鴻風俳句教室

皆さんのホームページです
写真と俳句で美を追求しましょう
そしてこの世に生まれてきた証を残しましょう
 

鴻風俳句教室 いろは加留多 絵本的俳句

2014年08月11日 10時34分28秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ



>{い}一位の實真つ赤ぞ伊勢の五十鈴川:梶 鴻風(北海道)



>{ろ}炉を開き六方払ふ大徳寺:檜森 一勝(北海道)



>{は}晴着着ておすまし顔の七五三:須藤 花恵(神奈川県)



>{に}にらめつこ笑ふが負けよ日向ぼこ:鈴木 恵美子(北海道)



>{ほ}蓬髪の鬼の荒ぶる里神楽:石破 利久(兵庫県)



>[へ]偏屈もまあるくなって日向ぼこ:小原 夕花(茨城県)



>[と]蟷螂に根性といふ強さ見ゆ:林 江梅(兵庫県)



>[ち]茶の花や平安の仮名まろやかに:高井 瓢花(神奈川県)



>[り]竜の玉ぶつかり弾む石の上:服部 麻衣(東京都)



>[ぬ]縫初や祖母の名前の残る箆:太田 紀子(大阪府)



>[る]ルーペ手に読む新聞や冬籠:石破 利久(兵庫県神戸市)



>[を]男手をあてにしにけり松手入:山下 良子 (静岡県)



>[わ]侘助の紅の一輪客迎ふ:小田部 薫子 (東京都立川市)



>[か]寒紅梅農家の庭の日を集め:徳村 朋子 (東京都立川市)



>[よ]夜なべする夢で見る母若かりき:斜木 美秋 (鹿児島県霧島市)



>[た]多弁なる少女のゑくぼ雛あそび:高井 瓢花(神奈川県)



>[れ]練炭の目玉数へた母の留守:池窪 弘務(奈良県)



>[そ]草原にゆばりし子等や春の雪:持田 清月(神奈川県)



>[つ]爪磨きおめかしをして春の旅:横山 文子(北海道)



>[ね]ねぎらはれ酒のはかどる葱鮪(ねぎま)鍋:梶 鴻風(北海道)



>[な]菜花道まつすぐ駈けて逢ひに行く:小原 夕花(茨城県水戸市)



>[ら]落書きに芸術称へ山笑ふ:小田部 薫子(東京都立川市)



>[む]貉たち夜は里にて遊びをり:中野 壽子(茨城県阿見町)



>[う]うたかたの恋の思ひ出花筏:池窪 弘務(奈良県磯城郡田原本町)



>[ゐ]ゐなか道声をかけあふ遍路笠:片山 明俊(兵庫県神戸市)



>[の]野蒜摘む少女の頬の赤きこと:谷口 千枝(鹿児島県薩摩川内市)



>[お]思ひ出を辿る小さな海水着:檜森 一勝(北海道札幌市)



>[く]薫風の中退院の荷をほどく:須山 千廣(兵庫県神戸市)



>[や]寄生木の高みに揺れる藤の花:小森 豊水(兵庫県神戸市)



>[ま]マンモスの化石探しや夏休み:石破 利久(兵庫県神戸市)



>[け]剣玉で競ふ兄弟昭和の日:須藤 花恵(神奈川県葉山町)



>[ふ]踏切に待つ間を惜しむ白日傘:白峰 亀庵(北海道恵庭市)



>[こ]古書店の親父のあくび春炬燵:小原 夕花(茨城県水戸市)



>[え]海老で鯛狙ふ釣師の竿並ぶ:片山 明彦(兵庫県神戸市)



>[て]天道蟲けふはテラスに来て眠る:林  江梅(兵庫県神戸市)



>[あ]青鷺の佇む湖沼カヌー漕ぐ:鈴木恵美子(北海道千歳市)



>[さ]五月雨の濁流沖まで吉野川:太田 紀子(大阪府島本町)



>[き]絹莢のソテーとミルク遅き朝:梶  鴻風(北海道恵庭市)



>[ゆ]夕立やいつもの席にアンパンマン:服部 麻衣(東京都立川市)



>[め]目高にも0.1ミリの目が動く:横山 文子(北海道千歳市)



>[み]蜜蜂の飛び交ふ畑や鎌休め:須藤 花惠(神奈川県葉山市)



>[し]獅子舞のありし昭和を懐かしむ:中野 寿子(茨城県阿見町)



>[ゑ]豌豆の筋取る妻の独り言:持田 清月(神奈川県川崎市)



>[ひ]蜩や野良は辞めろと鳴きをれり:斜木 美秋(鹿児島県霧島市)



>[も]もう少し待ってみようか月見酒:谷口 千枝(鹿児島県薩摩川内市)



>[せ]背負投げ見事に決まり初稽古:石破 利久(兵庫県神戸市)



>[す]すいとんの鍋卓袱台に終戦日:小田部 薫子(東京都立川市)



>[ん]ンゴロンゴロ雌ライオンの三尺寝:鈴木 恵美子(北海道千歳市)



>[京]京焼きの五山の紅葉朝の茶事:檜森 一勝(北海道札幌市)