あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

いてつく

2011-01-31 07:39:58 | つれづれ
空気の冷たさを実感しながら、通勤路を辿っている。北国の方には笑われるかもしれないが、「凍てつく」という言葉が浮かぶ。

通勤電車が駅に着く度に冷たい空気が入ってくる。それは体の中の「冷たい」という感覚を刺激するが、その冷たさが、暖房で澱んだ空気を入れ換えてくれるのもあって、心地いい。

このくらいの寒さは、外出を億劫がる理由にはならない。それでも外に行きたがらないのは気持ちの問題で、その気持ちは気温と関係なく凍てついたままだ。

ただ、今その心を溶かしてしまったら…という怖さがある。だから、まだしばらくはこの心を凍らせておこう。
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夕暮れどき

2011-01-30 22:11:44 | 見上げる

日がな一日読書を…と考えていたが、朝から寒さが厳しく散歩も行けず、ならば部屋の掃除をと張り切りだした。

昼を過ぎ、15時頃になりこれ以上は進まないと判断して、出かけることにした。

車を出してしばらくして、豊海埠頭に行きたくなった。以前はよく海を見に車を走らせていたのだが、そういえば最近行っていない。一昨年に車を乗り換えてからは一度も行っていないように思う。

埠頭の先に着くと、太陽が西の空に沈みかけていた。車を降りると寒さを実感する。海の際なので余計に寒い。だが、その空を見ていたら寒さは気にならないわけではないが、心が温かくなるというか、そんな気持ちになった。

雨雲と言うか雪雲と言うか、灰色の雲が垂れこめていた。だが、その先は途切れていて、青空があった。水上を遊覧船がゆっくりと進んでいく。

境界線のあたりの雲がだんだんと夕日に染まっていった。何だろう、神々しいと言ったら言い過ぎかもしれないが、その空の移り変わりをずっと見ていた。

一隻の屋形船が提灯を灯して海から上がってきた。冬空の下の舟遊びがうらやましい。

あの屋形船は浅草に向かったのだろうか、昨年の今頃は何度も足を運んだが、今年はまだ行っていない。再来週、行ってみようかどうしようか、まだ迷っている。

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トワイライトヨコハマ

2011-01-29 23:29:21 | 前に進む

横浜そごう内のそごう美術館で開催されている『三代徳田八十吉展』を観に行った。一瞬テレビに映った作品を観て、「これは」と思ったのだが、ついつい行きそびれていた。

会場に着いたのは14時を少し回った頃だったのだが、ちょうど学芸員の方による解説が行われていた。ただ「行って観てみたい」という気持ちだけで、ネットで少し確認したくらいでは、その作品や人となりを理解するには足りなすぎる。だから、こうした企画はありがたい。

ガラス質に包み込まれた作品は、彩色前にグラインダーや紙やすりを用いて丹念に面を整えられる。ほんの小さな穴すらも、溶けた釉薬がその穴に溜まり、その流れを乱してしまうからという理由で埋められ、なめらかな面が作られていく。そして、その面に下書きをし、グラデーションを出すために釉薬をのせていく。そんな説明を聞かなければ、ただ美しいというだけの感想しか残らなかったかもしれない。それにしても、ガラス質が冷えるときに描く細かなヒビまでも美しい。これらの作品を生み出した三代目は一昨年亡くなられたとのことで、それは残念ではあるが、彼の娘さんが四代目となり、新たな九谷焼をつくっていくのだろう。

次に、すぐ隣の日産ギャラリーに向かった。今話題の電気自動車『リーフ』を見てみたかった。展示車両に乗っただけでは、力強い加速などの特徴がわかるはずもなく、ただ、新しい車だということを感じただけだった。

ドラマ『Q10』を観ていた時、「電気自動車ってロボットのようなものなのかな?」と思ったが、それを確かめるにはまだ時間がかかりそうだ。そして、我が家の車が電気自動車になるには、さらに時間がかかるだろう。

もう一か所、寄ってみたいところがあった。新しくなったNHK横浜放送局『ハート展』が開催されていることを知ったのは昨日の夜だった。以前一回観に行ったときに感じた思いを、もう一度味わいたいと思った。ホームページには「障害のある方が綴った一編の詩に対して、各界で活躍する著名人やアーティストが「ハート」をモチーフにした様々なアートを添えた、50組の詩とアートによる展覧会」と書いてあるが、その詩がいい。飾りがない。そして、そこに添えられたアートがその詩と合わさり、世界を広げる。素敵な言葉を忘れないように、ここでも図録を買い求めた。

この建物は神奈川芸術劇場も入っていて、多くのお客さんで賑わっていた。

すぐ近くには山下公園。黄昏時の氷川丸やマリンタワーを横目に見ながら、休む場所を見つけられず、結局駅から電車に乗り帰途に着いた。

充実した休日であっただろうか。でも、さまざまなものと出会ったのだから、それだけでも充実している。

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ゆっくり過ごそう

2011-01-29 17:24:01 | つれづれ
どこかでお茶でも飲んでいこうかと思ったが、適当な店が見つからず、帰りの電車に乗り込んだ。

たぶん、一つの場所で落ち着いて過ごすというのができない人間だから、だろうが、たまには日がな一日テラスで本を読むなんていう時間を過ごしてみたい。

なら、明日はそんな時間を過ごしてみようか…
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決断…でもないが

2011-01-29 13:23:43 | つれづれ
いつもとは違う時間だが、いつもと同じ電車のいつもと同じ場所に乗った。だが、目的地はいつもとは違う。

一瞬テレビに映った青く輝く陶磁器が気になり、先日舞台を見に行く前に寄っていこうと思っていたのだが、時間がなくなってしまった。

会期は来週末までだが、別の予定を考えているので、今日か明日しかない。いつもなら迷わず「明日」を選ぶのに…

ということで、これから横浜そごうに向かう。
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まよわず

2011-01-28 21:13:21 | つれづれ
電車の中、目の前に立った男がガサガサと音を立てながら新聞を呼んでいた。その音に嫌気がさし、電車を降りてしまった。

ちょうどジューススタンドの場所だったので、何か飲もうと思った。スタンプカードの空きは、「季節のスープ」と「バナナジュース」だったが、この寒さでは迷いはなかった。

少し暖まったので、あとは家を目指すのみ。
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ゴマスリ

2011-01-28 20:54:21 | つれづれ
久しぶりにゴマを擦ってみた。ほのかに香るゴマの風味の優しさに、ついうとうとしてしまう。

ゴマすりは苦手だ。生きていくためには必要なのかもしれないが、自分に嘘をついているようで、そうしようと思うだけで顔がひきつる。または、腹の中では相手を小馬鹿にしながら、すれすれの言葉を選んで持ち上げることはある。だが、やはり後味は悪い。

さて、たまに夕食を外で取ろうと思っても、どこに寄ったらいいのか迷う。結局入ったとんかつ屋さんは、気づいたら以前入ったことのある店で、結局冒険ができない人なんだと肩を下げた。

食後にふらふらと歩いていたら、温かな感じの洋食屋さんを見つけた。今度はここに入ろうと思うが、いい感じのカフェは見つからなかった。

店も、人も、出会いのタイミングは大切だなあ…
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ベタ踏み

2011-01-28 07:14:20 | つれづれ
仕事については、昨年の夏頃からずっとアクセルを踏みっぱなしの状態が続いている。溜まったストレスを解消する術は、休日を怠惰に過ごすことくらい…というより、怠惰にしか過ごせないと言ったほうが合っている。

一般的に見て今の自分が怠け者なのか、それとも働き過ぎなのかはわからないが、疲れてはいる。残業をたくさんやっているわけでもないが、ホワイトカラー(という括りは好きではないが)の仕事の負荷は、時間だけでは測れない。その人がどれだけの仕事をしているかを測るのは、上司の目だけなのが現状だ。そして、その目が濁っていたり視野狭窄だったりしたら、自分を納得させるか、逃げ出すか、それとも、壊れるかしかないのだろう。

とりあえず今は壊れるわけにはいかないので、ただただ前に進むしかないが、その気持ちが途切れたらひらひらとどこかに行ってしまうのだろう。「止まれの標識はまだ見えない。」
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♪ラ♪

2011-01-27 06:58:01 | つれづれ
街にはさまざまな音が溢れている。耳を塞ぎたくなる雑音もあれば、耳を傾けたくなる音色もある。それらが混ざり合うとき、意識の持ち方により音色を選び取ることも、完全ではないができたりするところが不思議だ。

その音源を辿っていったら、なにか新しい出会いがあったりするかもしれない…なんて思いながら、街歩きするのもおもしろいが、秒速340mの先にいるのがハーメルンの笛吹き男だったりしたら…

まあ、空に浮かぶ音符でも眺めていよう。
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いつもの道

2011-01-26 07:25:30 | つれづれ
さほど興味もなかったサッカーの試合だが、ふと途中経過を見てしまったので、最後の場面を見た。だが、さほどの感動もなく、すぐに眠りについた。

多くの人が関心を寄せることには、それなりの何かがあるのだろうが、僕にとっては、その時点で魅力が感じられない。群れたがらないし、群れている人を軽蔑すらする。

ただ、眠りにつく前に、なぜか漠然とした不安を感じた。このまま後に託すものもなく消えていく自分を思った。それでも眠れたんだから、それくらいの不安なのだろう。で、今日もいつもの道を進む。
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