日時 平成30年5月12日(土)13:30~16:00
会場 高齢者活動支援センター 多目的室
講師 建築家、東洋大学ライフデザイン学部教授 工学博士 内田祥士氏
内容 戦後の建築の近代化、建築の工業化は設備の重装化により修繕することは技術的困難性を伴い、建築物のスクラップビルド化を促している。しかし、経済の成長がスローダウンし、人口減少が進み、住宅もオフィスも過剰供給に陥っている現在、住宅を新築することは限界にきている。これからは今ある建築資産を修繕してストックとして保つという技術的困難性を伴う道を歩まなければならない。「スクラップ&ビルドから営繕へ」である。営繕=営造+修繕 という本来の営繕の意味即ち築造を含めた意味、を取り戻すため、技術的困難性と向き合うことにより、現代建築の未来を広げることを目指したい。具体例として、リサイクルチェア(椅子)の例を挙げ、リノベーション時代の建築物の生涯にわたるデザイン、ライフデザインの方向性を示した。 以上