毎回毎回、心の真ん中に突き刺さるようなセリフに揺り動かされ、ロボの絶叫に笑い、そしてニコのモノローグに涙した。

最終回を観終えた今、少しずつその内容をかみしめている。
そして、あちこちのドラマ紹介ページやブログを訪れながら、僕の感じたことを確かめて、それから改めてもう一度見直してみたいと思っている。

夜空を見上げるロボの姿、ニコが最後に見たという彼の姿はとても美しかった。ニコのモノローグでも語られていたが、何だかとても純粋な人という美しさだった。
2人がそれっきり会わなかったということ、いつでも会えると思っていたから…
それは、これから先も会えると思えば会えるというのではなく、お互いにこの先いろんな人に出会うために…ということなのだろう。

でもいつかニコが大人になって、その時まだ大人になりきれないロボと再会して、あのシーンのように2人でこの世の中を救っていってくれたら…と願う。

…って、思い入れの強いドラマに現実と見境がつかなくなるのは、僕も大人になりきれていないということだ

改めて、今この時にこのドラマと出会えたことに感謝したい。

さあ、これから僕も自分を応援していこう。僕を救えるのは、宇宙で僕一人だから!
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迷う

2007-06-18 23:58:08 | つれづれ
会社に行くと頭が痛くなるのは、会社が嫌いなせいだろうか?
月曜日は特に辛い…というか、毎日辛い。

週末に比べて今日は少し蒸し暑かったが、何とか過ごせる程度でよかった。

今日は来客があったりしてあまり仕事が進まなかった。
そんなときには、周囲の様子が気になってしまう。

今日も同僚が困っているのを目にして、何とかしてやりたいと思ったのだが、うまく表現できないからか、相手の鎧が固すぎるのか、うまく伝わらない。そんなときは言葉が鋭くなってしまい、余計に空回りしてしまう。

帰宅し、食卓に置かれた書類に目を遣った。
その封筒をちらりと見ると、メモ書きがあった。

以前ここにも書いた人のものだった。

そこに書かれていた「まあまあ元気」という言葉が何か引っかかる。

このまま何も反応しなければ、それでもいいのかもしれない。
でも、彼女がここにメモをしたためた時の気持ちを考えると、
果たしてどうすればよいのか…

でも、今の自分の気持ちを正直に伝えてみようかな…
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分かれ目

2007-06-17 21:57:32 | つれづれ
怠け癖のせいで乱雑になった部屋の中、昨日から衣替えの作業をしていた。
今更なのだが、冬物と夏物を入れ替えるだけの作業をずっとサボっていた。
ついでに着なくなった衣類をより分けていたら、結構な量になった。

合間を見て撮りだめていたテレビ番組を観た。
観ているだけでも結構疲れるが、ハードディスクの容量を確保するためがんばる…って、こんなことを「がんばる」などといったらしかられそうだ。

つながったかに見えた糸がだんだんと見えなくなってきた。
嘆くよりも前にすることがあるのはわかっているけど、また弱気の虫が強くなってきている。

以前は峠越えのドライブの際に、トンネルと峠道の分かれ目で必ず峠道を選んでいた。危険だけど、楽しいからだった。けれども、最近はトンネルを選ぶ…
楽で確実だが面白みのない道と、危ないけれど美しく、そして楽しい道。もうそろそろ分かれ目の数も少なくなってきている。だから今、そう、今こそ自分の意志を持って道を選ぼう。
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夕暮れ

2007-06-16 23:37:53 | つれづれ
梅雨に入ったばかりというのに、梅雨らしくないカラッとした陽気の一日だった。

今日は雑草取りや花植えのボランティアをしていた。
ジリジリと照りつける太陽の光に汗が止まらなかったが、時々吹く乾いた風や、日陰の心地よさは、じめじめした梅雨の鬱陶しさとは比較にならない。

作業を終えて携帯で検索していたところ、映画の上映開始時刻まであと20分ほどだったので、皆と別れて映画館に向かった。

「パッチギ! LOVE&PEACE」は、心が揺さぶられた「パッチギ!」の続編である。
正直なところ、話があちこちに飛ぶ慌しさは気になったものの、物語の背景を理解するために必要だったと思う。
乱闘シーンは前回同様の迫力だったが、主人公が大人になった分その回数は少なくなっていて、その分時代背景や主人公の内面を描いていた。
背骨には思いテーマを置いているが、それを時にコミカルさを交えながら、それでいて直球のように観るものにズシリと来る作品で、井筒和幸監督の熱意が伝わってきた。

ところで、この作品でも触れられているが、芸能界やスポーツの世界では在日韓国・朝鮮人の方々が数多く活躍されている。
たまに週刊誌で取り上げられることもあり、また最近でも大物歌手がカミングアウトしているが、以前ほど騒がれなくなった…が、全くではない。

彼らがそういうところに活躍の場を求める理由の一つに、勤め人になる上でさまざまな困難が伴うということがあるのだろう。
それは、僕らが勤め人でいることは、彼らに対する差別という下駄を履かせてもらっていることにも支えられているのだと、改めて思った。
そして今なお、さまざまな差別が存在するこの国に育ち、結果としてそれを容認してしまっている自分に歯がゆさを感じた。

それでも、彼らが本名を名乗り、同じフィールドで活躍する時代が来ることを祈りたい… 祈るだけでなく、自分自身に何が出来るかを考えてみたい。

映画館を出る頃にはまだ明るく、原宿方面に歩いてみた。
19時を回っても夜空はやってはこず、結局代々木まで歩いてしまった。
強い日差しがなくなっていたので、夕暮れ時の心地よい散歩となった。
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キラリ☆キラキラ

2007-06-15 23:30:54 | つれづれ
今日もなかなかリズムに乗れないまま一日が終わった。
まあ、週末だから…ということもあるが、ほっと一息つく。

帰り道、近所のスーパーで買い物した後についつい自動販売機でジュースを勝って飲んでしまった。
…そこには主がいて、僕のほうをじっと見つめていた。
飲み終えて僕は、彼に向かって気持ち会釈して立ち去った…

パソコンを開いてすぐ、宮崎あおいちゃんが結婚されたことを知った。
ずっとひとりの人を好きでいたようで、良かったと思う。

僕が彼らくらいの歳の頃、真剣に好きになった人がいただろうか…
いるにはいたような気がするが、何も起きなかったし、起こそうともしなかった。
だから、真剣に好きになっていなかったということだ

もしかしたら、何事にも真剣さが足りないのかな?

そのうち、真剣になろうとしても出来なくなるときが来るだろう。
だから…という訳ではないが、真剣に何かに向かい合いたい
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