あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

闘志

2014-09-08 20:46:59 | 跳ねる


一昨日、昨日と、茨城県結城市で開催されたバレーボールVサマーリーグを観戦しに出掛けた。目当てはもちろん、久光製薬スプリングス。狩野舞子さんはじめチームのみなさんの活躍を楽しみに車を走らせた。

西部地区では3位と不本意な成績だったけど、その雪辱を果たしてくれることを願い、エンド席から声援を送った。まあ、いつものことながら初めはなかなか声が出ないんだけど、コートで舞う彼女たちの闘志溢れる姿にやがて大きな声援を送りたくなる。

主力メンバーを全日本に送り出している久光。そんな事情はあるものの、先月の国体九州予選で、セッターに転向した舞子さんがアタックを打っているという情報に「まさか」と思った。でも、試合ではロンドンオリンピック以来に目にする彼女のスパイクはキレていた。でもそれは、セッターとして再び花開く日を願う僕の気持ちを複雑にさせた。

でもそこでもう一つ、パイオニアから移籍した森谷史佳さんがフル出場し、クイックやサーブを次々と決めていく姿を見て嬉しさが溢れた。舞子さんとのコンビが良かった。それは先日、舞子さんへのファンレターに込めた僕の願いでもあり、センターも使えるという彼女の成長の証しでもある。

中大路絢野さんとのツーセッターによるゲームは、苦しいチーム事情から生まれた苦肉の策なのかもしれないけど、そして、初日は惜しいところまで行ったものの破れてしまったけど、他チームが羨むような可能性を感じた。そしてそれが若手のメンバーに対しても刺激となることを願う。そう、絢野さんのアタックも良かった。 クールに決める彼女はホントにカッコいい!

レギュラーシーズンでは「ピンチサーブの神様」的な活躍の石橋里紗さんの切れのあるセンター攻撃や、小柄ながらパワフルな村田しおりさんのスパイク、強さと柔らかさを兼ね備える南波美紅さんのアタック、笑顔を絶やさず元気にボールを受け止める戸江真奈さんのレシーブと、見所満載だった。

西部地区大会で活躍した吉丸夏菜枝さんは今回はあまり出番がなかったけど、ウェイティングサークルから声援を送り続けていた。ケガでベンチから離れていた半田美咲さんは、まだ痛々しかったけど、この2日間はベンチに入りみんなのサポートをこなしていた。ムードメーカーの南美寿希さんは僅かな出場機会しかなかったけど、もっともっとアピールしてほしいな♪

気合い溢れるプレーでみんなの気持ちを引っ張る水田祐未さん、裏方に徹していた古藤千鶴さん、そして、コートに立つ仲間に精一杯のを鼓舞する座安琴希さんの精一杯の声援が観ている僕らにも届く。

昨日の5・6位決定戦はトヨタ車体を相手に勝利したものの、カナニ選手が加わったらと思うと安心は禁物だ。もちろん、誰も安心などしていないだろう。プレミアに昇格した上尾と、その勢いを止め夏の女王となったNEC、それぞれ実力を感じさせた。そんな中、この戦術を更に磨くのか、それともその先に新たな手があるのか、いずれにしても、今年も引き続きこのチームを応援する。

Happy birthday!

2014-07-15 23:49:39 | 跳ねる


今日は応援しているバレーボールの狩野舞子選手の誕生日だ。

彼女を知ったのは5年ほど前だろうか。「シンデレラ舞子」ともてはやされ、その美貌に目を奪われた。でも、その頃はそれほど関心を寄せることはなかった。

その後、ロンドンオリンピックで再び注目を浴びたものの、出場機会は限られた。それでも、必死にボールを追いかける姿が印象的で、応援したいと思った。

アタッカーからセッターへの転身は思うようにいっていないようだけど、いつか花開く時を待っている。

お誕生日おめでとう!

バレーボール好き

2014-03-23 22:00:00 | 跳ねる

来月開催される バレーボール Vプレミアリーグ女子 ファイナルラウンドのチケットを確保した。コートサイドの席がよかったけど、東側のコートエンドだった。それでも、サーブの際の臨場感が味わえると今から期待している。

バレーボールを視るきっかけになったのは、モントリオールオリンピックだった。今となっては巨大な電光掲示板くらいしか記憶がないけど、あのとき確かにバレーボールを見ていた。

その後、荒木由美子さんが主演の「燃えろアタック!」というドラマを視てバレーボールが好きになった。テレビ局の狙い通りだったけど、今も続くとは思っていなかっただろう。

ちなみにこのドラマについて調べてみると、翌年のモスクワオリンピックを見据え、1979年から翌年まで約1年半放映され、原作は石ノ森章太郎(石森章太郎)さんだった。「がんばれロボコン」などの流れを組む作品だったんだな。

当時のソ連によるアフガニスタン侵攻に対する抗議として、アメリカはじめ西側諸国はモスクワオリンピックをボイコットしたので、そこもテレビ局の狙いが外れた(こちらの方が断然大ハズレだ)。柔道の山下康裕さんの涙が印象的だったけど、バレーボールや他の競技の選手たちも同じ思いだったのだろう。

その頃活躍していた選手と言えば、横山樹理さんだったかな。そして、江上由美さんがそのあとに続き、山田義雄監督率いる日立の黄金時代が続いた。そんな中、僕より少し年上の一人の若い選手の登場に心がときめいた。そう、中田久美さんだ! 今も時々お茶目なところを見せてくれるけど…いや、今も可愛い。この前岡山での試合のあと、用事があったのか選手たちとは別に部長さんらとタクシーに乗り込まれるときに拍手を送ったら、少し照れてたのか、その表情が可愛かったな。

その後は全日本の試合を視るくらいだったのが、日本リーグに興味を持った。益子直美さんの登場にハッとした。今でもあさイチ等で拝見するけど、相変わらず美しいなあと思う。選手時代はあまり話さない印象だったけど、気さくないい人だ。

その後、「かおる姫」と呼ばれた菅山かおるさんに興味を持ったりしたけど、そこまでのめり込むことはなかった。それは、「シンデレラ舞子」の登場に対してもだった。

ところが、一昨年のロンドンオリンピックを控え主力選手が固まる中、残る選手枠を巡って彼女がクローズアップされ、両足のアキレス腱を断裂するなど幾度のトラブルに見舞われながらも諦めない姿勢に、次第に彼女を応援するようになった。正直、美人であることも理由だけど。。

ロンドンオリンピックでの活躍は彼女の意図していたところではなかっただろう。それでも、中国との試合では効果的な活躍を魅せてくれた。銅メダルは誇っていいと思った。

その後、新宿のスポーツ用品店で彼女が一日店長をされることを知り、暑い中出かけ、全日本チームユニフォームのレプリカを購入し、彼女と握手や記念撮影をしてもらった。

1シーズン目は直接応援には行かなかったけど、昨年秋の東京国体以降、埼玉・所沢での開幕戦、連敗に終わった兵庫でのホームゲーム、そして先日の岡山での試合を観戦した。そして、ゆっくりとではあるけど狩野舞子さんが成長を続けていることを感じた。

昨日の沖縄・那覇でのレギュラーシーズン最終戦では第3セットからセッターを任され、1セット落としたものの、第5セットまでを務めた。第5セットで交代させずに彼女を送り出した久美監督の心意気と、監督の期待に見事応えた舞子さんの活躍が嬉しかった。

だから、これからも彼女を応援し続けよう!

負けても…続き

2014-01-25 20:55:18 | 跳ねる


2日目は早朝に宿を出て、まずは東遊園地に向かった。4年前は17日に訪れ、多くの人たちと共に犠牲となられた方々を悼んだが、2日後のこの日は時折散歩する人を見かけるくらいだった。





その後、平清盛ゆかりの地や南京町、そして生田神社を回り、どこかで昼食を食べてからとも思ったけど、三宮で見かけたパン屋さんでパンを買い、地下鉄に乗り総合運動公園駅を目指した。



駅に降りると雪が降っていた。朝方も降られたけど、すぐに晴れ間が出たので大丈夫だと思っていたのに。まあ、降りも弱く、すぐに止んだので良かった。会場に着くと既に大勢のファンが列を作っていた。指定席を確保しておいて正解だったとこの時は思った。

ファンクラブ特典のガチャガチャで、試合後に行われる選手によるサイン会への参加券が当たった。ファン歴がまだ浅いのに申し訳ないと思いつつ、選手の皆さんと話す時のことを考えカレーパンを食べるのを我慢した。

第一試合は、東レVSパイオニア。前日スプリングスに勝利しさらに波に乗る東レは思う通りに試合を進め、パイオニアを下した。この試合では、パイオニアの冨永こよみさんとともに、東レの高田ありささんに注目した。



高田さんはゲームの合間に見せるちょっとした仕草が可愛らしく、威圧感を感じさせないんだけど、試合が始まると「あれっ?」という感じで次々とアタックを決め、レシーブも安定感がある。スプリングスと対戦する時は嫌だなあと思うけど、他のチーム相手だと素直に見惚れてしまう。



彼女がいるから迫田さおりさんの負担も軽減され、のびのびとプレーすることができているようだ。ペーニャさんや二見梓さんもその波に乗り、チームとしての勢いがあった。試合はストレートで東レが勝利した。ただ、パイオニアは連敗したものの、善戦したという印象を受けた。





2試合目はスプリングスが日立と対戦した。日立は江畑幸子さんがスターティングメンバーとして登場した。前日の活躍から、もう心配はない。心配なのはむしろスプリングスの方だ。そう思ったからという訳ではないだろうけど、この日も序盤から大差をつけられた。



僅差ならちょっとしたチャンスで挽回することも可能だけど、この点差では…と、悲しくなった。それは、集まった多くのスプリングスファンも同じだったろう。繰り出す攻撃は阻まれ、相手の攻撃は止められず、またミスを重ねる。せめて1セットでも取ってくれたらという最低限の願いすら叶わなかった。申し訳ないが、そこには「女王」と言われた姿の片鱗すら感じられなかった。



途中、先月入団したセッターの中大路絢野さんが登場し、第3セットはスターティングメンバーだった。それほど長い時間ではなかったけど、闘志が伝わってきて、将来が期待される。狩野舞子さんにとってはライバルとなるけれど、同じくセッターの南美寿希さんとともに競い合い成長してくれたらと思う。

この日もサインボール投げ込みが行われた。僕は隣の子どもたちに投げてほしいとアピールした。すると、長岡望悠さんが応えてくれた。ありがとう(^^)/

試合後、サイン会に笑顔で参加したかったけど、あまりの試合展開に落胆するとともに、ファンとしてどうすべきか考えた結果、参加しないことにした。それを伝えに会場に行くと、ファン仲間がいたので、彼女たちに譲ることにした。ファンとしては直接励ましの声をかけるべきだったかなとも思うけど、僕自身のためには良かった。



サイン会には参加しなかったけど、狩野舞子さんには直接声をかけたかったので出待ちをしようとバスを探した。ところが、前日の姫路とは違い一般のファンが選手とふれあう場所がない。遠くから手を振ったりしてアピールしたものの、選手には伝わらなかった。それでも、大阪・池田市から来たという中学生のファンと語らったりしていたので、待ち時間の長さは感じなかった。

でも、しびれを切らし柵を乗り越えて選手の元へと向かった。舞子さんはすでにバスに乗ってしまったようだったが、岩坂名奈さん、石井優希さん、そして石田瑞穂キャプテンがいた。長岡望悠さんはちょうど去っていくところだった。で、僕は石田さんに「次こそ勝って下さい!」と声をかけた。石田さんはいい人オーラを放っていた。舞子さんのブログではいじられキャラの彼女だけど、それも彼女の優しさあってのものなんだなあと、ちょっと惚れてしまった。

まあ、そんな優しい人だけど、舞子さんの友達だとしても、舞子さんあてのメッセージとおみやげを託すのは失礼だと思い、そのまま持ち帰った。。

とても悔しさの残る週末となった。でも、このままシーズンが終わってしまうとも思えない。まだ2legが始まったばかりだ。だから再び応援に行くことにした。とりあえず、3月に岡山に行く手配をした。またファンクラブのチケットが1枚あるから、もう1回分はチケットを買おう。そして、今度は指定席ではなく自由席にしよう。まあ、指定席は売り切れなんだけどね。。応援団の一人として声援を送る。そして、三脚を構えて写真を撮るのも止め、試合に集中する。

負けても…

2014-01-23 23:59:30 | 跳ねる
先週末、Vプレミア女子・久光製薬スプリングスの試合を観に姫路と神戸に行った。昨年秋の国体で佐賀県代表として戦った試合と、やはり昨年の11月に行われた開幕戦を観て、今期は何度か観戦したいと思っていた。で、ホームである兵庫でのゲームを選んだ。

ホームゲームであることに加え、多くの全日本メンバーを擁することもあり、会場には多くの観客が集まっていた。これはチームにとって励みになるだろうと思いつつ、まずは第一試合のパイオニアVS日立の試合に注目した。

日立はしばらく全日本メンバーの江畑幸子さんがコートに立っていなかったので心配ではあったが、彼女不在であってもいい戦いを続けていて、スプリングスも既に敗けを喫している。この日も好調にゲームを進め、1セットを先取した。



そして、2セット目途中から江畑さんがコートに立った。全日本でもそうだけど、その瞬間、彼女の存在感の大きさを感じた。それは僕だけでなく、会場に集まった人たちのほとんどが感じていたように見えた。そして彼女はこれまでのブランクを感じさせることなく次々とスパイクを決めていく。けれども、活躍するのは彼女だけでなく、メンバー全員が力を出し切っている。その結果、日立がパイオニアをストレートで下した。



この試合では日立のチーム力を感じたが、一方のパイオニアも健闘していた。そして、バランスという点でも悪くないと思った。そう、よく拝見させてもらっているこちらのブログで注目されているセッターの冨永こよみさんは、表情に闘志の強さが表れていた。中田久美監督が狩野舞子さんに求めているのはこういうところなのかな…と思いながら彼女のプレーを観ていた。パイオニアは何か一ついい材料が加わるとグッと伸びる可能性のあるチームだと思う。

第2試合はスプリングスVS東レ。前評判では首位を争う2チームだったけど、現時点ではスプリングスが出遅れてしまっている。それは、ファンでなくても、アンチの人たちにとっても誤算であったろう。ただ、スプリングスも前期のレギュラーシーズン中は東レには勝ち続けたものの、NECに勝てずに2位に終わっている。



一方、東レは初戦でスプリングスに負けたものの、その後は順調に勝ち星を重ねている。初戦では徹底的に狙われていたペーニャ選手だが、この日は全く違う印象を持った。攻守にわたりいいプレーを続けていた。



応援席は大勢のファンで埋まった。僕はその中の一人として声援を送った。はじめのうちは恥ずかしくて声が出なかったけど。

さて、今シーズンのスプリングスは序盤にモタモタして相手にリードを許してしまう展開が続いているけど、この日も同じような展開から1セット目を落とし、2セット目は久光らしさを垣間見せたものの、3、4セットをあっさり落とし、久々に東レ相手に敗けを喫した。東レの攻撃はことごとく決まる一方、スプリングスの攻撃はまるで読まれているかのように阻まれ、焦りからかミスが重なる。世界と戦うコートに立つメンバーはそこにいるけど、ちぐはぐな印象を受けた。東レの福田監督の喜ぶ姿が印象的だった。前監督が責任を取りチームを去ったこともあり、「打倒久光」はこのチームの今年の課題であったろう。



試合後にスプリングス選手によるサインボール投げ込みが行われた。負けた悔しさを忘れようとアピールしていたら、岩坂名奈さんがこちらに向かってボールを投げてくれた。えっ?と思うくらいにそのボールは僕の方に向かって来て、少し手を伸ばしたら自分でもナイスキャッチと言いたくなるくらいに手の中に収まった。嬉しかった。けど、隣にいた小学生の女の子たちが羨ましそうにしているのを見たら、このボールは彼女たちが持っていた方がいいんじゃないかと思い、手渡した。「いつかバレーボール選手になったらサインをちょうだい」と頼んだ。その言葉が重荷になることはないだろうけど、彼女はきっと岩坂さんのサインボールを大切にしてくれるだろう。



既に日が落ちた体育館の脇では選手たちを出待ちする大勢のファンがいた。ちょうど東レの迫田さおりさんが出てきて、サインを求めるファンに笑顔で応えていた。全日本のトップ選手だというのに、ファンのことを大切にする彼女に惹かれた。

狩野舞子さんにメッセージとおみやげを渡したかったけど、風邪気味だったので移してはいけないと思い、翌日に神戸で渡すことにした。

けっこう遅い時間になったので、姫路で食事をしていこうと駅近くで店を探した。行きの飛行機内で読んだ機内誌に載っていた「どろ焼」を思い出して店を探した。で、一軒のお店に入りいろいろ話をしていたら、ここが機内誌に載っていたお店だった。

どろ焼やオススメの焼きそばをいただき、姫路を後にした。そういえば、姫路城を見ることもなかったけど、工事中だからいいかな。

元町に着き、4年前にも泊まったホテルにチェックインした。で、行きの機内でいただいたポストカードに狩野舞子さんへのメッセージを書き終えたところで力尽き眠りについた。

皇后杯バレー

2013-12-15 23:45:00 | 跳ねる
今年の皇后杯バレー決勝は、久光製薬スプリングスが岡山シーガルスを下し、連覇の栄冠を手にした。

東京で行われていたので、一度は会場に足を運ぼうかと思っていたけど、先月末にVプレミアの試合を観に行ったのと、先週は沖縄に行っていたのとで、今週は自制して家にいた。でもBSで中継があったので良かった。

第一セット序盤はシーソーゲームから中盤にシーガルスが一歩抜け出す展開となった。ここで、狩野舞子さんと野本梨佳さんが2枚替えで入り、舞子さんがいきなりサービスエースを決めた。

数少ないチャンスを活かした彼女に心の中で拍手を贈った。でも、それ以上に嬉しかったのは、その後の彼女の顔が凛々しく見えたことだった。勝負しているという顔だった。
その後、サーブを失敗したものの、敢えて勝負に挑んだんだと思う。そして、この2枚替えでシーガルスに傾きかけた試合を再び引き戻したと言ってもいいだろう。

その後スプリングスは第一セットを取り、第二セットもジュースに持ち込まれながらも何とかものにした。セットカウントは2:0だけど、ここまでは正直互角の戦いに見えた。

だけど第三セットはやや一方的な展開となり、スプリングスの底力を感じさせてゲームセットを迎えた。圧巻だった。

シーガルスもいい試合をしていた。スプリングスよりミスも少なかった気がするけど、それは勝負に対する意気込みの違いにも見えた。試合後の宮下遥さんの笑顔が映っていたが、逆にスプリングスが負けていたら、笑顔の選手はいなかっただろう…想像だけど。

それにしても、観客席の空き具合は懸命に戦う選手には申し訳ないくらいだった。そう言う自分も行っていないけど、来年は行こう。スプリングスが決勝に進むことを信じて!

その前に来月、姫路と神戸で行われるホームゲームを観に行く。

舞おう!

2013-12-06 06:52:46 | 跳ねる


先週末、所沢で行われたVプレミアリーグの開幕戦を観に行った。

10月に羽村市で行われた国体で、バレーボールの試合を初めて観たんだけど、その楽しさに「今度はVプレミアをぜひ!」と思っていた。

本当は石巻を訪れる約束をしていたんだけど、急に行きたくなくなってしまった。キャンセル待ちに手を挙げる人がいたので「それなら…」と思ったのと、他のほとんどの人が泥かきなどから現地を訪れている人なのに気後れしてしまったからだ。

前置きはそれくらいにして、応援している狩野舞子さんが所属する久光製薬スプリングスの関東での試合は、ファイナルラウンドを除き先週末だけだった。なので、石巻をキャンセルしたあとすぐに思い出してチケットを確保した。

少し遅れて行ったので、会場の所沢市民体育館に着いた時には第一セットのトヨタ車体VSJTの試合が始まっていた。なので、一セット目が終わるまでは近くで立ち見をし、その後席に着いた。

この試合もなかなかおもしろかった。竹下佳江さんが去って久しいJTはノーマークと言っては失礼だけど、あれあれっといううちに勝っていた。そう、奥村麻依さんというMBの選手が気になった。落ち着いてるなあって思ったけど、まだ大学を出たばかりとあとで知り、そう言われれば…と納得した。

第2試合はVプレミアリーグ一番の人気カードと思われる、久光製薬スプリングスVS東レアローズ。そして、久光の中田久美監督が「育てる!」と宣言した野本梨佳さんと狩野舞子さんがスタートから出場した。

狩野舞子さんは多くの人が知るように、バレーボール選手のなかでも屈指の美人だ。まあ、僕もそのルックスに惹かれたんだけど、両足のアキレス腱を断裂するなどで一時は引退まで追い込まれた。その後トルコのチームに在籍した後、昨年のロンドンオリンピックでは中道瞳さんと共に「2枚替え」要員として僅かだけど初めてオリンピックのコートに立った。

その姿を見て嬉しく思いつつ、本来のウイングスパイかーとしての活躍が見られなかったのは残念だった。それは彼女自身がいちばん悔しかっただろうし、現に今年に入りテレビのインタビューで語っている。

オリンピックの後、彼女の器用さに素人ながら「セッター転向なんてどうだろう…」と、そんな意見をネットで検索したりした。新宿で行われたサイン会を偶然知足を運んだ。テレビで観るよりずっと素敵で、でも、銅メダルを掲げる姿に少し寂しさを感じた。

だから、あの中田久美さんが彼女にセッター転向を打診し、彼女がそれを受けたと知ったときは嬉しかった。決して楽な道ではなく、ウイングスパイかーとして他のチームでプレーする方がいいのかもと思いつつ、敢えてそこに踏み出した彼女を応援したいと思った。

観戦した東レ戦は正直酷いなあと思ったけど、翌日テレビで観戦したトヨタ車体戦は少し立て直していた気がする。それでも、攻撃が相手に予想されやすかったのか、ことごとくと言っていいほどレシーブされていた。東レ戦は1セット目途中で古藤先輩に交代し、その後ストレートで勝利したけど、トヨタ車体戦は相手の気迫が勝っていたこともあり、フルセットの末負けてしまった。

それでも僕は、答えは時間と経験が出してくれるものだと思う。もちろん、彼女自身の努力は不可欠だけど、チーム全体のリズムを作り、攻撃を組み立てていくなんて、そんなに簡単なことではない。
彼女と久美さん、そしてスプリングスによる取り組みに批判的な意見も目にするけど、新しい風を吹き込むには今までの常識を越えた何かが必要だ。だから、これからも彼女たちの取り組みを応援する。

ということで、今シーズンもう一度くらい試合を観に行けたらと思う。