持続する夢

つれづれにふと気づいたことなど書き留めてみようかと
・観劇生活はえきさいてぃんぐに・日常生活はゆるゆると

女系家族 #10

2005-09-10 00:42:48 | テレビドラマ
TBSテレビ 『女系家族』 大逆転!復讐の切り札
演出:竹村謙太郎


文乃、早産ながら男児出産。矢島家の人々には、誰ひとり望まない子といわれていたけれど。両親に、これだけ望まれていれば幸せといってもいいんじゃないかと思った矢先。
望みのうちには、やはり財産が絡むのかと思わせる展開はヤだな。これだけ、敵だらけのなかで。子どもの出生届から胎児認知の手続きまでを、人に託すには。そうとうな勇気が必要だったことだろう。なんだけど。米倉涼子氏の文乃は、誰に任せるかを周到に値踏みし続けていたように見えてしまう。

片や、お月見に興じる矢島家の姉妹たち。お席での会話は不穏すぎて怖いよ。でも、総領娘の藤代は嫌いじゃない。尊大だけれど、躾どおりに育った素直さが感じられるから(←高島礼子さん、好き)。お友達にはなれないだろうけど(笑)。そうだ。回想シーンで、婿養子を使用人と言い放った大奥様(おばあさま)は貫禄だったなぁ。明治の女、というか。自尊心のかたまりのようだった。

父は。愛する女性の妊娠を、初めて心から嬉しいと思い。その子を待ちかねて。生まれるまで持たない自分を体を憂い。思いを託す。「古いしきたりでがんじがらめになった矢島の家を、解放してやってくれんか」「驕りたかぶった哀れな女たちの巣を。すべて焼き尽くしてやって、欲しいんだ」という言葉は。婿養子だった父の復讐でなく。娘たちを思う真心であればいいと願う。「親としてできる最後の仕事なのかもしれない」と言った、森本レオ氏の。優しい言葉の響きを信じていたい。

遺言を果たすために。親族会の前日に、本宅伺いを実現させる文乃。思いっきり、宇市さんの弱みを突いてたね。そして、時間を過ぎていても尚。ゆっくりと矢島家に向かう彼女の姿に。母の誇らしさだけでない、どこか勝ち誇った雰囲気を感じとってしまって。気持ちは、ちょっと三姉妹寄りになっている。次回最終回、録画も万端。観るよぉ。

    <特記事項> ←久しぶり(笑)
  • 藤代さんっ。いつの間に、梅村流の家元と将来の約束を!?
  • それにしても。『おとなの夏休み』とは対極にあるドラマだね(汗)
  • 早くも、秋のドラマの予告が。主題歌はポルノグラフティ!?(←好きなの)