#1290 調和して・・

Arrived　Energy　On　Earth
#1290 調和して・・

アセンデッドマスター・セラピスベイのウィークリーメッセージ
チャネラー：Julie Miller 2014年5月2日

あまりにも多くの愛する魂達が、前向きに幸せでいることに努力しているため、
悲しみを感じることを、忘れたり恐れたりするのをよく見かけます。

神の美しい子どもたちよ、悲しみを知らずに幸せを本当に知ることはできません。

皆さんは対比と逆説の世界に生きていますが、
その中で、あらゆる対極、あらゆる違いに調和とバランスを見いだせるようになる必要があります。

皆さんがやっと、健康な自尊心を持つことの大切さを理解し、ポジティブに考え、
ポジティブであろうとしていることを、私達は大変嬉しく思っています。

しかし人生が皆さんに与える困難をうまく乗り越える力を持つまでは、皆さんは完全ではありません。

そのような困難こそが、人生における優しいもの、穏やかなもの、良いものを教えてくれますし、
皆さんが直面してきた困難や試練が、幸せになることの意味を教えてくれたのです。

試練なしに、どうやって学べばいいのでしょう。

当然のことながら、ポジティブな感情で働くのは大変気分のいいものですが、
一方で、哀しみの大波に心を揺すぶられ、とてつもない絶望と悲しみに動けなくなってしまうのも、正常で人間的なことです。

愛する者達よ、覚えておいてください。

皆さんの感情や感覚は、何かを教えてくれているのです。

皆さんに終わりのない学びを提供してくれているので、そのような感情なしには、真に幸福とは何かを知ることができません。

もちろん皆さん一人ひとりが幸福について独自の考え方をお持ちでしょう。

ある人にとっての幸福の意味は、別の人には全く当てはまらないかもしれません。

愛する神の子どもたちよ、多くの人にとって幸福とは、世の中と十分に関わりを持っている時、
あるいは計画を達成する時に感じられるもの、それもかつては一人で途方にくれた経験がある場合には、格別に。

存在するという豊かさは多くの兄弟や姉妹たちによって好ましいものとされており、
その関係がどれほど長く続くかにかかわらず、多くの人は友情を育み、パートナーを見つけ、調和に浸るのを楽しんでいます。

愛と友情がとても豊かであり、必要とされるのはなぜでしょう。

ご存知のように友情を築くのは簡単ではありません。

双方の人間関係の深さによりますが、同等のギブ＆テイクを必要とします。

人と人との関係は、とても深く幅広い満足感を与えてくれて、自分が健全かつ完全だという感覚を得ることに役立ってくれます。

しかし、深い理解に到達するまでには、人間関係は予想外な混乱に陥ることもありますし、
失望の道に連れて行かれることもあります。

それでも、教えてくれることは多大であり、単にポジティブなことだけでなく、
ネガティブなことも理解するのは皆さん一人ひとりの気持ち次第。

そしてそこから学ぶべき豊かな情報と、さらに成長する礎をもたらしてくれるのです。


心が折れた時、惨めな時、人生が意地悪で不公平だと感じるかもしれません。

失望のさなかにある時、人生の味気なさに気付くのはたやすいことです。

そして幸福感だけが、あなたが存在し続けること、あなたにとってごく自然でいるための目標となり、
今現在悲しいというあなたの側面を脇へ押しやってしまいます。

神の最愛の子どもたちよ、それでは人間でいることの最も大切な真実のひとつをわざと無視することになってしまいます。

悲しみはそれ自体本物です。

ほかの感情、たとえば幸福感と同じように本物です。

皆さんの人生が逆説に満ちているので、ある感情を自分の一部として認め、
別の感情は認めないということはできないと理解するのは大切です。

大事なことは、人生にバランスと調和を取り入れること、人生の荒波の時期に心の平和を保つことです。

喜びや幸せ、皆さんを包みこむ満ち足りた気持ちを理解できるのは、失望や悲しみを経験し、
味気ない毎日の仕事に閉じ込められたように感じた時との明瞭な落差があるからですよ。


あらゆる親は「子供にはただ幸せでいてほしい」といいますが、
神の最愛の子どもたちよ、それだけを本当に望んでいるのですか？

皆さんは子供に幸福感だけを与え、ほかの経験を奪っていいのですか？

子供たちが幸福感しか知らなければ、失望や不公平感を経験した時に、対処の方法が分かりません。

もちろん、子供たちには幸せでいてほしいでしょう。

しかし、彼等が真に幸福であるためには、悲しんだりがっかりしたりすることの意味を学ぶ必要があるのです。

劇的で急激な変化・・離婚、死、転職、病気など・・このような時には気が動転し、
ストレスで押しつぶされそうになり、人や状況によってはパニックの波に飲み込まれそうになります。

急激な変化が社会を襲っても、同じようなことがさらに大きな規模で生じます。

不安な人々がどんどん増えていくのを目の当たりするでしょう。


そうです、大変動に適応していくのは容易ではありません。

人生を作り替えざるを得なくなることも、考え方を変えなくてはならないこともあり、
何事も自分ではコントロールできないことから、ショックで動けなくなることもあるでしょう。

周囲を見回すと社会の変化がわかります。

結婚の新制度を皆さんは受け入れました。

家族生活は変化しました。

経済状況と居住空間が原因で、出生率が下がりました。

経済危機の恐怖も感じる。

労働市場が変化し、情報技術革新に皆さんが飲み込まれています。

あまりにも多くのことに対処せねばならず、乗り越えて行かなければなりません。

そういう時、感情を持つのは、幸せと同じように悲しみを感じるのはあまりにも自然なことです。

激しい変化が起きている時に、バランスを取ることの大切さを思い出すのは難しいかもしれませんが、バランスはそこに存在しています。

皆さんの生活においても、バランスと調和は極めて需要です。

悲しみという感情があるのもかかわらず、意図的に幸福感だけを選ぶという偏った生き方はできません。

片方を否定するのは、まるで半分しか生きていないようなもの、半分しか完全ではありません。

皆さん一人ひとりがある程度の強さを持ちながら、同程度の弱さも持っており、片方だけ選ぶということはできません。

強さも弱さも多くのことを教えてくれます。

ちょうど皆さんの感情が多くを教えてくれるように。


益々たくさんの人が意図的にネガティブな感情を無視し、幸福感だけに意識を集中すると、
幸福感とは、欲望や要求を思いのままにすることの結果という、全く新しい意味づけがされてしまうでしょう。

幸福感を思いのままに得ることは、思いのままに欲望を支配し、エゴを喜ばせた結果だと考えるのは危険です。

というのは、愛する者達よ、悲しみや絶望は、欲求を思いのままにできなかった結果だということになり、
それはいかなる場合でも喜んだり悲しんだりするのを選べるという誤解につながるからです。


もちろん前向きに考えるのは、否定的に考えることよりずっとましです。
これは否定しません。

しかし現実的な思考は皆さんの成長や発達に絶対に必要です。

光と闇、喜びと悲しみ、その他皆さんの毎日にちりばめられる逆説が生命の核心にあり、
その生命の豊かさと美は現実的になることでよく理解できるようになるのです。


皆さんの中には、困難な状況にある人と一緒にいることに居心地悪さを感じ、
つい「元気を出して！」と言ってしまう人も多いでしょう。

哀しみを分かち合っているのではない人にとっては、このような言葉を発するのは簡単ですが、
人にとっては哀しみや嘆きの時期を経験し、通り抜けるのが大切だということが分かっていません。

痛みから逃れることで苦しみを立ち直ることはできません。

苦しみ、傷心や失望から来るあらゆる感情を経験することによって立ち直っていくのです。


神の子どもたちの多くが、愉快ではない経験による傷みや苦しみを耐えたあと、著しい成長を遂げたと言っています。

ですから皆さん、悲しむ時は悲しみましょう。

悲しみや失望とつきあう時間を、大急ぎで通りすぎてはいけません。

それぞれの感情を通り過ぎながら理解し、学び、そしてその経験からもう学ぶことがなくなると、喜びが訪れるのが分かるでしょう。

悲しみや重い感情はそれぞれ果たすべき仕事があり、それが果たされることで皆さんが立ち直り、
喜びや幸せを感じられるようになるのを理解して下さい。


私達は皆さんに完璧さではなく、完全性を求めることをおすすめします。

そして完全性に達したら、そこにある静けさと穏やかさを楽しんで下さい。

自分の我慢強さ、辛抱強さを祝い、身につけた落ち着きを楽しんで下さい。

皆さんは、将来あらたな課題が立ち現れた時に役立つ知恵となる、貴重な情報、知識を得たのです。

私達がありのままの皆さんを受け入れるのと同様に、皆さんもありのままの自分全体を受け入れてください。

今この瞬間に考える自分ではありません。

なぜなら、皆さんは成長しつつあり、毎日どんどん変化しており、
私達にはそういう皆さんの美しい前途と、皆さんの将来の姿が見えているからです。

自分自身や人生と調和してください、そうすれば悲しみを知っているのと同じくらい喜びを知ることになるでしょう。

そういうことです。

私はアセンデッドマスターのセラピスベイ。
ジュリー・ミラーを通じてお伝えしました。

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