

今日は東京で桜の開花が発表されたというけど、どこかピンとこない。天気予報ほど暖かくならなかったこともあるけど、行き帰りの道で桜の咲く様子を見ることができなかったからだ。
近所の桜がライトアップされていたけど、よく見れば咲いた花に気付いたかもしれないけど、パッと見た感じ、開花したとは言い難かった。とはいえ、時期に咲くだろうから、文句を言うほどでもない。文句言っているわけではないけどね。
ところで、春の訪れって何によって感じるだろう。人それぞれなのかもしれないけど、桜の開花もその一つだし、ある人は花粉症だったり黄砂だったり。「三寒四温」は訪れというより、足音の方だろうか。言葉の表現というのは、難しくもあり、また面白くもある。
今年も何度か花見をしたいと思っているけど、あとは天気次第だろうか。と、その前に、明日の朝はどこかで桜が咲く様子を見ることができるだろうか。
今日は、茨城県の古河駅近くのコースに参加した。
これまで、その先まで行くことがあるものの、古河に行くという機会はほとんどなく、いい機会だなって思ったのと、ちょうど桃まつりが開催されているということで、それも動機になった。
上野を8時ちょうどに出る快速列車に乗り1時間弱。車内で本を読もうと思っていたのに、眠気に誘われ往きも帰りもほとんどページを進めることができなかった。まあ、それはそれとして。
歩いていくと、街の中心部あたりは電信柱がなく、すっきりした街並みが続いていた。その辺りは今回のコースにはあまり含まれていなくて、またの機会にということだと理解することにした。
桃まつりの会場である古河公方公園(総合公園)もコースに含まれていたんだけど、お酒を呑んでから歩くのもどうかなって思い、いったんスルーしてコースを歩き切ることにして、その後、歴史博物館などのスポットも素通りし、お昼過ぎにゴールの古河駅にたどり着いた。
さて、再び桃まつりの会場へと思ったけど、歩く途中で道路が渋滞しているのを目の当たりにしたからか、バスに乗って行くという選択肢を諦め、再び会場まで歩いた。たぶん、そのためにけっこうな歩数を稼ぐことができた…って思うしかないね。
帰りはバスに乗ったけど、ぎゅうぎゅう詰めだったからという訳ではなく、途中で降りた。そして、スルーしていた歴史博物館などのスポットに立ち寄ってみた。それぞれ短い滞在時間だったけど、それぞれ愉しめる場所だった。最後に訪ねた篆刻美術館では、地元の中学生たちが卒業記念で制作した刻印を見せてもらった。
規格がきっちり決まっているのかと思い見ていると、学校によってはサイズも異なるなど、先生の裁量に委ねられる部分が大きいのかな。でも、それはそれで面白いなって思った。外国にルーツを持つ生徒さんの作品もまたおもしろかった。そう、キラキラネームが多いなという印象も。
冒頭で、またの機会にということだと理解することにしたと書いたけど、少し先にはなるだろうけど、今回とは別の季節にまた訪ねてみよう。
一昨日、2つの美術館を訪ねた。そのうちの1つは東京都現代美術館。意欲的な企画展が行われていて、年1回ほど気になる展示を観に行く。この日行った『こうふくのしま』は、去年から行きたいと思っていたけど、ついつい予定を差し伸ばししていた。会期末が近づいてきていよいよそれもできないと思い、予定を組んだ。で、映画を観る予定と調整して、同じ日に予定を詰め込むことにした。
まあ、それはそれとして、現代アートとの出会いはその作品が気に入ろうとそうでなかろうと、愉しい。今回見に行った展示会は作風も異なる4人のアーティストの方が参加されていた。すべて気に入ったということはやはりなかったけど、出会えたのは素直に嬉しかった。
ところで、ほぼ同じ期間、同じ場所で開催されていたのが『坂本龍一 音を視る 時を聴く』という企画で、平日に休んで両方観に行ってもいいかなと思ったものの、休暇を取るタイミングを逸したのと、この作品展がNHK『日曜美術館』で紹介されたこともあり、諦めた。昨年秋の田中一村さんの展示会も、先日行った宮脇綾子さんのそれも、紹介されて以降来場者が増えたという。この日も多くの人が坂本龍一さんに会いに来られていた。
これからも気になる企画展を開催してくれることを愉しみにしながら、この日は次の場所へと向かった。
先日、香川県高松市を訪ねたときの動画をアップしました。