持続する夢

つれづれにふと気づいたことなど書き留めてみようかと
・観劇生活はえきさいてぃんぐに・日常生活はゆるゆると

極烏(ごくう)

2005-06-15 01:49:56 | なんでもないこと
CMを見た。セピアに加工した画面の中に。独り青年が立ち、右手を見つめる。その手が。黒い羽になる。その瞬間、全身が黒い鳥に成り。雄雄しく羽ばたき去る。後には。鮮やかな黄色の帯をまとった飲料水。

とても綺麗な青年が黒鳥に変化する映画を見たことを思い出す。画面に居るのは木村拓哉氏で。これは。本人による実写化とも呼べる、とても贅沢なパロディでもある。

それにしても。SMAPという人たちは。いろんなところにいろんな姿で現れる。彼らの経歴が、商品の価値を示すに充分なのだろう。
近ごろ頻繁に目にする、缶コーヒーや栄養ドリンクのCMは。彼らがさまざまなことを体験してきたがゆえの、説得力がある。
新製品を語るには逆の。たぶん、「新しい」というキーワードを含むものが必要。決して新しい人たちではないのに。こういうことを表現するためにも、起用される。

たった数秒の立ち姿で。視線を捕らえ、想像をかきたて、商品へいざなう。CMには、最後のところが特に大事なのだけど。「たった数秒の立ち姿で」、役目をはたしていて。こんなふうに遭遇すると。このひとは、やはり逸材なのだなぁと思う。

ちなみに、この『極烏』。濃い烏龍茶。なのに渋味苦味など、舌をさすものが一切なく。冷温でも常温でも旨い。一気にお気に入り(←渋い緑茶が苦手なヤツの評価ですが)。