改め Objective Technician

はぐれ技術者のやりたい放題

ラピッドプロトタイピングの利点

2010-01-07 22:01:14 | プログラミング
ソフトウェアのラピッドプロトタイピングについて



一般に,ソフト開発では初期の段階から最後まで仕様が変わらないことはまずなく,作っていく途中で分かってくる問題点や改善点などに基づいて仕様がしょっちゅう変更される.


なので,はじめから完成物を作るのではなく,先にプロトタイプを作ってそこから改良点を洗い出してまた作り直して…,というループを短い周期で何回も繰り返して完成に近づけていくという方法.


というか,意識してこれをやるというよりは,気づいたらいつの間にかこの形で動いていたというのが僕の周りでは普通.

たぶん.コーディングに限らず,研究でも何でも.




ラピッドプロトタイピングができると,相手の意見をその都度反映することができる,柔軟に動けるので作り直しのコストを抑えられる,などの利点がある.と言われている.




しかし僕は他にもう一点,決定的な利点があると思っている.

それは,相手に対して「仕事がこんなに順調に進んでますよ」とアピールする効果が絶大であるということである.

これは特に,ビジュアルに訴えるところだけ先に作って提案することで,さらに10倍くらい効果が高くなる.


視覚的に動くところを見せると,中身はまだできてないにも関わらず「仕事速いねぇ」という言葉を頂くことができたりするので,これで相手にファーストインパクトを与えておけば,あとはそれなりにいい関係で仕事が進められるというもの.